#243 うつ病発症119~120日目・発症後388日目 ~自分の時間は全部自分のために使おう~

さて,今日もうつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)

【過去のこと・思い出したこと(発症119~120日目)】

このブログでこれまでの経緯を結構きれいにまとめられたと思っているので,ご覧くださるとうれしいです。

さて,昨日からの続きです。

・11月5日㈫:この日で,うつ病発症から119日目,実家療養を終えて一人暮らしを再スタートさせてからは40日目です(9月27日~)。この日は寝つきが悪く,調子悪そうです。眠剤を飲んで,なんとか寝つき,午前9時頃に目が覚めています。発症から119日経過しても,眠剤に頼る日がありました。しかし,午前10時5分に近くのスーパーへ行っています。その後,午後1時5分にとんかつ屋へ昼ごはんを食べに行っています。前の晩の寝つきが悪かったにしては,食欲旺盛です。調子悪い日がありながらも,少しずつ回復しています。昼ごはんを食べた後,3時頃まで青空の下で読書して,スーパーを経由し,午後3時29分に帰宅しています。午後5時18分に自宅を出て整体に行き,その帰りにスーパーで夕ご飯を調達して,6時55分に帰宅しています。

寝つきが悪くて調子が悪かったにしては,活動的に行動できていて,回復を感じられる1日です。

・11月6日㈬:この日は,前日と違って,そこまで寝つきは悪くなかったようです。しかしながら,不眠症状に対する不満が蓄積されているようで,この日に「毎晩9時以降はスマホもパソコンも部屋の明かりも消して部屋を暗くし,読書灯で2時間ほど読書して,11時頃に就寝する」と決意しています。そして,実際に,この晩から実践しています。

今から振り返ると,めちゃくちゃな方法です。すぐやめましたし。

うつ病になって客観的に自分を見ることが(少しだけ)できるようになりましたが,どうやら僕は極端な決断をしがちです。

例えば,今も,毎日1食(夕飯)しか食べていませんし(それでも体重が減ることはなくキープされるだけですが),ちょっと前は,2日に1日は断食するという暴挙に出ていました(この暴挙のせいで生活リズムが崩れ大きく睡眠が妨げられたので,今はやめています)。

まあ,少し自分を防御すると,こういった極端な決断は,なんと現状を打開しようという,僕のやる気の現れなんです。自分の現状に不満があって,その不満を解消しようと,やる気を出して,乗り越えようとしているわけです。僕はとてもまじめでかわいいやつなのです(#自分で自分をほめていくスタイル)。

やる気を出すのはめちゃくちゃに良いと思いますが,僕のいけなかったのは,当初の「やる気」や「決断」にとらわれすぎて,その修正を怠っていたことです。

「やろう!」とやる気を出して実践することは,めちゃくちゃに大事なことです。思うだけでなく,一歩踏み出さなければ,何も始まりませんからね。ただ,一歩踏み出した後に大事なのは,現状を客観的に分析して,その分析結果に柔軟に対応しながら,最終的な目標達成に近づくことです。

僕は,一歩踏み出したら「初志貫徹」で,修正する習性が一切ありませんでした(#笑うところです)。

今振り返ると,神様かよと思うほどに,当初の決断を僕は尊重(というか固執)していました。しかし,自分は神様でもなんでもなく凡人なので,決断して実践して何の修正も施すことなくうまくいくなんてまずありえません。

うつ病になったおかげで,そういった,修正の必要性に気づけたのは,本当に良かった。かつての僕は,よくありがちな「考えるだけ考えて,結局一歩踏み出さない・実践しない」という思考パターンでした。それが,「とりあえずやってみて,実験しながら修正する」という正しい思考パターンに変えられたのは,本当に良かったです。

↑の「午後9時にはパソコンもスマホも電気も消す!」という決断も,実際にやってみた結果,思ったほど効果がないので,やめました。

「効果がないからやめる!」と早々と決断できたのも,↑に書いたように思考パターンが変化したおかげです。

そもそも,問題なく眠れる日は,わざわざ寝る前の2時間部屋を暗くしなくても眠れます。逆に,眠れない日は,就寝前2時間部屋を暗くしても,寝つけません。

はっきり言ってしまえば,僕の不眠症状は,就寝前の部屋が明るいことが原因ではなかったのです。就寝前にスマホの画面を見ているとか,部屋が明るいとかで,不眠症状が僕に現れるかどうかは,左右されないのです。

そして,就寝前の2時間,スマホすら見られないというのは,人生の時間の使い方として,僕自身の納得が得られていませんでした。

うつ病になって「自分の時間を自分が思った通りに使いたい!」と思うようになりました。つまり,「~すべき」という基準で時間の使い方を決める方法から,「~したい」という基準で時間の使い方を決める方法に変えようと思うようになったのです。そんなときに,「寝る前に部屋を暗くするべき」という理由で,自分の希望に反した(=「したくない」)手段をとりたくありませんでした。

この2つの理由(①部屋の明暗が就寝に影響しない②就寝ギリギリまでパソコン・スマホを見ていたい)で,結局,就寝2時間前にスマホとパソコンを消して部屋の電気も消す,という決断は,早々に断念しました。

うつ病関係なく,日常会話でも「~したほうがいいよ」というアドバイスは頻繁に登場しますが,このことに気を付けた方がいいと思います。つまり,いくら「~したほうがいいよ」というアドバイスを受けたとしても,そのアドバイス内容が,自分の希望に沿わない場合は,アドバイスに従わなくていいということです。アドバイスを実践するのは他でもない自分であり,アドバイスを実践している最中は,自分の限られた時間を消費することになるからです。

自分が心から納得しているアドバイスじゃなければ,その実践のために消費する時間は,完全に人生のムダです。

自分の時間は,自分のやりたいことに全部使いましょう。

→今日はここまで

【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症388日目)】

・今日できた仕事・勉強

今日は出勤しました。今日は午前9時~午後6時頃まで滞在予定です。昨日に引き続き,『ヴェノナ』を読んでいました。

全部で500ページもあって,しかも,ロシア人やアメリカ人のカタカナ名前がたくさん登場するので,読み進めるのが非常に大変ですが,内容はめちゃくちゃにワクワクしておもしろいです。

日本がアメリカとの戦争を始めた直接的なきっかけとして「ハルノート」という文書が有名です。「ハル」というのは,当時の国務長官の名前です。「ハルノート」というのは,アメリカが,日本に対し,中国大陸からの完全な撤退を求めるものでした。ハルノートが送られた1941年当時の日本は,満州事変で満州国を建国したりと,中国大陸への進出を進めていました。もちろん,その過程では,日本軍兵士など,多くの犠牲が伴っていました。日中戦争開始後も,日本軍は,中国兵士たちとゲリラ戦を繰り返しており,多大な犠牲が生じていました。

そういった数多くの犠牲を払って獲得した中国大陸の権益を,すべて放棄せよと迫ったのが,「ハルノート」です。合理的に考えれば,勝ち目のないアメリカとの戦争を回避するため,ハルノートを受け入れるしかないのですが,合理的に考えることのできない世論がそれを許すはずもなく,ハルノートを蹴って,東条英機内閣は,アメリカと開戦することを決断します。

こう書くと,東条英機がファシズムの権化で独裁者だと思われかねませんが,現実は,東条英機は軍人ではなく官僚気質で,みんなの言うことを聞くばかりで決断することのできない,めちゃくちゃに日本人的な政治家だったと評価されています。大局的な見地から,強権的に陸軍と海軍をコントロールすることができなかったからこそ(そもそも,大日本帝国憲法下では,内閣総理大臣は軍隊を指揮することはできませんでした),ハルノートを許せない陸軍と世論に押し負けて(中国大陸で多くの犠牲を払いながら戦っていたのは陸軍でした),開戦を決断してしまったのです。

で,その「ハルノート」の下書きを書いたのが,ソ連スパイとしてアメリカ財務省に忍び込んでいた,「ホワイト」という役人だったのです。ハルノートを突き付けたことにより,日本がアメリカと開戦し,その結果,ソ連は,ドイツと日本からの挟み撃ちを回避することができました(当時,ヒトラー率いるドイツは,独ソ不可侵条約を破ってソ連に侵攻していました(バルバロッサ作戦)。

日本とアメリカが戦争してくれたことで,ソ連が利益を得たのは,間違いない事実であり,なおかつ,「ホワイト」という役人がソ連のスパイであることは,アメリカ軍が解読した,ソ連の暗号文から明らかとなっています。

やはり,歴史というのはおもしろいなぁ(笑)。

・仕事・勉強以外に今日やったこと

特にありません!

【今日のうつ病】

昨晩は午前0時10頃に布団に入りました。昨日に引き続き,昨晩も寝つき良かったです。朝7時55分頃までぐっすりと眠れました。調子も良いです。昨日は,4日連続でよく眠れて調子が良いと書きましたが,それが5日連続に延びたことは,とても嬉しいです。今晩調子を崩す可能性もありますが,今は素直に喜びたいです。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!

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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。


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