もっと外付SSDの動作を早くしたい、お話
おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
広島県廿日市市でカメラマンしてます、コジマです。
ポートフォリオサイトはこちらです!ゆっくり見て行ってください!
あとInstagramもやってますので、そちらもどうぞ。
Macを使っている人もWindowsの人も今や外付けSSDで作業データを入れて処理を行うことが当たり前になってきましたよね。
というか、PCのストレージがHDDからSSDになったことで容量が減り、必然的に外付けで対応せざるを得ません。
※今回はカメラのお話というか、カメラマンが作業しやすくするためにややこしい規格に難儀したお話です。
現状の環境
現状ワタクシの環境としては、、
iMac(M1) → Nextorage SSD(1TB)
という環境です。
購入当初は結構早くて気に入っていたのですが、長く使ってくるとちょっとしたタイムラグが重なると「うーん」となってきました。
わかる人からしたら原因は明らかなのですが、ここは1つづつ解明していきたいと思います。
どこがボトルネックになっているのか
PC側について
PC側の接続が遅いと何をやっても遅くなります。
ウチにあるM1 iMacは、、
・Thunderbolt 3 x2
・USB 3.2 Gen2x1(旧称 USB 3.1 Gen2) x2
の4ポートあります。
もうこのThunderboltやらUSBの規格名称やらがとにかくややこしくなってるんですよね。細かいことは詳しいサイトに任せて、それぞれの今回の話に必要な仕様だけ確認します。
Thunderbolt 3
やたらカッコいい規格ですね。
USB-type C (2以前は専用形状)
転送速度 40Gbps (ビットなのでバイトに直すと5GB/s)
USB 3.2 Gen2x1(1レーンなどの表記も有)
名前ややこしすぎるで君
USB type-A または USB type-C (一応 micro USBもあるらしい)
転送速度 10Gbps (バイト換算、1.25GB/s)
※旧称として「USB 3.1 Gen2」と表示してあるものもありますが同じです。
という2つの規格のポートがあります。
Thunderboltの方が速度は速いので、Thunderboltに接続しています。
SSD側について
で、SSDの方はというと、、
タイトルにもあるように「USB 3.2 Gen2」となっています。
ということは、外付けSSDの接続がUSB 3.2 Gen2のため転送速度は1.25GB/sで頭打ちしているので、動きがイマイチと感じているワケですね。
じゃぁ、どうすればいいのか
USB 3.2 Gen2がボトルネックになっているということは、Thunderbolt3(または4)に対応するか、USB 3.2 Gen2x2に対応させるようになります。
ただ、2025年1月時点ではそれぞれの規格はUSB4またはThunderbolt4に落ち着こうとしているので、今更USB 3.2の選択肢は無さそうです。
ということで、今回はThunderbolt3(または4)に対応をしていけば幸せになれる計算です。
Thunderboltは3も4も転送速度は同じなので、現状安価な3で進めます。
(PCIe帯域が違うのは知ってます)
Amazonを探索
我らがAmazonで色々と探すのですが、Thunderbolt3の外付けSSDは結構高額だし、ほとんど製品が出てきません。
出てきても2〜5万などなかなかいい金額になっています。
裏技的な使用なら…
あまり良い手段では無いのですが、こんな手段もあります。
M.2 SSD + SSDエンクロージャー
という、組み合わせ。
パッケージされた外付け用SSDとは違い、中身を入れ替えられるのでSSDが使えなくなったら、中身だけを交換すれば使えます。
ただ、あまり良く言われていないのは、パッケージ品と比べ、SSDをコントロールするソフトウェアが専用設計ではないため、発熱や劣化進行などが劣ります。SSDを毎年入れ替えるならこの使い方も有りかもしれません。
M.2 SSDとは
いわゆる内臓のSSDです。
かなり小型で高容量のものがあるので現在のノートPCなどはこれが主流です。
SSDエンクロージャー
上記のSSDを外付け用として使用するケースです。
で、調べてみるとエンクロージャーの方はThunderbolt3に対応した製品はそこそこ有ります。
ただ、中国メーカーがとても多いので、どこまで信用できるかはあなた次第です。
じゃぁ、何を買えばいいのか
まだ購入して試していないので、ここからはいろんな情報を読み解いた上での予想です。悪しからず。
エンクロージャーはどれを買うか
今回はThunderbolt3(または4)に対応します。
SSDは途方もなく速度が出るので、まずはケースから選定。
一般的にはUGREENやORICOというメーカーが覇権を取っているように見えました。
ただ、色々とレビューを見ていくと安定性で考えると、、
この製品が安定性、速度共に使えそうです。
ちなみにRead:3.8GB/s、Write:3GB/sが製品としての理論値のようです。
このため、次のSSDはこの書き込み速度を満たすものを選びます。
SSDは何を買うか
今回は容量1TBのもので考えます。
勝手な自分の中で安心できるメーカーは以下です。
Crucial(クルーシャル)
WD
KIOXIA
Sumsung
ホント偏見に満ちていますが、そんなに間違ってもいないと思っています。
で、SSDにも色々な規格があってややこしくなっています。
「大きさ」
サイズです。
一般的には22mm幅のもので、長さの違いで規格が分かれます。
・2280(80mm)
・2260(60mm)
・2242(42mm)
・2230(30mm)
となっており、基本的には2280の一番長いものでOKです。上記のケースも2280に対応しています。
「M.2規格、形状」
SSDを接続する規格がSATAやNVMeなどあるのですが、一般的にはNVMeです。また、端子に切り欠きがあり、右にあるものと左にあるもので「B-Key」「M-Key」と分かれますが、M-Keyまたは両方に対応したB&M-Keyを選びます。
「PCIe規格」
ややこしいことに、転送速度についても世代があります。
・PCIe Gen3.0x4 3.5GB/s
・PCIe Gen4.0x4 7GB/s
・PCIe Gen5.0x4 12.4GB/s ※まだまだ一般的ではありません
上記は理論値なので、Amazonの製品を眺めているとPCIe Gen4.0x4製品を購入するのが間違いはなさそうです。
ということで、SSDの選択肢としては、、
よくわからんメーカー名ですが、東芝の子会社でメモリ部門の会社です。
さらに、5年保証と謳っているので多少は安心して買えると思います。(過去に他メーカーで使えなかったことは2回くらいあるけど)
まとめ
もうPC関係の規格ていろんな利権などの争いで新しい規格が立ち上がったり、最近は本当にややこしいです。ということで、長々書いてきた内容を簡単にまとめます。
通信規格は
Thunderbolt 3(または4)を選ぶ!
エンクロージャーは
Thunderbolt 3(または4)対応品を選ぶ!
SSDは
大きさは、2280を選ぶ!
形は、M-KeyまたはM&B-Key、NVMeを選ぶ!
PCIe規格は、PCIe Gen4.0x4を選ぶ!
で、探したセットは、、
もちろん自作PC界隈からは異論が出そうですが、素人なりに調べた結果です。いつか購入して試してみて最後の答えが出ると思っています。
余談
USB規格名がホント分かりにくいんですよね。
という経緯があってか、現状のUSB規格は「USB4」とシンプルになりました。USBと4の間にスペースが入らない、というややこしさは有りますが、見た目がシンプルになりましたね。
そして、さらに新しい規格が策定され、将来の製品に搭載されるようです。
その名も
「USB4 version 2.0」
おいいいいいい
せっかくシンプルになったのに、またややこしくしおって
Thunderboltの潔さよ…(逆にThunderboltはナンバリングが早すぎる)