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よいこの ヨロシえほん~アウトロ~
「ウウーッ、……ブーブス……ロックンロール……アバーッ!」
ここはバイオニンジャ病院の集中治療室。サブジュゲイターは熱射病で頭がおかしくなってしまい、別の次元の光景を受信しているようだ。生物の限界をこえた暑熱に曝されればニンジャでもこうなる。Tシャツさえ着ていれば大丈夫という油断が招いた悲劇であった。
「いったい何が見えているのかしらね」「さあ……知りたいような、そうでもないような感じです」キュアとナインがひそひそ声で会話を交わす。病人を刺激しないための奥ゆかしい配慮だ。2人は空調のきいた涼しい部屋にこもり、こまめに水分と電解質を補給していたので無事だった。
「ゾンビーが……Tシャツが…………アイエエエ!アイエエエエ!」
「ちょっと黙らせてくれない?」「了解しました」
ナインが何らかの薬物を点滴に流し込むと呻き続けていたニンジャはおとなしくなり、穏やかな寝息を立て始めた。
「このまましばらく眠らせてあげましょう」「そうね……」
こんなのがCEOで大丈夫なのだろうか?2人はニューロンに飛来した疑念を振り払い、ただ黙々と医療行為を続けるのであった。
【アウトロ】終わり
◆どうしてこんなことになってしまったのか◆
ほんやくチームが「サブジュゲイターにブーブスTを着せてもいい」というので、投票を実施したところ、上のような結果となった。
(リンクを埋め込もうと10分くらい格闘したが、できないので、あきらめました。)
まあ、ほんやくチームにカラテでなんかされるよりはマシだろう。カラダニキヲツケテネ……。
【あとがき】
実はこれが生まれて初めて描いた2次創作のおはなしです。推しニンの名前が出たのでカッとなってやった。我ながらニューロンにわるいなあ。
公式からの着せてもいい発言を受けて「これはブーブスTのサブジュゲイター=サンをみんなが描くぞ!スゴイヤッター!」と浮かれ踊りながら描き進めていたんですが、〆切1日前なのに誰も描いてないじゃないか!責任者出てこんか!
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