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株式投資って、単に株を買っているだけ。でも、買う値段を決めるのは自分。

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけにその年の12月からブログを始めました。しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎回ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:「株を買う」 】

「株式投資」って、よく聞くワードです。

でも、なんか「難しそう」です。やったことない人からすれば、なんかよくわかんないですよね。

僕も、「株式投資なんて難しくない!」「株式投資なんて簡単だよ!」と主張したいわけではありません。株式投資って、それなりにハードルが高いと思っています。

誰でもかれでもできるようなもんじゃないと思います。だって、「株式投資」するには、何をしなきゃいけないかというと、

・証券口座を開設する
・証券口座にお金を預ける
・そのお金を使って、株を買う(買う値段は自分で決める)

こういうプロセスが必要になってきます。

これが、「誰でもできる」なんてことありません。

というか、現代社会は、「頭のいい人」に有利に出来上がっています。日本は、明治維新によって、江戸時代の身分制社会を脱し、誰でも平等に扱われるようになりました。

とはいえ、国民全員を平等に扱う社会主義が間違っていることは、歴史によって証明されたので、格差が必然的に生じる「資本主義」を生きることになりました。

この「資本主義」は、結果の平等は求めませんが、チャンスは平等でなければなりません。その結果、「知的能力」や「学力」のみによって評価されることになりました。

この「知的能力」や「学力」も、遺伝的に大きな格差があります。

↑に書いたような、株式投資のプロセスを理解し、実践できるだけの「知的能力」がある人のみが、株式投資を実行できます。

残念ながら、株式投資のプロセスを理解し、実践できるだけの「知的能力」がない人は、株式投資を実行できません。それは、僕がいくら頑張っても、3分で1kmを走り切ることができないのと同じです。

「頑張ってもできない」ことが、間違いなく存在します。僕は、どれだけ頑張っても、3分以内に1kmを走り切ることはできません。

それと同じです。「頑張ってもできないこと」はあります。だから、株式投資を「誰でもできる」なんて思うのは、「井の中の蛙大海を知らず」です。

でも、「思ったほど難しくないかも」と思う人だっているかもしれません。「証券口座を開く」なんて、昭和の頃と比べたら、格段に簡単になりました。

今なら、スマホでネット証券会社のホームページにアクセスして、「証券口座を開く」をタップし、そこで必要な作業を済ませれば、証券口座を開くことができます。その証券口座に、株式を買うためのお金を預ける方法も、その証券会社が教えてくれます。

簡単な話です。

ただ、「株式を買う」というのが、普段の生活とは、大きく異なります。なぜなら、自分で買う値段を決めるからです。

証券口座を開いて、株式投資を始めると、非常におもしろいことに気がつきます。それは、東証の仕組みです。

「東証」って、まさに、東京「株式市場」なんです。株式を取引する「市場」なんです。つまり、「売り注文」と「買い注文」をマッチングしている場所なんです。

リアルタイムで、東証での売り注文・買い注文が、証券会社のアプリを通じて見れますが、いや、これを見ているだけで本当におもしろいです。

この「マッチング」の仕組みは、本当に、本当に単純で、例えば、トヨタ自動車の株式100株を、1株あたり1万円で売ろうとしている人がいて(売り注文)、その売り注文に対し、1株1万円で100株の買い注文が出れば、マッチングが成立し、瞬時に、トヨタ自動車株100株が、売り注文を出した人の証券口座から、買い注文を出した人の証券口座に移ります。

本当に、仕組み自体は、簡単です。

でも、やろうとすると、結構難しいです。まあ、最初は、少額でなんとなく遊びで買ってみてもいいのかもしれませんが、少しやってみると、「ああ、買うときは、なるべく安く買ったほうがいいんだな」という、当たり前のことに気づきます笑

とても素朴な話で、同じ牛乳なら、1円でも安いスーパーで買おうとするのと全く同じです。同じ銘柄なら、なるべく安く買ったほうがいいに決まっています。

じゃあ、なるべく安く買おうとして、安い値段で買い注文を出せばいいかというと、そういう話でもありません。

どれだけ安く買いたくても、その値段で売ってくれる人がいないと、その値段では買えません。

これもまた、当たり前の話です笑

売る側に目を向ければ、売る側は、安くなんて売りたくありません。なるべく高く売りたいのです。

だから、「安く買おう安く買おう」と思って、ハチャメチャに安い値段の買い注文を出しても、そんな値段じゃ買えません。だって、そんな安い値段での売り注文なんて、誰も出さないからです。

買いたいなら、売り注文が出るような値段で、買い注文を出さなきゃいけません。

こういった、「自分で値段をつける」という作業が、僕を含め、商売人じゃないと、結構難しいのです。

で、さらに難しくさせてるのが、日によって、売り注文の値段が変わることです。株価が上がったり下がったりするのは、誰しもなんとなく知っていると思いますが、あの「株価」って、いちばん新しく成立したマッチング価格(売買価格)を表しています。

で、世界の情勢や、その会社の決算発表などの理由で、ある日は、めちゃくちゃ安い値段で売り注文が出たり、逆に、ある日は、全然安い値段で売り注文が出なかったりします。こういったのが「株価」を作り出しています。

だから、今日は2000円の売り注文が出ていたのに、明日は、2200円の売り注文しか出ていないということもありますし、逆に、明日になると、1500円の売り注文が出て、今日よりもお得に買える、なんてこともあります。

こういうふうに、売り注文の状況が刻々と変化するので、いくらで買うか考え始めると、結論を出すのがめちゃくちゃ難しくなります。

でも、自分で値段とタイミングを決めないと、買えません。「成行注文」という、自分で値段を決めない買い方・売り方もありますが、成行注文なんてしたくなくなります。だって、より安く買いたいからです。

成行注文だと、どうしても、自分に不利な値段で買っちゃう感じがします。

「自分で値段を決める」というのが、株式投資の大きな特徴で、そこが結構な難関です。買った途端に、値下がりして含み損を抱えることだってあります。

だから僕は、インデックス投資の銘柄を購入しています。インデックス投資なら、10年20年単位で見れば、着実に株価が上昇するからです。目先の含み損がこわくないので、余剰資金の範囲内で、ためらわずに、ある程度の値段で買い注文を出すことができます。

「自分で値段を決める」というのが、かなりのハードルだとは思いますが、この作業は、やってみたら、かなりおもしろいです。

「需要と供給」を肌で感じることができます。オススメです。

それではまた次回!・・・↓

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