Tableauのディメンジョンとメジャー

tableauを使い始めたころ、この二つがなかなか身体に染み付かず迷うことがあったので、先人の知恵を色々参照させていただいて理解しやすいようにメモ


1.ザックリ言うとどういうことか

・ディメンジョン⇒データを見るための角度、目線、観点、基準
 /「~毎の●●を集計する」の「~」の部分に該当
・メジャー⇒集計の対象、出したい値
 /「~毎の●●を集計する」の「●●」の部分に該当

2.ディメンジョンとは

公式ページには以下のように記載

ディメンションには、定性的値 (名前、日付、理的データなど) が含まれます。ディメンションは、データの分類、区分、詳細の表示に利用できます。ディメンションはビューの詳細レベルに影響します。

ディメンションとメジャー、青と緑 - Tableau

つまり・・・
ディメンションとはデータを見る際の切り口。
例えば、下記のような項目が該当

  • 地域

  • 都道府県

  • カテゴリー

  • 科目

  • 顧客区分

  • 担当者

  • 社員名

  • 会員番号

  • 顧客ID

Tableauは、データソースに接続したとき、自動的にこのフィールドは、ディメンション、これはメジャーと判断して振り分ける。この自動振り分けが正しくない場合は、自分でフィールドをディメンションからメジャーに、メジャーからディメンションにドラッグ&ドロップする事で移動も可能
(ちなみに、数値のフィールドでもフィールド名に「○○ID」と「ID」の文字が入っていると、Tableau Desktopがデフォルトでディメンションとして認識してくれる)

ディメンジョンをシェルフ・マークに入れるということはどういうことか?

ディメンジョン「〇〇」を・・・
・列シェルフにドラッグ&ドロップ → データを○○毎に切り分け、横に並べる
・行シェルフにドラッグ&ドロップ → データを○○毎に切り分け、縦に並べる
・マークの色にドロップ → データを○○毎に切り分け、色分けする。
・マークのサイズにドロップ → データを○○毎に切り分け、大きさを変える。
・マークのテキストにドロップ → データを○○毎に切り分け、○○をテキストで表示させる。
・マークの詳細にドロップ → データを○○毎に切り分けるが、並べ方も変えず、色分けしたりサイズを変えたりせず、テキストを表示させることもしない。
他にも、線グラフを表示させている時には、マーク部分に「パス」が現れる
・マークのパスにドロップ → データを○○毎に切り分け、〇〇に順に線をつないでいく。〇〇が最後まで行ったらその線は終了。

3.メジャーとは何か

公式ページには以下のように記載

メジャーには、測定可能な数値と定量的な値が含まれます。メジャーはデフォルトで集計されます。メジャーをビューにドラッグしたとき、Tableau はそのピルに集計を適用しています。

ディメンションとメジャー、青と緑 - Tableau

メジャーとは足したり、引いたりすることができる数字。Tableauにおいてはデフォルトでは合計するようになっているが、平均をとったり、最大値・最小値を取ることもできる。
メジャーに該当するのは例えば下記のような項目。

  • 売上

  • 利益

  • 利益率

  • 数量

  • 訪問回数

  • ページビュー


メジャーをシェルフやマークに入れるということはどういうことか・・・

メジャー「〇〇」を・・・
・列シェルフにドラッグ&ドロップ → データを集計して、値に応じ横方向に表示する。
・行シェルフにドラッグ&ドロップ → データを集計して、値に応じ縦方向に表示する。
・マークの色にドロップ → データを集計して、値に応じた色にする。
・マークのサイズにドロップ → データを集計して、値に応じた大きさにする。
・マークのテキストにドロップ → データを集計して、値をテキストで表示させる。
・マークの詳細にドロップ →(最初のうちは、あまり行う機会は多くありません。)値が集計され、マウスをあてた時に表示されるツールヒントに表示させたり、リファレンスラインに利用出来るようになる。ほかにも、円グラフを表示させている時には、マークに「角度」が現れる。
・角度にドロップ → データを集計して、値で円グラフのそれぞれの部分の角度を決める。

4.まとめ

・ディメンジョンとメジャーを理解するまでは、「これはメジャー、これはディメンジョン」と確認しながら作業する癖をつけておいた方が良い


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