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ロウ戦争の終わり方予想:ロシアの内部崩壊
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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、900日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。
毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。
【 今日のトピック:内部崩壊 】
ロシア軍がウクライナ領内に侵攻したのは2022年2月24日でした。
なんと、もう4ヶ月も経っています。侵攻当初は、第三次世界大戦になることも想定されましたが、今のところ、世界大戦は勃発していません。
戦っているのは、ロシア兵と、ウクライナ兵(志願した民間人含む)、そして、ウクライナへ馳せ参じた義勇兵のみなさんです(義勇兵の勇敢さには心から敬意を表します)
ウクライナ兵や義勇兵が持っている武器は、ヨーロッパ各国から供与されています。
ロシア軍が、ウクライナ全土を焼き尽くすことは不可能なので、ウクライナ兵がゲリラ線を繰り広げる限り、ウクライナが負けることはありません。
ロシアもロシアで、地政学的に(ざっくり言えば、ロシアは広すぎて寒すぎるので)、全土を占領することは不可能です。
モスクワが陥落しようが、ロシア軍は、北へ東へ逃げ続ければ、ぜったいに負けません。
シベリアは、あまりにも広すぎて寒すぎるので、外国の軍が、シベリアへ逃げ込んだロシア政府を追い詰めるのはムリなんです。
地政学的に負けないロシアと、ゲリラ線を覚悟して負けなくなったウクライナ。
この戦争は、戦闘では終わりません。
じゃあ、どう終わるかというと、歴史を見ると、ある予測が立ちます。
それは、「ロシアが内部から崩壊する」です。
まあ、これくらいの予測、僕以外にも思いつく人が山ほどいると思うので、非常に恥ずかしいんですが・・・汗
例えば、1917年、ロシア帝国陸軍がドイツ・オーストラリア連合軍と日々熾烈な戦闘を続けている最中、モスクワでロシア革命が起きました。
レーニンが指導した、「共産主義革命」です。
この共産主義革命の結果、ロシア帝国は崩壊し、世界で始めて、共産主義国家が誕生しました。
この共産主義革命は、ロシア帝国軍と交戦中だったドイツ軍がお膳立てしたのは、有名な話です。
というのも、亡命していたレーニンをモスクワまで運んだのは、他でもないドイツ軍だったからです。
ロシア革命によって、ドイツは東部戦線にいた兵を、西側=フランス側に結集することができました(結局ドイツは敗戦国となり、帝国から共和国になってしまいましたが・・・。悲しい)
要は、第一次世界大戦も、ロシアは、戦闘ではなく、内紛で負けたのです。
この第一次世界大戦の例と、あとは、ソ連の崩壊もあげられます。
ソ連も、イラン革命後のアフガニスタンへの侵攻など、こざこざした戦争をしたことはありましたが、「冷戦」というだけあって、戦闘自体は少なかったです。
ソ連も、戦闘で負けたのではなく、内部から崩壊しました。
ソ連を構成する国家が、次々とソビエト連邦からの独立を宣言しました。ソ連の中心となっていたロシアも、11カ国のうち5番目に独立を宣言しました。
経済の行き詰まりが、ソ連崩壊の実質的な理由です。
なんというか、ロシア革命と同じように、ロシアは内部から崩壊しました。米ソ対立という「冷戦」に負けたのではなく、内部からガラガラと崩れていきました。
また、こうなる予感がします。
ただ、内部崩壊は、だいぶ先になるでしょう。
というのも、今、ロシアに対して日本を含めた諸外国が経済制裁を加えていますが、中国とインドは、ロシアから天然ガスを輸入していて、しかも、原油価格が上昇しているので、輸入単価(ロシアにとっては輸出単価)も上昇し、ロシアは、エネルギー輸出額が増えているようなのです。
そうなると、ロシアは今、経済制裁によるエネルギー価格上昇の恩恵を受けていることになります。ロシアは今、エネルギー価格上昇による好景気にわいている可能性が高いです。
好景気だと、内部崩壊しません。
共産主義革命も、ソ連崩壊も、経済が行き詰まっていたからこそ起きた内部崩壊です。
経済制裁を加えても、ロシアからガスの売り先を奪えないのなら、原油価格の上昇は、ロシアにとってプラスに働きます。
なんか、つらつら書いてきましたが、こう考えると、ロシアが内部崩壊するという予測もアリとはいえ、そうならない予測もアリな気がしてきました。
経済制裁を加え続ける限り、エネルギー価格は上昇するでしょう。しかし、ロシアのエネルギー輸出先はなくならないので、ロシアは困りません。むしろ、経済制裁で儲かるというパラドックスが起きちゃっています汗
これ、どうなるんでしょうかね・・・。
なんか、世界の富が、エネルギー輸出を通じて、ロシアに移動してしまうような気がしてきました・・・。
しかも、ロシアと中国が協力体制となってしまっているので、富がロシアと中国で山分けされてしまうような・・・。
もうね、考えれば考えるほど、どうしてプーチンをこんな戦争に仕向けてしまったのか・・・。
トランプ政権時代は、米ロ関係は非常に良好で、対チャイナ政策で協力できていたのに、バイデン政権になった途端に、米ロ関係は悪化し、ロシアと中国が仲良くなる始末・・・。
エネルギー価格上昇が、経済制裁を加えているロシアにとってプラスに働いてしまう事態・・・。
うーん。ロシアの内部崩壊を待ちたいのですが、崩壊しそうもないですね。
うーん、どうしたもんか。もう少しズルズル戦争が続きそうですね。
僕の予想なんて、当たるはずもないのですが、考えてみるのは楽しかったりします。結局、ロシアは内部崩壊せず、ウクライナも戦闘をやめないというのが、現状の予想です。
そうなると、全然予期せぬ出来事で、終止符が打たれるような感じもします。
ま、歴史なんて、予期せぬ出来事で大きく動くのが常ですから、ダラダラ続くと思われる戦争が、どんな形で終わるのか、静観しようと思います。
それではまた明日!・・・↓
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