からだの部位によって吸収率が違う、経皮率のはなし
私たちは外部からいろいろなものを吸収している。
「自分で自分のご機嫌を作れる人」になるために、できるだけからだに良いものを吸収したいと考えるようになった。
経皮吸収とは?
経皮吸収とは、化粧品や日用品などに含まれる成分が、皮膚を通して体内に吸収されること。
また、からだに悪い成分が体内に侵入し、蓄積することを「経皮毒」とよぶ。
まず、前提として皮膚は表皮、真皮、皮下組織という何層もの構造でできており、これらを突破して体内に浸透させるにはかなり細かい分子レベルでないと不可能。さらに、からだの部位それぞれに防御機能があり、外部からの物質の侵入を拒んでくれるため、過度に心配する必要はないと言われている。
しかし、からだの部位によって吸収率が異なるため、摂取するものや使用目的によっては気をつかってあげる必要がある。
経皮吸収が1番高いのは「デリケートゾーン」
腕の内側を吸収率1とすると、デリケートゾーンは42倍、口の中の綿膜が10〜20倍、背中は17倍、あごは13倍、おでこは6倍、脇や頭皮は3.5倍という。
だからこそ、普段使っているナプキンをオーガニックのものにしたり、歯磨き粉や化粧水、シャンプーもできる限り化学薬品が使われていないからだが喜ぶものを使いたい。
経皮吸収と関係が深いからこそオススメする「よもぎ蒸し」
角質を持たない粘膜は皮膚以上に物質が吸収されやすく(上記の通り腕の42倍)、からだの内側から天然由来の漢方エキスを緩やかに吸収できる。
「薬効成分+温め」により、女性が抱えているお悩みの「冷え」や「月経トラブル」「肌荒れ」の改善が期待できる。
①冷えの改善
よもぎ蒸しは子宮をダイレクトに温めるので、血流をよくする。体温が1度上がると免疫力は5倍、代謝は12倍となる。
②月経トラブル
子宮にダイレクトにつながる膣粘膜に漢方エキスを含んだ蒸気をあて内側からしっかり温めることで内臓が活発に働くようになる。骨盤内の代謝が上がることで子宮や卵巣の老廃物が排出され、婦人科疾患や生理不順などの改善が期待できる。また、血のめぐりがよくなることでホルモンバランスが整い、生理の遅れや生理周期の乱れの改善が期待できる。
③美肌効果 よもぎ蒸しでからだを温め、めぐりをよくし肌のターンオーバー(お肌の生まれ変わり)が促進されたり、大量の質の良い汗をかくことで古い角質を剥がすことに繋がり、元気で綺麗な肌を保つことに繋がる。
④ダイエット
からだを温めることで血液循環がよくなり、基礎代謝がアップすることで、脂肪が燃焼しやすい「痩せやすいカラダ」に。
さらに高い発汗作用により余計な水分や老廃物を流すことでむくみの解消も期待できる。
⑤癒し効果
からだが温まることでストレスなどによる緊張や固まった筋肉を緩めてくれる。
さらに、よもぎに含まれるシネオールという香りの成分には交感神経の働きを抑えて副交感神経の働きを強める作用がある。副交感神経が優位になると脳が落ち着きリラックスできる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?