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忘れた仕事はまた思い出せばいい

【 自己紹介 】

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:仕事は思い出せる 】

↑の自己紹介欄に書いているとおり、僕は、2019年7月にうつ病を発症しました。

発症した当日(2019年7月10日)から、仕事を休みました。それから、約7ヶ月間、職場に全く行きませんでした。

発症した当日時点で、僕はまだ、社会人として働き始めて2年半の「ペーペー」でした。

年齢は29歳と、かなりいってましたが、社会人経験は、なんとまだ2年半で、使い物になるとは到底いえない半人前でした。

そんな、伸びしろだらけ、というか成長途上で、僕の心と体は悲鳴をあげてしまいました。

まあ、発症直前期は、判断能力が谷底に落ちていたので、いちど風呂に入って夜中に職場に戻るとか、そういっためちゃくちゃな働き方をしていたので、そういった過重労働がうつ病発症の直接の原因だったとは思います。

ただ、世の中には、こういった過重労働を繰り返しても悲鳴を上げずに済む人たちもいるわけで、残念ながら僕は、そんな人たちとは違って、過重労働に耐えられない身体を持ち合わせています。

その現実は、現実なので受け入れるしかありません。

悲鳴を上げたせいで、僕は、たった2年半働いただけで、社会人としての成長をストップさせられました。

やっと少し仕事を覚え始めていたところで働けなくなったので、最初は、仕事を忘れてしまうことが不安で仕方ありませんでした。

自慢じゃありませんが、僕は、弁護士になるまで、いちども浪人したことがありません。

浪人せずに高校・大学に入って留年せずに卒業し、法科大学院も留年せずに卒業したあと、卒業した年の司法試験に一発合格し、司法修習の最後に行われる「二回試験」にもきちんと合格しました。

弁護士になるまで、1年たりとも止まっていないのです。

それを「社会経験がない」と、マウントとってくる人たちがいますが、それは完全に負け惜しみだと僕は思っています。

浪人せずに大学へ入れるなら、そのほうがいいでしょうし、司法試験も、そりゃあ、早く合格したほうがいいです。

僕は、いちども止まらずに試験を突破してきた過去の自分を、本当に誇りに思っています。

「社会経験が足りない」とか「挫折が足りない」とか言ってくる人たちに対しては、ドヤ顔で、「じゃあ、浪人している1年間は、合格したあとに経験できる1年間よりも、実りが大きかったと本気で言える?」と逆に質問してあげます。

そんな感じで、1年も止まらずに弁護士になれたことは、本当に素晴らしいとは思ってはいるのですが、この「止まらなかった」という過去のせいで、僕は、病気で「止まってしまった」ことを、とても怖く感じました。

特に、仕事を忘れてしまうかもしれないという不安が大きく、当初は、「離婚調停のやり方は覚えている」とか「遺産分割はこんなふうに進めればいいよね」「遺留分はこう」とか、仕事のことを思い返しまくって、「大丈夫。忘れていない。」と不安を拭っていました。

不安を拭おう拭おうとするのも、今思うと、うつ病の症状だったと思います笑

だって、今は、忘れていることを全く不安に思っていません笑。

今は、離婚や相続のやり方、ほぼ忘れているような気がしますが、全く不安には思いません。

ほぼ忘れているなら、少しは不安に抱くべきでしょうが、まあ、忘れちゃうのは仕方ありません。

仕事というのは、その仕事をしていないと、必ず忘れてしまいます。少なくとも、僕はそうです。働いている仕事しか知りません。

で、今日のタイトルに戻りますが、仕事なんて、今携わっている仕事以外はどんどん忘れていくんだから、それを前提に、また思い出せばいいんです。

少なくとも、僕は、2年半、必死で働いてきて、とてもたくさんのことを学んだ自負はあります。

2年半で、あらゆる事件を経験したとは思いませんが、2年半も働いていれば、新規で受けた依頼が終結した、という経験はいくつもあります。

事件を受けて、最後まで終わらせた、という経験は積んでいて、その経験の中で、基礎的な事件処理能力や、基礎知識は身につきました。

ある程度の基礎は身についているので、ゼロから学び直さなきゃいけないわけではありません。

そこはきちんと、自分を認めてあげたいです。

2年半は、しっかり弁護士として働いてきて、その中で経験も積んでいるのです。

「その程度の経験じゃあな・・・」と思う人もいらっしゃるでしょうが、弁護士業界は、経験が正義ではありません。

経験で得られる学びは非常に大きく、経験豊富な弁護士が良い仕事をする傾向にあるのは間違いありませんが、あくまで、弁護士業界の正義は「法と論理」です。

経験だけではなく、「法(=知識)」と「論理」が正義です。

経験しか振りかざせない人は、自分を見つめ直した方がいいと思います。

経験重視は、知識軽視につながります。

年をとるにつれて自然と経験が増えていくので、経験を重視したくなりがちですが、経験だけでなくきちんと「知識」を重視する謙虚な姿勢をこれからもキープしたいと思います。

同時に、「忘れてもまた思い出せるさ」という、楽観的な(ともすれば、傲慢な)心持ちでいようと思います。

ま、知識を重視する謙虚な姿勢(学びを忘れない姿勢)があれば、忘れた仕事も、きっと謙虚に学んで思い出せると思います。

それではまた明日!・・・↓

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