【シティリーグ2025 S3準優勝】ボムドラパルトデッキにロストシティを入れたワケ【全文無料(7,843字)】
こんにちは、エルフーン小瀬川(@eigasukiii)と申します。
今回は、シティリーグ2025 シーズン3で使用したボムドラパルトデッキについて解説していきます。
とはいえ、tier1のデッキタイプなので他のボムドラパルトデッキでも採用されているコアなカードの解説は省き、他であまり採用されていないカード(ロストシティやロストスイーパーなど)をどういった目的や経緯で採用するに至ったのか、はたまた実際に試合で活躍したのか、というお話をしていこうと思います。
※たまに他の方の入賞デッキでも採用されているカードではありますが、猿真似ではなく、自分なりの経緯やPDCAがあった上での採用になるので、それを言語化する場にできればと思います。
※最後に記録として、当日のマッチアップも載せます。
前回のシティリーグについて…
※「環境読みは大事ですね」という話なので、この項目は読み飛ばしていただいて大丈夫です。
2024年12月29日某所、シティリーグ2025 シーズン2に参加しました。
が、ボムドラパルトを使用して、3-3という無念な結果に終わりました。
負けた理由は明白で、『環境読みが足りなかった』の一言に尽きます。
当時のtier1であったドラパルトやサーナイトをメタるジャミングタワーの増加、ドラパルトのファントムダイブをメタるマシマシラの増加、後1スボミーを先2で簡単に処理する対応の浸透が、ボムドラパルトに対して逆風になっていたのに気付かないまま、テンプレに準拠してデッキを組んでいました。
それどころか、「マシマシラ入れたら強そう」というアバウトな理由で、練習で全く使わなかったネオラントとスタジアムを不採用にしたのは痛恨のミスでした。
シティ当日は6試合中2試合でジャミングタワーを張られ、ハイパーボールできらめく結晶と緊急ボードをトラッシュしてドロンチを持ってきていたりしたので、そりゃ2試合とも勝てませんでした。あと1試合はふしぎなアメの残り枚数を記憶間違いして負けました。なんとも無残な1日でした。
前回のシティリーグで使用した"勝てない"デッキ
今回のシティリーグで使用した"勝てる"デッキ
カードの採用理由や経緯、当日の活躍など
ロストシティ
環境デッキにジャミングタワーの採用が増えたせいで、スボミーをバトル場に出すための緊急ボードが使えなくなったり、ワザを使いたいターンにペパー→大地の器&きらめく結晶で解決しないシーンが増えました。
そこで、相手のスタジアムを割れるように、自分もスタジアム枠を3枠は用意したいと考えました。
はじめに思いついたのはボウルタウン。しかし、スボミーで相手の序盤の展開を止めながらボム+ファントムダイブで種切れ勝利を狙えるこのデッキにおいては、相手もただ乗りできてしまう(たねポケモンを出せてしまう)点がネックでした。また、ペパーとワタルを多く採用していることで序盤の安定性が高く、あまり使わないなという実体験を繰り返して採用を見送りました。
次に思いついたのはポケモンリーグ本部。しかし、これもスボミーとの相性の悪さから採用を見送りました。
原点に帰り、シンオウ神殿か…?となりましたが、ルギアなどの特殊エネルギーを動力とするデッキの減少を鑑み、活きる局面が少なすぎるという理由で採用を見送りました。
そんな中、巷にはマシマシラ3投サーナイト(たまにエネルギーつけかえまで入ってる)が増え始め、ドラパルトの時代終わったか…とも思いましたが、ここで気付きました。
苦手なポケモンを一生葬れば良いのでは。
その気付きに基づいてロストシティを入れて試したところ、マシマシラのほかヨマワルなどもロストに送ることができるため、相手の行動やサイド進行を制限できるという利点が多く、採用を決断。
ただ、ジャミングタワーを張られた時に縦引き以外でロストシティに辿り着く方法がなく(森の封印石が封じられるため)、緊急時にペパーから持って来れるロストスイーパーを1枚、ロストシティの代わりに採用することにしました。
ロストシティは今大会でも大活躍し、ロストバレットデッキのレジギガスや、リザードンデッキのヨマワル、サーナイトデッキのマシマシラ&サケブシッポなどをロスト送りにすることで、かなり戦いやすい状況を生み出すことができました。
テツノツツミ
たまに採用されているのを見かけるカードです。
リーサルにもなり、初動で相手の嫌な動きを発生させるガチカードです。
思い立ったのはドラパルトミラーの練習中、スボミーにファントムダイブ200点を与えた時でした。
170点どこいった?
あまりにダメージが無駄になりすぎてて衝撃が走りました。
このデッキの裏呼び手段は先にサイドを取らせてから発動するカウンターキャッチャーがメインですが、グッズロック下ではそれができません。というわけで、スボミーを避けたい一心で、テツノツツミに白羽の矢が立ったのでした。
実際に使ってみたところ、後1スボミーで2ターンくらい稼ぎたい盤面の時、先1で相手がバトル場のポケモンに手張りをした際にハイパーブロアーを打つことで裏のエネがついていないポケモンを引きずり出して逃げエネを要求したり、最終盤でこちらの残りサイドが1か2のときにHPが大きめなポケモンを盾にされた際、後ろの小粒ポケモンを擬似的に呼び出してリーサルを生み出したりと用途が様々で全く腐りませんでした。
ただ、逆にリーサルを逃しかねないため、使用するタイミングには注意が必要です。私はそれで今大会の優勝を逃しました。(アホすぎる)
ロストスイーパー
上述したように、スタジアムを割るために採用を決断しました。
それだけでなく、フワンテのおまもりやドラパルトの結晶など、相手の道具を無効化するジャミングタワーのような役割も果たすため、環境に刺さっているといって差し支えないカードだと思います。
今大会でも、ペパーからサーチしてジャミングタワーをロストしたのが1回、ドラパルトのきらめく結晶をロストしたのが1回、ネオラントスタートの試合でエネが引けず、なくなくネオラントに緊急ボードを付けて逃がしながらむずむずかふんを言って、次番にネオラントに付けた緊急ボードをロストして森の封印石を付け直したゲームが1回ありました。
使用用途が多岐に渡るうえ、ペパーで持ってこれるので、試してみて損はないカードです。
超エネルギー4枚目
どのデッキにも言えることではありますが、このデッキは特に手張りが重要です。
サイド落ちを考慮しない場合、最初の7枚(たねポケモン+その他6枚)とトップドロー1枚の合計8枚のなかにエネルギーが1枚でも含まれている確率は、
・エネルギーが6枚採用されているデッキで54.8%
・エネルギーが7枚採用されているデッキで60.8%
となり、おおよそ6%の差が生まれます。
練習中、エネルギーが全く来ないせいで初動が遅れるゲームなどを何度も経験し、この確率論的観点に基づいて採用枚数を1枚増やしたところ、スピード感が改善され、実採用に至りました。
今大会でも、相手からの攻撃の返しには100%ファントムダイブを宣言でき、何ターンもワザが打てずに遅れるという悲惨な試合がなかったため採用して良かったと強く感じた1枚です。
ネオラント
私の中では、ネオラント採用は当たり前じゃないので言わせてください。
ネオラントは採用した方がいいです。
ハイパーボールから好きなサポートを持って来れることが強く、森の封印石でさらに何でも好きなカードを持って来れることが強いです。
ボムを使う都合上、サイドをあまりゴリゴリ奪われたくないデッキとしては、HPの低いルール持ちポケモンはあまり出さない方がいいんじゃないかとも思われますが、このカードにはそのリスク以上のリターンがあります。
なお、今大会では、予選6試合中2試合でネオラントスタートとなりましたが、どちらも勝利できました。立ち回り次第です。そういうことも全然あるんだと割り切って、落ち込まずにプレイしましょう。
今大会でも、序盤にルミナスサインでワタルをサーチし、終盤にスターアルケミーでボスをサーチする、などなど面目躍如たる活躍を果たしていました。
当日のマッチアップ
<予選6回戦>
1戦目 ブリジュラス 後攻6-4?🙆♂️
与サイド枚数覚えておらず。
最終盤でジャミングタワーを張られ、きらめく結晶と森の封印石が封じられる。
が、返しにロストシティに張り替えて、スターアルケミーでボスを持ってきて、裏のネオラントと残りHP60以下の非エクを倒して3枚取り勝利。
2戦目 サーフゴーハッサム 後攻4-6🙅♂️
ハイパーボールできらめく結晶を落とさないと動けないくらい渋い手札。
ドラパルトがワンパンされることでファントムダイブを2回しか宣言できず負け。
3戦目 ロストバレット 後攻6-4🙆♂️
スボミーで2ターンほど止める。
動き出しのターンでロストシティを張って、レジギガスをロストに送る。
最後、相手にプライムキャッチャーを引かれてごっつあんプリファイされたら負けだったが、なんとか引かれずに勝利。ギリギリだった。
4戦目 ロストバレット 後攻6-4🙆♂️
2回連続のロスト、さらにネオラントスタート。
しかし、お相手は逆にこちらのデッキが何かわからず、後1種切れ負けを警戒して、ベンチにガチグマを置く。
ハイパーブロアーでガチグマを引っ張り出し、むずむずかふんで6ターン止める。
動き出しのターンでロストシティを張って、ガチグマとレジギガスをロストに送る。
こちらのペースでそのまま逃げ切り勝利。
5戦目 ロストギラティナ 後攻6-4🙆♂️
3回連続のロスト、今度はギラティナ。
ワタルを呼ぶために出したネオラントがロストインパクトで処理される。
返しにファントムダイブを宣言するが、すぐにスターレクイエムで倒される。
裏の進化していない残りHP200のギラティナVを呼び出し、ペインスプーンで残りHP60になったギラティナVSTARと二面取り。
出てきたヤミラミをロストに送るも2体目が出てきてハラハラ。最後はロストマインを打たれたら負ける状況だったが、ヤミラミ+超エネルギー+入れ替え札が揃わず、番を返される。
緊急ボードの追加効果「HP30以下のポケモンは逃げエネが0になる」を利用してバトル場に縛られた残りHP30のかがやくフーディンを逃がし、ファントムダイブでサイドを取り切って勝利。
6戦目 大樹ピジョットリザードン 後攻2-3🙆♂️お相手投了
お互いに渋い立ち上がり。こちらネオラントスタート。
先2で大樹からピジョットexを錬成され、リザードンも進化。バーニングダークでネオラントが倒される。
返しにヨマワル2体にファントムダイブを当ててロスト送りにし、ネジキからのカースドボムを封じることに成功。ついでに大樹も割れているのが強い。
その返し、ヨマワルを取られ、こちらはブライアの警戒が必要に。こちらはリザに200、ピジョに60のダメカンを載せる。
次はドラパルトを殴られるが、その返しにリザードンを倒すとブライアされて負けるので、ピジョを呼び出してファントムダイブ。リザは残りHP70、ピジョは残りHP20。新品のリザで殴られても、裏のネオラントを呼び出せばサイド4枚取って勝てる盤面。
唯一、ピジョットをフトゥーで回収されるとまだ決まらなかったが、時間がないことや勝ちが細い盤面であることから投了していただき、勝利。
<トナメ3回戦>
7戦目 ブリジュラスディアルガ 後攻6-5🙆♂️
先1、お相手、ジュラルドンのみで終了。
後1、こちら、まずまず展開。
先2、お相手動けず、ドラメシヤにぶちかます30点を与えてくるのみ。
後2、こちら、サイドを1取ってほしかったため、グッズロック兼ねてスボミーを召喚。
先3、お相手、ベンチにディアルガVを置くだけ。スボミーがぶちかまされる。
後3、こちら、ファントムダイブでジュラルドンを倒してディアルガVに60点。
先4、お相手、夜のタンカ2枚でジュラルドンとエネを回収。ディアルガVSTARに進化して1エネ手張りされ、メタルブラスト80点を食らい、ドラパルトの残りHPが210に。
後4、こちら、ハイパーブロアーで先程復活したジュラルドンを引きずり出し、ファントムダイブでディアルガVSTARの残りHPが160に。
先5、お相手、トップで博士の研究を引けたようで、この番から動き始める。裏呼びされて、ドロンチにメタルディフェンダー80点が与えられる。
後5、こちら、バトル場のドロンチに逃げエネを手張りして、裏の傷ついたドラパルトでディアルガVSTARを処理。(逃がさないでドラパルト2体目を立てても良かったと後悔)この時点で残りサイド2-5。
先6、お相手、ブリジュラスに進化。傷ついたドラパルトが倒され、残りサイド2-3。
後6、こちら、カースドボムを打ちながら、前のブリジュラスにファントムダイブを当てれれば勝利だったが、ジャミングタワーを割れず、ジェットヘッドで70点与えるのみ。
先7、お相手、裏のキチキギスを呼ぶ。残りサイド2-1。せっかく進化したヨノワールとサマヨールは意味がなくなってしまう。ここでタイマーが鳴る。
後7、こちら、サイドを2枚取って勝ち切らないといけない局面、偵察指令でロストシティが引けてリーサル。ペインスプーンでかがやくゲッコウガの残りHPを60にし、裏のジュラルドンをカウキャで呼び出し、ファントムダイブで2面取り。
危うげではあったが、終始こちらのペースで進めた。
8戦目 サーナイト 後攻6-5🙆♂️
じゃんけんに勝って後攻を手に入れる!
先1、お相手、バトル場のマシマシラに大地の器で持ってきた超エネを張って、ベンチラルトス1体のみの盤面で返してくる。
後2、こちら、マシマシラのサイコトリップでスボミーが倒されることを嫌ってハイパーブロアーしながらむずむず。ベンチは結構展開できた。
先2、お相手、エヴォリューションでキルリア1体立てる。
後2、こちら、ネオラントのルミナスサインでワタルを持ってきてドロンチを3面展開。
先3、お相手、サーナイトを立てる。サケブシッポのほえさけぶでスボミー無視されながらベンチのヨマワルが倒される。結晶がサイドに落ちていたのでエネ付きのドロンチを倒されるとヤバかったが、ヘイトがそっちに向くよう仕向けたのが偉かった。
後3、こちら、ロストシティを張りながら、カウキャで悪エネのついたマシマシラを呼んで、マシマシラとサケブシッポをロスト送りにする。
先4、お相手、ドラパにサイコトリップ。
後4、こちら、フトゥーでダメカン乗りまくりのバトル場のドラパルトを回収して、裏のドロンチをドラパルトに進化。ジェットヘッドで残りHP60のマシマシラを倒してロスト送りに。
先5、お相手、サーナイトでドラパルトにミラクルフォース。
後5、こちら、この番に勝敗を決せられないため、逃げてスボミーでむずむずかふん。
先6、お相手、そのままスボミーを倒す。残りサイドは3-4。
後6、こちら、サーナイトにファントムダイブを打ちながら、後ろのキルリアを倒してロスト送りに。
先7、お相手、ミラクルフォースでドラパルトを倒してくる。残りサイド2-2。
後7、手札にアメがある状態でペパーを引き、ハイパーボールと森の封印石を持ってくる。ベンチのヨマワルをヨノワールに進化させて、バトル場のダメ感が210点乗っているサーナイトをカースドボムで倒して勝利。
9戦目 ボムドラパルト 先攻5-6🙅♂️
じゃんけんに負けて先攻に。
先1、こちら、ポフィン2枚でドラメシヤ4体とヨマワルを配置。
後1、お相手、ポフィンとペパーからベンチにドラメシヤ3体とヨマワルを配置。むずむず。
先2、こちら、ワタルでドロンチ3体持ってきて、さらに引いたドロンチも進化。ドロンチ4面展開。
後2、お相手、ナンジャモするが、ドロンチになれたのは1体だけ。
先3、こちら、ボスでエネ付きのドロンチを呼び、ヨマワルと2面取り。
後3、お相手返せず、またまたむずむず。
先4、こちら、カースドボム50点をエネ付きのドロンチに与え、ファントムダイブでスボミーとドロンチを2面取り。
後4、お相手、ファントムダイブ開始。
先5、こちら、ミスりポイント。お相手の盤面は、バトル場がHP320のドラパルト、ベンチがHP200のキチキギスとHP80のドロンチ。こちらの盤面は、バトル場にHP90のドラパルト、ベンチにHP60のドロンチ、HP90のドロンチ、HP290のドラパルト。普通にファントムダイブを打っていれば、アカマツなどを強要できたのに、ここでハイパーブロアーを打ってしまう。(ドラパルトを弱らせておけば、次の番にファントムダイブを撃たれなかった可能性も高いし、こちらはこの番合わせてあと3回ファントムダイブが言える計算だったので、完全にリーサルを逃している)
結果、もちろんドロンチが出てきて残りサイド1-5に。
「次の番にハイパーブロアーして勝ち」という盤面が作りたくて、森の封印石を付けたネオラントを出してしまう。(取られるとまずいのに)
ドロンチが取られたくなかったので、ヘイト要因としてヨマワルも出した。(これはわかる)
後5、お相手、ナンジャモ。カウキャでネオラントが呼ばれ、ヨマワルとともに倒される。残りサイド1-2。
先6、こちら、手札2枚でスタート。夜のタンカやペパーがナンジャモで山札の下にいったので、先にアカマツを使って山札を混ぜる。偵察指令2回で夜のタンカに辿り着けば勝ちだが、圧縮できていないので来るはずもなくーー。
後6、お相手、カウキャで裏の傷ついたドラパルトを呼び出し。ファントムダイブで倒されて敗北。
思い返してみても意味のわからないプレイ。(どうしても勝ち確の盤面を作ろうとして、頭が変になっていた)
大反省です。
最後に
優勝できる流れでしたが、明らかに自分でそれを逃しました。ショックが大きいですが、気持ちを切り替えていこうと思います。
tier1のデッキは、それなりの強さがあるものの、メタの対象になる分戦いにくさも生じやすいデメリットがあると思います。
これまではその戦いにくさを忌避していましたが、メタをメタることでその苦手な感じを超えられるんじゃないかと思い、今回、ボムドラパルトに挑戦しました。
これまでtier1デッキで成績を残してこれなかった自分としては、今後に期待の持てる成果を挙げられたのではないかなと思います。
まずは環境を読んで、そのために何が必要か不必要かを見極める能力を養っていき、JCSでも成績が残せるように精進していきます。
練習に付き合ってくれたコセリータとノリリ、S1のトナメの時から仲良くしてくれてデッキ相談とかにも乗ってくれるKentyさん、ありがとう。
おら、もっと頑張るだ!(誰やねん)
みなさま、ここまで読んでくださってありがとうございました。
すでにロストシティとかネオラントとかの採用理由が言語化されてる記事があったらすみません。こんなんパクりやんけ、みたいな切り口で炎上しないことを願います。
アリーヴェデルチ!(さよならだ)