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来年のTop2指名は同じチームから?

8月25日から開幕するFIBA W杯をよそに来年のドラフトクラスについて今回も記事を書いていきたいと思います。ここ数年のドラフトクラスといえば、ウェンバンヤマ、バンケロ、カニンガムなど確実なスターポテンシャルのある選手が必ず1人以上おり比較的「豊作年」が続いている、と言われています。ですが、来年の24年クラスは彼らのような「明確なスター候補」を欠くことから弱いクラスになるのでは、と予想されています。そんな中でも高い天井を持ち、多くのモックドラフトにてトップ指名視されている2名の候補生がいます。そして彼らはなんと同じチームに所属しているのです。それも大学ではなくG Leagueに。今回はそんな2名の候補を紹介していきたいと思います。

Ron Holland  6'8/ 200lbs  - Forward

2005年7月7日生まれ(18歳)
出身高校:Duncanville High School (Texas)
受賞歴:
McDonald's All-American
Nike Hoop Summit
Texas Gatorade Player of the Year
FIBA U17 金メダル
FIBA U16 金メダル

地元Texas大への入学を取り下げ、G League Igniteへの電撃加入を決めたRon Holland。6'8のサイズに素晴らしい身体能力を持った彼は現時点で安全なトップ指名だと考えられています。その一番の理由は、彼が素晴らしいディフェンダーであるからでしょう。恵まれたフィジカルツールだけでなく常に高い意識をもってハッスルする彼のDFは必ずや現代NBAにおいて重宝されるはずです。また、オープンコートでの推進力やリム周りでのフィニッシュ力も素晴らしく、スラッシャータイプのフォワードとしての能力も一級品です。今シーズンは、いかにアウトサイドが上達できるか、セルフクリエーション能力の向上が課題としてあげられるでしょう。

Matas Buzelis  6'11/ 195lbs  -Forward

2004年10月13日生まれ(18歳)
出身校:Sunrise Christian Academy (Kansas)
受賞歴:
McDonald's All-American
Nike Hoop Summit
Kansas Gatorade Player of the Year

ドマンタス・サボニスやヨナス・バランチュナスなど、近年素晴らしい選手が出てきたリトアニア出身のBuzelisは6‘11というサイズながらガードのようなプレースタイルの近代型プレイヤー。このサイズながら相手のウイングやガードにマッチアップし、問題なくついていく事ができるクイックネスやウインドミルダンクができるほどの身体能力を兼ね備えつつ、今年の現地高校最大の大会GEICO Nationalsでは強豪Montverde相手に4ポイントプレーのゲームウィナーを決めるなど勝負強さも既にうかがえ、彼の選手としての天井は今クラスでも随一でしょう。ただ、課題は山積しているのが現状です。見てわかる通り、一番に挙げられているのは彼のフィジカルに関する問題。線の細さゆえに高校以上のレベルでは活躍ができないのではと危惧されています。また、「ガード」として扱うにはハンドリングがまだそこまで完成されているわけではなく、その点も問題視されています。

終わりに

2021年からジェイレン・グリーンやスクート・ヘンダーソンなど4人のトップ10指名を輩出してきたG League Ignite。この数字はカレッジなど全てのプログラムを含めても最大のものとなっています。今回は書くことができませんでしたがNBA Academy卒業生のThierry DarlanやFIBA U19 W杯のMVPであるIzan Almanzaなど楽しみな才能が今シーズンのIginiteには溢れています。G Leagueの試合は楽天NBAでも見れるものがあるので機会があればぜひ若手の活躍をご覧になってみてはいかがでしょう。

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