就活生だからこそ、死ぬほど青春しろ。
こんにちは!
るいすです。
前回、noteを書いたのが2021年の3月だそうで
2年以上も放置しておりました。
今回、改めてnoteを書こうと思った理由なんですが
実は、2020年に一度離れた新卒採用のシーンに戻ってきたからです。
2021年度卒向けの新卒採用に携わったのちに
カイシャの新規事業を専業とする部署にいたんですが、去年の3月に人事ブチョーから
「るいす、新卒採用戻ってこない?」
というお誘いという体をとった半ば内示をいただき、色々考えましたが戻ってきました。笑笑
そんなこんなでまた、学生の皆さんとたくさんおしゃべりをする毎日を送っています。
話は変わりますが、今さらながらChat GPTってすごいですね。
終業後の電車で延々と話しかけてはニヤニヤしてしまっています。
僕は普段、彼のことを大先生と呼んでいます。笑笑
先日、ふとしたきっかけでChat 大先生 GPTに聞いてみたんですよ。
青春の定義を教えて
そしたらね、こんな回答をくれました。
青春の定義は多様であり、個人によっても異なる場合があります。一般的には、青春は若さや活力に満ちた時期を指し、成長、探求、自己発見の時期として捉えられます。青春は新たな経験を通じて自己を発展させ、夢や目標に向かって情熱を注ぐ時期でもあります。青春は若者の個性や独自の旅路を形成する重要な時期として位置づけられています。ただし、青春の定義は個々の経験や文化、社会的背景によっても異なるため、人それぞれの解釈が存在することも覚えておいてください。
.......
なんだかわかるような、
わからないような....笑笑
だから、続けて聞いてみました。
〈るいす〉
青春を感じるために、必要な観点を3つに分けて、ツリー形式でそれぞれ説明して。
〈Chat 大先生 GPT〉
青春を感じるために必要な観点を3つの要素に分け、それぞれツリー形式で説明します。
1. 探求心
- 新しい経験の追求:青春は自己発見や成長の時期であり、新たな経験を積むことが重要です。新しい趣味やスポーツ、アートや文化に触れることで、自己を豊かにするチャンスを得ることができます。
- 知識の獲得:学びの姿勢を持つことは青春を感じるために重要です。興味のある分野について学び、自己成長を促進することで、知識や洞察力を深めることができます。
2. 情熱と目標
- 熱中できる活動:青春は情熱や熱意を注げる活動に取り組むことが重要です。自分が興味や情熱を持っていることに没頭し、その活動を通じて成長や達成感を得ることで青春を感じることができます。
- 目標の設定と追求:目標を設定し、それに向かって努力することも青春を感じるために重要です。自分の理想や夢に向かって進むことで、成果を出し、自己実現を追求することができます。
3. 自己表現と人間関係
- 個性の発揮:青春は自己の個性を発揮する時期でもあります。自分自身の意見や感情を表現し、自己を他者に示すことで、自己肯定感やアイデンティティを構築することができます。
- 対話とつながり:人間関係を築くことも青春を感じるために重要です。友人や家族との関係を深め、対話や共感を通じて人間のつながりを育むことで、青春の鮮度を高めることができます。
これらの要素は相互に関連しながらも、個々の経験によって異なる重要度や形を持つことを覚えておいてください。
なるほど、なるほど。
確かに思い当たる節が十分すぎる以上にある。
大学時代にサークルで芝居づくりに夢中になっていた僕はたしかに、
人生で始めて触れた総合芸術の世界で
自分でも知らなかった自分にたくさん出会ったし、
大道具のチーフとして役者の命を預かる立場として、分からないこと知らないことを外部のプロの現場から学ぶことにそれはそれは必死だった。
”はじめての大道具” なんて書籍は世の中にないんですよ。笑
毎年11月末にある英語劇のコンペティションで大賞をとることを疑わず、
365日24時間を費やした。ちょっと盛りました。すみません。
でも341日16時間ぐらいは費やしたと思います。
大道具のチーフとして、自団体の今後5年の道具チームの在り方を一生懸命考えてそのための礎を作る世代にしようなんて本気で考えてた。
そして、それは個性豊かな仲間たちとの切磋琢磨、衝突、リスペクト、甘酸っぱい恋、涙と笑顔の中で精一杯自分を表現することで日々が過ぎていっていた。
僕は、今をトキメク生成AI大先生も認める確かな「青春」のど真ん中にいたらしい。笑笑
この子達は青春してんのかな?
はたまた話は変わるのですが、
先日、一緒に採用をしているメンバー3人を連れて
会社の近くの焼肉屋さんに飲みに行ったんですよ。
そこでは大学生なんかもアルバイトとかしてて
お店のスタイルとして注文したお肉を
美味しく焼いてくれるところだったので
店員さんと楽しくお話もしながらワイワイと飲んでいたんですよね。
そんな中で、職業病というか採用担当の宿命というか、
「あ、この子〇〇大学の就活生だ」とアンテナが立ってしまいまして。
気づいてしまうと、もうその焼肉屋さんは
飲食店から母集団を形成するチャネルに早変わりするわけで、
色々と聞きたくなってしまうわけですよ。
「違ったら申し訳ないんだけど、就活生だよね?」
「え!何でわかったんですか!?そうです!来年から就活生です!」
「やっぱりかあ!僕たちとある企業の新卒採用チームなんだよ!」
「そうなんですか!?」
なんて、話してると
そのアルバイトの彼女が言ったんですよ。
わたし、全国大会に行ったとか、留学したとか、
学生団体のトップやってたとか
大学生活でガクチカで話せるようなことを
やってこなかったので、
今からでも企業の長期インターンやろうと思ってて
どんな会社のインターンなら印象がいいとかありますか??
ん?いや?え??笑笑
わかってた。
この違和感は何年も前から僕の中にありました。
この得も言われぬキモさは
喉の奥に刺さった鯖の小骨のように
ずーーーっと引っかかっていました。
君たちの大学生活はガクチカの為にあるのか?
部活動の仲間たちと全てを投げ打って
時に胸ぐら掴み合い、時に肩を組んで
日本一を目指して汗と泥に塗れている彼らも、
目が眩んでしまうような世界の広さと
知り合いが誰もいない孤独の狭間で
ドキドキしながら国際線の飛行機に搭乗していった彼女も、
共にビジョンを共有する友人たちと
自分たちのアクションが誰が為になると信じて行動をしつづけて
その中でリーダーシップに悩み続けたあいつも、
おそらくですよ?
おそらく、僕が想像するに
断じて、人事にぺらぺらと話すガクチカの為に
その力と心を振り絞っていたのではないと思う。
焼肉屋の彼女がそんなつもりで発言したわけではないことは、
十も百も千も、承知しているが
それでも僕は、思わずにはいられなかった。
君たちのたった、ほんのたった4年しかない
大学生活にただの1日でも
"ガクチカの為に過ごす" 時間があっていいのか?
だって、ガクチカを聞かれるから。
なんかそれっぽいことを用意しないと
就活が不安で仕方ないんです。。。
そんな声が聞こえてきそうだね。
でも、大丈夫。
そんな君たちの不安への答えを
世紀の大発明は用意してくれていたから。
青春こそガクチカだ。
Chat 大先生 GPTの話に戻ろうか。
彼の大先生曰く青春というものは3観点6項目で構成をされているらしい。
① 探究心
①-1 新しい経験の追求
①-2 知識の獲得
② 情熱と目標
②-1 熱中できる活動
②-2 目標の設定と追求
③ 自己表現と人間関係
③-1 個性の発揮
③-2 対話とつながり
その詳細を改めて読んでみると
少し都合のいい解釈かも知れないが
こういうふうに読み直すことができるのではないだろうか?
① 主体的に未知の物事に取り組み、成長のために行動すること。
② 理想や目標設定をし、情熱を持ってコミットメントすること。
③ 人間関係の中で自分自身を見つめながら、自分なりのリーダーシップとフォロワーシップを発揮すること。
待て。
待て待て待て待て待て。
みなさん、お気づきだろうか、、、、??
大好きじゃん。
こーゆーのが、一等大好物じゃん。
みんなが憧れるあの会社もこの会社も。
成長だ、リーダーシップだ、ビジョンだ、理想だって。
辟易するほど就活で聞かれるやつじゃん。
逆説的な発想かもしれないけど
やることは何でもいいから、大好きなことに夢中になって、ちょっとだけ無茶な目標にむかって、
そこで出会った仲間たちとバカやって喧嘩して仲直りして、、、
もうそれで立派な "ガクチカ" なんだよ。
例えば、飲食店のバイトでもいい。
初めてのバイトなら尚更、そこには未知の体験だらけだろう。
初めてのホール、初めてのキッチン、初めてお客さんからのクレーム、初めてのお会計、初めての敬語、初めてのお給料、、、
それら一個一個を体験した君は何を思っているのだろう?
そこから何を学んだんだろう?
多少慣れてきたら、目の前のお客さんにリピートしてもらおう。固定のファンを作ってみよう。
店長に新メニューや新しい接客のスクリプトを提案して見てもいいかも知れない。
大手のチェーンなら接客全国トップを狙ってもいいかも知れないし、
どうせなら君の力で前月比売上1.5倍を実現させてみればいいかも知れない。
そのために、接客の極意を他のお店の素敵な店員さんから盗んでもいいし、飲食経営についてYoutubeで少し齧ってみてもいいかもしれないね。
思い切ってマーケティングを勉強して、周辺競合の調査を自分なりにしてみてSNSのアカウントを駆使して新規顧客を呼び込んでみてもいいかも知れない。
それを、ほんの偶然の重なりで
そのお店に居合わせた仲間たちと
ゲラゲラ笑いながら、本気で目指してみればいいんだ。
「これもし達成しちゃったらオレら伝説になれんじゃね?」とかバカなこと妄想すればいい。
ほら、最高の青春の舞台が出来上がった。
いいんだよ。うまくいかなくたって。
失敗したって、その結果が君の人生に影を落とすことはない。
てか、そんなもん失敗して元々だと思う。
だって初めてだったんだろ?
むしろ挑戦をしたってその体験が
君をいつか、いつの日か、必ず支えてくれる。
終わりに
採用チームに帰ってきて、ひとしきり1世代分の採用が終わろうとしています。そして次の世代の採用は実はもう始まっていています。
次シーズンの採用については6割近い企業が夏のインターンシップの時期を前倒す予定らしいですね。
そうやって学生の皆さんがながーーーーーいこと就活に勤しんでいるにも関わらず就活氷河期と言われた20年前から新卒入社者の3年以内離職率って大卒で30~35%をずっと推移してて、ぶっちゃけ大した改善はないんですよ。
https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/001158687.pdf
(厚生労働省:新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します)
誰のための就活なんだろう、と、思うわけです。
こんなことを言ってしまうと本当に多方面からご叱責を頂戴してしまうかもうしれませんが、こんなにも就職活動期間が伸びているのは決して学生のためなんかではなく
” その方が儲かる大人がいっぱいいるから ”
なんだと僕は思っています。
もしかしたら、誤解を招きかねない内容なので
あくまで言っておくと、僕は
「早くから就職活動をすることに意味がない」
と、言いたい訳ではないんです。
就活のためのナニカを
周りのみんなに流されて、焦って、
そこになんの自分自身の意思決定もないままに
だらりだらりとやろうとするのは
あまりにも人生がもったいない。
そう伝えたかったのです。
どうせ同じ時間を過ごすならさ、
青春、したくね?
オレは、したい。