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過払金を弁護士の僕ならどうするか-1(借金していた過去の自分)

【 自己紹介 】

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このブログでは、弁護士である僕が、もし仮に自分が紛争・トラブルの「当事者」となった場合に、「自分だったこうするだろうな」ということをお伝えしてしています。

僕自身、これまでの人生で大きな紛争・トラブルの当事者となったことがなく、今この瞬間、紛争・トラブルに直面されている方の苦しみや不安を代弁できるような立場にはないのかもしれません。

ただ、自分が紛争の当事者となった際の対処法を弁護士目線でお伝えできれば、それが、ご覧になった皆様のお役に立てるかもしれないと考えています。

あくまで、「僕だったらこうするだろうな」ということですから、ご覧になっている方々に必ずしも当てはまらないとは思いますが、僕のやり方をヒントに、自分なりに応用していただけたら、とても嬉しいです。

ご覧になっている皆様のお顔も名前も残念ながら知ることができませんが、アクセスしてくださり、ありがとうございます。本当に励みになっています。

【 今日のトピック:過払金 】

今日からテーマを変えて、過払金について書いていこうと思います。

僕は、毎朝テレビを見るのではなく、ラジオを聞いているんですが、ラジオを聞いていると、とても頻繁に過払金のコマーシャルが流れてきます。

「司法書士法人」だったり、「認定司法書士」だったり、「弁護士法人」だったり、「弁護士」だったり、いろんな人たちがたくさん広告を出して、過払金の依頼を受けようと躍起になっています。

すみません、弁護士である僕から見ると、こういうふうにネガティブに見えてしまいます。悲しいですが。

かなり脱線してしまいますが、ちょっと続けます。

本来、過払金請求は、めちゃくちゃ社会正義を実現する案件です。

というのも、過払金とは、ざっくり言えば、「必要以上に返済した借金を返してもらうこと」だからです。

違法な利息を取り立てた金融業者から、返済しすぎたお金を返してもらうのが、「過払金請求」です。

こう書くと、「過払金請求」って、めちゃくちゃ「正義」に見えませんか?

「違法な利息を取り立てた金融業者から、払いすぎたお金を返してもらう」

「違法な利息を取り立てた金融業者」が悪で、その「悪徳業者」からお金を引き出すのは、勧善懲悪で、とても正義にかなっている気がします。

しかし、現在の「過払金請求」に対する弁護士界隈のイメージは、かなり冷ややかです。


そのへんの事情もおいおい話していこうと思います。

すみません、過払金のコマーシャルが多いという話をしていたら、脱線しまくってしまいました(汗)。

さて、今回の設定について説明します。

僕は、昭和31年(1956年)生まれで、65歳の男性です。35年ほど前(1986年頃)に結婚し、2人の子どもをもうけました。

僕は公務員として真面目に働いていましたが、少し金銭管理がへたくそで、結婚前からたびたび借金することがありました。

借金に手を出すようになったきっかけは、大学を卒業して働き始めてから2年後(24歳の頃)でした。

若かりし僕は、毎月の給料をほとんど使い切ってしまっていて、貯蓄なんかしていませんでした。

年功序列で毎年給料は上がっていくので、そのうち貯金はできるようになると甘く考えていました。

貯蓄ができていないとはいえ、生活費が給料で足りないということはありませんでした。

借金しないと生活費が足りないという赤字営業ではなく、貯蓄ができないだけでした。

しかし、ある日、どうしてもお金が足りなくなってしまいました。もともと病気を患っていた父親が急に病状が悪くなり、飛行機で実家に帰らなきゃいけなくなったのです。

この当時(1980年)は、飛行機が珍しい時代はとっくに終わっていましたが、まだまだ飛行機の値段は高く、急に飛行機に乗るとなれば、実家までの往復で10万円ほどが必要でした。

これだけのお金が急に用立てできるはずもありません。

そこで僕は、父親の通夜と葬式に出席するため、アコムから10万円を借りて、飛行機代を工面しました。

長男でありながら、僕は実家を離れて東京で公務員(東京都職員)となりました。父とは衝突もありましたが、最終的には応援してくれていました。

父との死に目に会えないと一生後悔すると思い、急いで実家に帰りました。

めちゃくちゃ途中ですが、今日はこの辺で終わります。

過払金は、すでに書いたとおり、払いすぎた利息を返してもらうことですが、そうすると、過払金を請求できる人は、必ず何かしらの借金を過去にしています。

で、借金には、借金するだけの理由が必ずあります。なぜなら、借金しなくても生きていけるはずだからです。

だから、過払金の話でも、借金した理由についてまずは話をしなきゃいけないので、↑のように、借金したきっかけから話を始めました。

また明日続きを書きます。

それではまた明日!・・・↓

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