貸したお金を弁護士の僕ならどうやって返してもらうか-4(裏切られて決意した)
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このブログでは、弁護士である僕が、もし仮に自分が紛争・トラブルの「当事者」となった場合に、「自分だったこうするだろうな」ということをお伝えしてしています。
僕自身、これまでの人生で大きな紛争・トラブルの当事者となったことがなく、今この瞬間、紛争・トラブルに直面されている方の苦しみや不安を代弁できるような立場にはないのかもしれません。
ただ、自分が紛争の当事者となった際の対処法を弁護士目線でお伝えできれば、それが、ご覧になった皆様のお役に立てるかもしれないと考えています。
あくまで、「僕だったらこうするだろうな」ということですから、ご覧になっている方々に必ずしも当てはまらないとは思いますが、僕のやり方をヒントに、自分なりに応用していただけたら、とても嬉しいです。
ご覧になっている皆様のお顔も名前も残念ながら知ることができませんが、アクセスしてくださり、ありがとうございます。本当に励みになっています。
【 今日のトピック:貸した金を返してもらう 】
今日も引き続き「貸したお金を返してもらう」についてお話していきます。
昨日は、僕がお金を「貸した」具体例についてお話しました。
まあ、言ってしまえば、僕は、キャバ嬢に貢いでしまったのです。
その貢いだ額が、自分の生活を脅かさない範囲であれば、「返ってこなくてもいいや」と思うことができたんですが、残念ながら、あるキャバ嬢にドハマリしてしまった僕は、生活費に不足をきたすくらいに、キャバ嬢に貢いでしまいました。
その結果、僕はお金を「貸して」しまいました。
「貸したお金が返ってこない!」という紛争は、お金を「貸す」ことが問題の根本です。
もちろん、約束どおり返済しない相手が悪いんですが、僕らは、暴力よりも法律が優先する社会に生きているので、相手が現金を持ってくるなり、ATMで振込手続をしてくれるなり、相手が自発的に支払うまで、返済を受けることはできません。
相手が自発的に支払わない場合に、無理矢理支払わせる方法は、訴訟を提起して判決をもらい、その判決に基づいて強制執行するしかありません。
これ以外の方法で、無理矢理支払わせてしまった場合、それは違法です。
暴力よりも法律が優先するという、近代以降の社会の根本原理を否定することは許されません。これが少しでも許されてしまった途端、社会は一気に「YOUはショック」な世界に突き進んでしまいます。
このこともあって、「お金を貸す」という行為自体、とてもリスクがあると僕は思っています。
しかしながら、僕は、偶然行ったキャバクラで、あるキャバ嬢に一目惚れしてしまい、そのキャバ嬢に貢いでしまいました。
お店に通い詰めたり、アフターや同伴でデート代を支払うだけなら、お金を「貸す」ということにはならなかったんですが、僕は、それに加えて、現金を渡していました。
その結果、「返ってこなくてもいいや」という金額を、いつの間にか超えていました。
預金残高はほぼゼロで、毎月の給料のみが頼りでした。
運良く、借金してまで貢ぐほどではなかったんですが、預金残高はすっからかんです。
そして、数えてみたら、キャバ嬢に渡した現金の金額は500万円を超えていました。
いちどに500万円を渡したわけではありません。1年くらいかけて、500万円を渡していました。
そのうち100万円くらいは返済されていましたが、残りの400万円は返済されていません。
僕は、友達に相談しました。
ただ、相談したのは、お金の話ではなく、このキャバ嬢をどうやって彼女にするか、ということでした。
「あの子だったら、きっと彼女になってくれるはず!どうやったらいいと思う?」
「いやいや、キャバ嬢が客と付き合ってくれるわけないだろ、もっと冷静になれよ」
友達はつれない態度です。でも、客観的に見れば、キャバ嬢が客と付き合ってくれるはずありません。
「いやいや、わかってないな。あの子とは、お店やアフター以外でも会ってるからね」
「え、そうなの?お店やアフター以外で会って何してるの?」
「普通にデートしてる」
「普通にデートって、それはアフターの延長みたいなもんでしょ?」
「うるさいなぁ」
とにかく僕は自分のことが見えてません(汗)
「それにさ、いろいろと悩みも打ち明けてくれるんだよ」
「悩みって?」
「いやなんか、お母さんが病気で、お母さんに生活費を援助していたら自分の生活費が足りなくなって困っているとかさ」
「それ聞いて、お前どうしたの?」
「いや、少しだけお金渡してあげたよ。かわいそうだったもん」
「渡したっていくらくらい?」
「いや、10万くらいよ。次の給料日までのつなぎでほしいとか言われて」
「お前、他にもカネ渡してない?」
「え、いや別に、衣装代が足りないとかで渡したこともあるけど・・」
「それって、返ってくることになってるの?」
「必ず返すと言ってくれたから」
「で、実際に返ってきたの?」
「全部じゃないけど・・・」
「お前、自分が見えてないよ。オレが聞く限り、お前は間違いなく金づるにされてる。いいか、お前は恋愛対象として見られていない。金づる、もしくはお財布として見られてるよ。そんな男を彼氏にしてくれるなんてあり得ない。」
「うるさいなぁ!もういいよ!」
怒った僕は、友達と飲んでいた店から飛び出して帰ってしまいました。
僕は怒り心頭でした。
「僕が金づる?お財布?・・・あり得ない。あの子はそんな女じゃない・・・!」
すると、キャバ嬢からLINEが来ました。
「ごめん、またお母さんが体調を崩しちゃって。また10万くらい貸してくれない?」
僕は少し試してみることにしました。
「またお母さんが体調崩したの?大変だね。でさ、お母さんの病名って何?」
「病名?そんなのどうして気にするの?」
「いや、お母さんのことが心配でさ。どんな病気なの?」
「私のこと疑っているの?」
「疑っているって何?病名も聞いちゃいけないの?」
「もういいよ。連絡しないで」
僕は確信しました。病名すら教えないなんておかしいですし、病名を聞いただけで「連絡しないで」ってそれまでの態度を180度変えるのもおかしい。
このキャバ嬢にとって、僕は、理由も聞かずにお金を渡してくれることに価値があっただけなのです。
だから、理由を聞いた途端に、関係を切られた。
「理由も聞かず」「すぐに」「言い値で」お金を渡してくれるという価値しかなかった僕が、
・理由を聞いて
・金をしぶってきた
のですから、僕の価値がなくなるのは当然です。
キャバ嬢に裏切られた僕は、キャバ嬢に渡した金額と、返済してもらった金額をきちんと算出することにしました。
そして、返済されていない残りの400万円をきちんと返済してもらうと決意しました。
今日はこの辺にします。
それではまた明日!・・・↓
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