終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation- 感想(ネタバレあり)
どうも、モニカです!
今回はオトメイトより発売されている乙女ゲーム
終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-
こちらの感想を書いていきます!
今回言いたい事が多すぎて、
感情のままに書き殴ってます!あまり考えなしに書いていますのでその辺は許してくださいm(_ _)m
この作品、マジでネタバレされると面白さが著しく落ちます。
なので、全クリした方(せめて三幕エンドまで見た方)のみ読んでください。
参考程度に私の攻略順を貼ります:
絶望エンド:
マティス → リュカ → シアン → イヴ →三幕
救済エンド:
マティス → リュカ → シアン(今ココ)
噂に聞いていた通り、
本当に絶望でしたね。
バッドエンドや救われない話が結構好きなので、
このゲームを始めたくてしょうがなかったです。仕事終わりが遅いのにもう寝る間を惜しんでやりました。
このゲームのせいで私の就寝時間が1時から3時になりました。
前回のコドリア終わった後、正直カラマリやろうかと迷ったのですが、
心がこっちに傾いていたので正直に従ってしまいました。いやー救われなかったですね・・・
どのルートでも、途中までは良い感じに進んでいるのに、
1週目は全員絶望エンドに向かうと分かっていた為、余計「ここまで来てバッドエンドなの・・・?」と絶望していました笑
この1個前にやっていたゲームがコドリアだったので、
主人公が嫌われている設定や、
「ホムンクルス」の存在を知ってちょっと似てるかも?と最初思いました。
そうしたらシナリオライターの方が同じだったのですね・・・
しかしどうやったらこんな両極端のシナリオが書けるのか・・・笑
あんなにコドリアで幸せな気分になっていたのに、
例えば「結婚式」というワードでこんなに違うイメージを持たせることってヤバイなって思いました。
正直、話の展開は読みやすかったと思います。
ジャン悪役っぽいな〜と思ったし、ナディア死にそうだな〜とも思ったし、アドルフはこの島の人間じゃないんだろうな〜みたいに思っちゃいましたけど、
それを上回る衝撃と救われない展開で、本当に進めてて楽しかったです。
楽しいというワードが合っているかわかりませんが・・・
とにかくダハトがラスボスなのはマジで信じたくなかったです。
ちなみに私は悪い人で、
基本的にED映像をスキップしてしまう人間です。
けれど、今回は毎ルート最初から最後まで見ました。
あのED曲すごい好きです。
バッドエンドだからこそ、あの曲が思う存分生かされたような気がしました。
あの曲を聞くたびすごく悲しい気持ちになります笑
フルが欲しい・・・
最近知ったんですが、
このゲームのサントラってまだ出てないみたいですね。
本当に欲しいです笑出してください買います笑
声優ヲタなので声優さんの感想も含みますが、
今回、呪いのせいで結構咳き込む/吐血表現とか、
あと叫ぶシーンが多くて、
マジ声優さんすげぇ・・・って思いました。
特にこのゲームで平川さんめちゃくちゃ好きになりました。
咳き込むシーンとかこっちまで気持ち悪くなりそうでした笑
ナディアが人じゃないものになってしまって、絶望して叫ぶシーンとか、
あまりにも迫力がすごすぎてプレイバックでもう一回見てしまいました。
マティス・クロード
最初に攻略したマティスくん。
とりあえず素直に、天崎くんすごい!って思いました。
天崎くんはヒプマイの山田三郎しか知らなかったので、
こういう演技も出来るんだ、とかなりびっくりしました。
あと、悪役なのは分かってますが、
ジャン(カミーユ)好きです笑
カミーユっていうと私の頭の中ではずっとカミーユ=カミーユ(Zガンダム)になっていて、
ここのカミーユも頭おかしいのか・・・と思っちゃいました。
違うゲームですが、ニルアドの鵜飼くんの執事さんみたいに、
こういうキャラって大体本性を表してからより面白くなりますね。ますます好きになりました。ひどいことしてくれたけど。
最初「絶望エンド」しかないと聞いていて、一体どういうことなんだろうと思っていましたが、
マティスのエンド迎えて、全て察しました。
こういうことかああああって笑
このゲームってルート終わった後のタイトル画面が一番鬼畜じゃないですか?
タイトル画面で一番心抉られました。
マティスくんルート終わって、あの結婚式のスチルが表示されて、
「もう・・・」って頭抱えました。
でも思ったんですけど、
マティスがカミーユになっちゃって、ロザリー(セレス)を愛することが出来るようになりましたけど、
でもロザリー本人は蘇ってないし、そのロザリーに今愛されているのはカミーユ本人じゃなくてマティスだし、
カミーユそれでいいの?ってちょっと思ってます。
ちょっと言い方ややこしくて何言ってるか分からないと思いますけど笑
要するに愛する人を見つけて幸せになっているのはあくまで自分の偽物で、自分の根本的な問題解決してなくね?って思ってます。
まぁもう狂ってるんでどうしようもないんですけどね。
リュカ・プルースト
平川さんボイス最高ですありがとうございます。ますます好きになりました。
コドリアのサンと設定被りすぎでは?と思っちゃいましたが、
サンはハッピーエンドで、リュカはバッドエンド全振りでした。
ビジュアル的にはリュカ大優勝です。
死刑執行人という事実には途中からまさか・・・?と察してましたが、
本当にそうと分かった時は頭抱えました。
というか死刑執行人の時のビジュアル超好き。ポニーテールとハルバードとか最高かよ。
ナディアは癒しでした。
彼女の事本当に守ってあげたくなりました。守ってあげられなかったけど。
一度ナディアが攫われ、彼女と病院で再会したけど、
実はその子はリライバーだった、のシーンは鳥肌立ちました。
ナディアはナディアなのに、なんか喋り方に違和感があって。
その時の声優さんの演技すげえって思いました。
本当に一番起きて欲しくない事が起きてしまいました。
しかもほぼハガレンのニーナ&アレキサンダールートじゃないですか。
まさかのもう人間じゃなくなってしまったっていう。
もうなんなんだよ・・・なんでこんな立ち絵用意してんだよ!!!っていう感想しか思い浮かばなかったです。なんかイライラしてました笑
カプシーヌの髪色割と好きだったのに(笑)、
もう純粋な悪役で最悪です笑
最初はただの医者として出てくるだけかと思っていたのに、
この作品の登場人物全員重要でした。
ただのサブキャラ、が一人もいなかったです。
最後にセレスが死んじゃって、それを受け入れられず狂ってしまったリュカを見るのは辛すぎて。
骸骨に指輪嵌めてるスチルとか・・・もうなんなんだよ・・・
これもタイトルでまた見せられてまた絶望しました。
シアン・ブロフィワーズ
公式サイトのインタビューで細谷さんも言っていましたが、
シアンは天才なんで、どうしても色々説明口調になってしまうんですよね。
ある意味傍観者になってしまいそうな感じで。
まぁ神様ポジションですね。
最初はアンクゥがめっちゃ止めてるのを見て、
まぁ止めそうな人だよな、って思ってたけど、もっと重要な理由がありましたね・・・そこは後で語りますが。
このルート辺りから、
実はこのゲームってファンタジーじゃなくてSFより・・・?って思い始めました。遺伝子疾患みたいな。
意外とサイエンス思考でした。
施設の子どもたち+アドルフ殺害シーンで一番心やられましたね・・・
自分の家の施設が血まみれになってるとか・・・
それが背景のスチルになってるとか・・・
マジでなんでこんな背景用意してるんだよおおおって怒りが湧いてきました笑
何気にシアンルートが一番胸キュンしたかな?笑
いわゆる俺様系ポジションだったので、
俺についてこい、みたいな言動にすごくキュンときました!
壁ドンスチルも最高ですし、
ただ絶望エンドの最後のスチルはあぁ・・・ってなりました。
セレスが自分の中にしかいないって、
イヴたちから見たらおそらく目も当てられない光景になっていると思います。
シアンってそこまで人を好きにならないキャラだと思ってましたが、
皮肉にも絶望エンドで、そこまでしてセレスをとどめておきたかったのか、
とセレスへの愛を一番感じたシーンになりました。
イヴ
今のところ、シャレマニといいこのゲームといい、
斉藤壮馬さんのキャラってみんなヒーローっぽいですね。
ひねりがあるかと思ったら絶対的安心感。
私が好きな舞台のシリーズでは「愛」とか「愛する」みたいなワードが出てくると大体地雷なんですよ。
なので今回かなり警戒していました。
だってずっと「愛」じゃなくて「あい」だったし。
でも闇に落ちるわけでもなく、
最後まで本当にただ「愛」を求めていました。
あと仮面アンクゥから貰ったんですね・・・
全体的に情報量が結構多かったのもあり、
ブロー(リュカ)の起こした事件と変死事件を私はずっと混同していました。
そしたらメモリークラッシュという仕様があったんですね。
ヒューゴのイヴに対する思いってそっち・・・?という事なんですかね。
ただこれ、他プレイヤーの感想ブログを見るまでピンとこなかったんです。
色々な感想ブログを読んでて「地雷要素があるかも」と書いてあったので、
何かあったっけ・・・?と思ってましたが、
おそらくこのイヴに対するヒューゴの思いのことなんでしょうか。
鈍感な私はプレイした時は全く気づかなかったです。(てっきりセレスが好きなのかと・・・)
イヴvsシアン戦は熱かったですね。本当にあのシーンだけバトルゲームになりました。
イヴ・ノワージュだ!!でうおおってなりましたし。
でも思い出しました。そういえばこれ終ヴィルだったって。
こんなに展開良くても、迎えるのは「絶望」エンドだって。
ぶっちゃけ機械的な暴走になってしまったのは無理矢理感あったような気がしますが・・・
あんなにあっさりイヴが焼かれて終わってしまうとは思ってませんでした。
そしてセレスちゃんのパリーン!効果音が聞こえて、
あぁ終わったって思いました。
リュカ先生の逆パターンだよ〜〜〜もう〜〜〜
毎度おなじみ、
この後のタイトル画面で抉られました。
イヴ〜〜〜謝らないで〜〜〜〜
三幕(アドルフ + アンクゥ)
怒涛の展開でした。
とにかく怒涛でした。展開も情報量もすごかった。
かなり時間かかりました笑
このルートが今までの世界線とは少し違っていたので、
そういえば飲み会やってないからみんなお互いの事知らないんだ・・・と思って少し寂しくなりました。
アドルフ=外の人間、というのはなんとなく予想ついてました。
この島で21歳にも関わらず元気すぎるのはおかしいし、
アドルフ本人も匂わせていて、ほぼ言っているようなものでしたからね。セレスちゃんたちの常識と合わなすぎて気づかなかっただけで。
アドルフ本当に辛かっただろうな・・・って思います。
180度知らない土地に流れ着いて、文化も死生観も何もかも違っていて、
怖かったと思います。
よくも悪くも普通の人間。
しかしかっこよかったですね。
普通に生きて、普通に恋をして、普通に人生の終わりを迎えたかったのに。まさかこんなことに。
でもアドルフ救済エンドで二人とも幸せそうでよかったです。
一番見たかった。
今回でおそらく初めてちゃんと八代さんの演技聞きました。
正直私の八代さんに関しての知識は、森久保さんのモノマネしかありませんでした・・・笑ごめんなさい笑
なのでこんなにかっこいい演技出来るんだとびっくりしました。
そして・・・
これがアンクゥになるなんて・・・
アドルフ=アンクゥは予想外すぎました。これは本当にびっくりした。
よくよく見れば、顔似てますね。
アンクゥのストーリー辿ってきて、そういえばタイムリープのこと言ってたなぁ!と気づきました笑
なんだかタイムリープばかり触れてるなぁとは思ったんですよねぇ。
まさか本当に使った人がいたとは。
アンクゥめっちゃ好きです。
たぶん攻略キャラの中で一番好きになりました。あっそもそも攻略したと言えるのかな・・・
アンクゥと普通にデートとかしたいですね。コドリアみたいにクリスマスの街並みを普通に歩く、みたいな笑
もうそれぐらいしないと報われない・・・
だってタイムリープして、セレスを他のキャラに取られるのも嫌だろうし、
なんだったらアドルフ本人に取られるのも嫌だろうし。
報われてほしかった。
あれは救済エンドと言えるのか・・・
さすがにラストシーンは泣きました。このゲームで唯一泣いたシーンです。
あとダハト!
最後まで信じたくなかったです。
やっぱり死ぬ瞬間を見ていない=生きてる説はミステリーでは鉄板ですね。
確かに疑ってはいましたけど、
ダハトは割とどのルートでも良い人ムーブしていましたし、
悪役っぽさは全然感じなくて、
むしろこのゲームではダハトが一番好き!ぐらいに思ってました。
あ〜あ・・・
でもダハトとナディアの関係性はすごく好きです。
普通の人間になりたいと思うナディアに惹かれたダハト。
ここはどのルートでもずっと一貫していて助かりました。
まぁこの関係がある意味ミスリードになっていて、
ダハトは何も悪くない、って思ってしまった原因なんですけどね・・・
シアンの「普段の仕事でも・・・」のセリフでもう絶望してました。私が笑
ただダハトの悪役スチルめちゃめちゃ良いですね。
あの表情すごく好きです。
途中でマムとの関係も察せました。
子ども無くしたキャラと、
母を無くしたキャラが同じ世界線にいるということは、まぁそういうことだろうなと。
でもまさか王族だなんて。
この関係辛かったですね。
そういえばマムが刺された時、
何気にアドルフとアンクゥが両方「マム!!」って叫ぶんですよ。
いつからアンクゥ「マム」って呼んでたっけ、とハテナマークが浮かびましたが、
そういう事でしたね・・・・
2人とも死んでしまった後、
私は正直「勝手に幸せに逝ってんじゃねえ」みたいにブチ切れたアンクゥサイドにいました。
そうだよな、こっちは何も解決してないのに勝手に自分の中で解決して生涯を終えてて・・・
本当に許せなかったんだと思います。
今救済エンド回収をしていますが、
救済なのか・・・?と思うエンドばかりです笑
ちょっとは心救われたのかな、という感じですが、
まぁハッピーエンドではないですね・・・
本当のハッピーエンドは、2人とも最初から死なないというエンドだと思うのですが、
今のところ死んじゃってますし・・・
引き続き回収してまいります。
あとまたとっ散らかった文になると思いますが、
ちょっと終始モヤモヤしていた部分がありまして、書かせてください。
そもそもリライバーって、
自分の記憶を、自分の遺伝子で作ったバックアップ体にダウンロードして、
自分が23歳で死んだ後、そのバックアップ体が目覚める、ってことですよね。
これって、
結局今の自分、今意識がある自分が死ぬのには変わりないのでは?
ファンタジー路線で、儀式で自分の魂を他の体に移動させる、みたいな感じだったらまだ分かりますが、
あくまでも移動が出来るのは記憶だけなので、
正確には自分の意識は引き継げませんよね・・・?
それでもいいのでしょうか・・・?
この設定で私は亜人を思い出しました。
亜人も不死ですが、
唯一「断頭」という方法で「死ぬ」、という設定。
切られた部分は再生できても、
あくまで自分の意識があるのは切られた頭の方だから、結果的に自分の今ある意識は失ってしまう。みたいな。
ウィキペディアに「スワンプマン」という哲学の思考実験を見つけ、
まさにこれだな、と思いました。
でもまぁ遺伝子疾患の設定にももしかしたらもやポイントがあるかもしれないので、
これ以上突っ込むのはやめておきます笑
ゲーム自体は本当にやって良かったと思います。
救われない展開が好きな私には最高のゲームでした。闇落ちとか好きなので・・・笑
確かに、乙女ゲームとして面白かったと問われればそれはうーん・・・?となるかも。
乙女ゲー初心者にはおすすめ出来ない、という意見には全面的に賛成します笑
ミステリー好きにも、もしかしたら展開が読めすぎてう〜んとなるかもしれません。
ミステリー小説をちょろっと読んだ事がある私でも、
ある程度登場人物全員を疑っていたら、ちょっと展開が読めてしまいました。
それでも、なかなかアドルフ=アンクゥという思考には行かなそうですけど・・・
私の場合、
泣くよりかは、怒る場面の方が多かったです笑
本当に最初で、なんでセレスが血まみれの立ち絵があるんだよおおとか、
なんで故郷の施設が血まみれになってるんだよおおとか、
ナディアアアアとか笑
悲しくて泣いたのは三幕アンクゥ救済エンドの最後だけでした。
なんかもうあまりにもキャラたちが報われないので、
本当に平和なシーンしかないFD、もしくはドラマCDがないと心がもたないです笑
なんだったらショートストーリーでもいい笑
とにかく平和な展開をください!!!笑
飲み会シーンしかないのは辛い笑
終ヴィルありがとう!
もう一度言います、
サントラください!!!!!
追記(2022/6/14)
救済エンドも全て回収し、Scene Listを100%埋めましたので、
全クリしました〜〜〜!!
いや〜〜長かった!本当に長かった!
睡眠時間が削られました笑
あくまで「救済」エンドなので、
どうしてもどのエンドでも死人が出てしまうのは残念ですが・・・
本人たちの心が救われてるのなら、まだいいのかなと思います・・・
それとスタッフブログのクリスマスSSでようやくアンクゥが救われてホっとしています。
これを本編にも入れてくれ〜〜〜〜〜
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