あなたのポジションはどちら?
こんにちは。サカナクションのライブも、フジファブリックのアルバムも、Base Ball BearのEPも、さらには卒業が決まったりしてなかなかに楽しい毎日ですが、全部に「面白い文章で描きたい!」と考えすぎて、筆不精なパターンになっていますね。
ということで、サカナクションの感想前編でもあるし、関係ないような思いつきを書きます。
さて、皆様がライブ会場に来たとして、どこで見たいと思われますか?そこには最前列でアーティストさんを正面でがっつりと、という方もいれば最後列で観客を含めて雰囲気を味わう、ということもあるかもしれません。丁度良い位置には様々あって、ドラマーを的確に見抜く場所を求める方にお会いしたこともあります。二階席から会場に居ながらゆったりと、という考え方もあるかもしれません。その見方について、一家言持つバンドの一つがサカナクションかと思っています。
曰く、ライブ会場の構造から、スピーカーが前方の左右にある場合、最前列というのは音が上手くまとまらないポイントで、アーティスト達が鳴らすアンプの音もあり、音質的に良い場所とは言えないと。その音を会場に合わせて最適化するのがライブPAさんですから、音響ベースとなるライブ会場後方から中央部が最も整ったものを聞くことが出来る…らしいです。
それを体感できるようなDVDや、ライブでは少し高値のプレミアム席が提供されていますね。さらにサラウンドシステムというライブ形態もあり、このときは会場の各所にスピーカーを設置するなど、音質環境へのこだわりは凄まじいものがあります。
そんな中で自分はなんとなく前の方というか(笑)アーティストさんはもちろん、観客の方々の雰囲気も味わいたい、しかしあまり目が良くないのでなんとなく前の方が良いなあと思っています。身長も、低くはないですが、飛び抜けて高いわけではないので、なんとなく前の方。複数回見られるのであれば最前列と最後列ですね(笑)
そしてもう一つわがままを言えるなら、ボーカルの場所です。もちろんボーカルは観客じゃなくて演者ですから、その準備や苦労は計り知れません。しかしフラついてもいい、踊っていてもいいと音から感じたものを表すのにあんな自由な場所は他にないですし、「楽しい」と見せていることも素晴らしいなと思います。サカナクションのボーカル、山口さんもそうですね。特に彼の場合はその表情で曲の力を増幅させていて、音楽での喜びやその苦悩などを色濃く反映させていて、強く胸を打ちますね。
先日のTHE COLLECTORS加藤さんもそうでしたが、自分は楽しそうな演者さんを見るのがとても好きで、それも含めて会場でのポジションを確保したいのだなと思います。