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愛が孤独を埋める

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このブログでは、2019年7月にうつ病を発症し、それをきっかけに同年12月からブログを始めて、それ以降、600日以上毎日ブログ更新してきた、しがないサラリーマン弁護士である僕が、日々考えていることを綴っています。

毎日ご覧くださってありがとうございます。本当に励みになっています。

法律に関する記事は既にたくさん書いていますので、興味のある方は、こちらにテーマ別で整理していますので、興味のあるテーマを選んでご覧ください。

【 今日のトピック:愛と孤独 】

昨日、義母と娘のブルースが新春スペシャルで放送されていました。

義母と娘のブルースは、2018年に放送されていたテレビドラマで、僕も毎週楽しく見ていました。

とても印象に残っていて、よく覚えています。

あらすじは、僕が説明するまでもありませんが、綾瀬はるか演じる主人公:岩木亜希子は、竹野内豊演じる宮本良一から求婚され、結婚するところから話は始まります。

良一には、幼い娘:みゆきがいるのですが、良一の妻であり、かつ、みゆきの母である宮本愛は、既に亡くなっています。

ドラマでは後から説明されましたが、良一が亜希子に求婚したのは、自分が病気を患っていて、近いうちに死んでしまうからです。

自分が死んだ後も娘が幸せに生きられるよう、母親代わりの人を探していて、主人公亜希子に、いわば「白羽の矢」が立ちました。

ただ、この亜希子という人物、なんというか、あまりにも事務処理的に動くというか、カタブツというか、めちゃくちゃ独特なんです。

仕事はめちゃくちゃ有能で、30代女性にもかかわらず、コンサル会社で部長を務めるような、スーパーハイレベルキャリアウーマンです。

しかし、その仕事上の態度のまま日常生活を送っていて、初めてみゆき(当時8歳)に会った際も、名刺を出して自己紹介する始末です。

そんな女性を、自分が亡き後の母親にするなんて、普通は考えにくいのですが、良一は、「この人だ!」と思って、亜希子に求婚し、みゆきを託します。

そして、良一は、本当に亡くなってしまいます。

ここからが、このドラマの見せどころです。

良一が死んだことで、結局、なんの血のつながりもない、養母と養子が残されたことになったわけですが、最後、養親子だからこそのケンカに発展します。

「血がつながっていないじゃん!」

「本当の親子じゃないし!」

大学受験に悩むみゆきは、こんなことを思ってしまうわけです。

お母さんのことを思って、みゆきは、なるべく良い大学に入学しようと思っていたわけですが、そんな思いとは裏腹に、亜希子は、「私に気を使わなくていい」と言い始めます。

「私は、あなたを利用したんです」と亜希子は言います。

そこから亜希子が、自らの半生を語り始めます。

・施設に預けられたこと

・高卒で就職したこと

・就職直後はお茶くみから始まったこと

・奮起して仕事に打ち込んだこと

・その努力が実を結び、結果が出たこと

かなり波乱万丈の半生ですが、しかし、仕事で大きな結果を収めていた亜希子の人生は、とても充実していたように思えました。

しかし、亜希子は、「心にぽっかり穴が空いていた」と吐露します。

「そんな時に出会ったのが、あなたなんですよ」

「あなたはとてもかわいくて、私の心の穴を埋めてくれました。だから、私は、あなたを利用したんです。私は、自分の心の穴を埋めるために、あなたを利用しただけです。だから、私に気を使う必要はありません。」

亜希子にとって、みゆきは、ぽっかり空いた心の穴を利用するための対象に過ぎませんでした。

みゆきのために、好きだった仕事まで辞めて専業主婦になったわけですが、みゆきと比べたら、仕事なんて月とスッポンなのです。

どれだけ仕事にまい進しても埋まらなかった心の穴を、みゆきは埋めてくれたわけですから。

仕事よりもみゆきを優先することは当然です。

このエピソードをなぞるだけでも、ものすごく良い話なんですが、しかし、ぎぼむすは、ここにとどまらないんです。

結局、このエピソードが物語っているのって、「好きな人のために尽くすこと」が、「自分の孤独を埋める」ことにつながる、ということです。

タイトルに書いたとおり、「愛が孤独を埋める」のです。

僕は、こういう風に、このドラマのメッセージを受け取りました。

他人のために、一生懸命尽くすことが、自分の幸せとして跳ね返ってくる。

それが「愛」なんだよ、ということを、ぎぼむすは教えてくれました。

実際に、みゆきは、亜希子から↑のような話を聞かされた後に、「それを愛って言うんだよ」と、亜希子に諭しました。

養子から養母宛の言葉なんですが、この「それを愛って言うんだよ」は、ドラマぎぼむすで、僕がいちばん印象に残っているシーンです。

自分の、いわば「エゴ」として、亜希子はみゆきに尽くしていたわけですが、それが「愛」だと、みゆきに伝わっていた。

自分の深い愛に気づかされると同時に、その愛がみゆきに伝わっていたことにも気づかされる。

亜希子は、本当に嬉しかったでしょう。

それと同時に、このシーンは、とても素晴らしいメッセージにもなっていました。

・誰かに尽くすことが自分に幸せをもたらしてくれる

・自分がエゴとして尽くしていたとしても、それは相手に「愛」として伝わっている

いろんな人が、いろんな受け取り方をしていると思いますが、それぞれ、とてもあったかい気持ちになったことと思います。

ぎぼむすは、コミカルなシーンも結構多いのですが、最後、大感動で終わっていて、3か月放送されたテレビドラマとしては最高の出来だったと思います。

結局、死んだ良一は、最高の母親を選んだと僕は思っています。

娘も母も、あんなに幸せになれるなんて、本当に素晴らしい采配だったと思います笑

また新春スペシャルしてほしいです笑

それではまた明日!・・・↓

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