「Youtube」と「ニコニコ動画」のユーザー層を分析してみた話
はじめに
今日では、Youtubeやインスタグラムなど様々な動画配信サービスがあります。
その中でも「Youtube」と「ニコニコ動画」に、8か月投稿してみて判明した視聴者層について書いていきます。また、同時にYoutubeとの客層の違いについても考察します。
本題
去年の夏(2021年7月)ごろから、ニコニコ動画への投稿を行ってきました。投稿目的としては、「AIきりたん」という、AIに曲を歌唱してもらうソフトに熱中したのがきっかけでした。
注)「AIきりたん」とは?
簡単な紹介と、使い方、作り方について書いたnoteです。
Youtubeとニコニコ動画の比較 ~投稿前の勝手な印象~
ものすごい偏見です
Youtube : ライト層が多い
ユーザー数が多い
動画数が多くて初心者には厳しい
コメントがしにくい
ニコニコ動画 : ディープな視聴者層
ユーザー数が少ない
動画数がそこまで多くない
コメントがしやすい
実際に投稿を始める前は、こんなイメージをもっていました。
私が投稿しようとしていた動画は、比較的ニッチな動画が多かったので
「ニコニコ動画」の方が、受けがいいだろうと予測していました。
実際に投稿してみた結果
再生回数: Youtube → 696回
ニコニコ動画 →7,013回
コメント数: Youtube → 1件
ニコニコ動画 → 59件
いいねの数:Youtube →0件
ニコニコ動画 →21件(マイリスト数38件)
(Youtubeのデータ)
(ニコニコ動画のデータ)
以上が結果です。
Youtubeの再生回数の10倍をニコニコ動画では記録しました。
コメント数だと、59倍です、、、。
いいねの数でも圧倒的にニコニコ動画の方が多いことがわかりました。
考察~10倍の差がついた理由~
事前に推測したとおり、「ニコニコ動画」の方が視聴者に受け入れられやすいだろうと思っていましたが、10倍もの差がつくとは考えもしませんでした。
この要因を推察すると、ニコニコ動画における「広告機能」の役割が大きかったと思います。
「広告機能」を簡単に説明すると、視聴者がニコニコポイントと呼ばれる通貨を使って、その動画を広告できるというサービスです。
「広告機能」から、動画へ視聴者が流れてきたのが大きな要因だったと思います。
ちなみに、8か月間で76,657pt分の広告をしていただきました。
1pt=1円なので、7万円以上を視聴者さんから支援していただいていたことも判明しました。感謝しかないです。ありがとうございます。
視聴者が自分の動画を広告してくれるシステムは、ニコニコ動画にしかないので、これから動画投稿を考えるかたは参考にしてください。
考察~視聴者層の違い~
結論から言うと、ニコニコ動画は「ディープ」なユーザーが多い傾向がわかりました。
下の画像をみてください。
これには正直驚きました。予想では、スマホからの視聴者層が大半だと考えていたので、PCから動画をみてくださるかたが6割もいたことに衝撃を受けました。ニコニコ動画全体でも4割の人がPCからの視聴だったため、ニコニコ動画の視聴者層は「じっくり腰を据えて視聴している」ことが読み取れます。
また、ユーザーの年齢層は「25~34歳」の層が約4割、次いで「35~44歳」が2割と、若者~中年層の利用者が多いことから、もしかするとスマホでの操作よりPCからの方が慣れ親しんでいるのかもしれないです。
結論
・レッドオーシャンな「Youtube」で視聴回数を増やすのは難しい
・ニコニコ動画のユーザー層は、若者~中年層の割合が多い
・これから動画投稿を考えるなら「ニコニコ動画」など別のサイトも視野に入れるといいかも
・ニコニコ動画におけるユーザー数はYoutubeに比べ少ないが、ディープユーザーの割合が高い(ファンになってくれる確率が高い)
おわりに
今回は、「Youtube」と「ニコニコ動画」の視聴者層の分析をしてみた話についてまとめていきました。データ分析ツールが豊富なニコニコ動画からみた考察が大半になりましたが、どちらのサイトも一長一短です。Youtubeでバズる程の動画ができれば、レッドオーシャンなYoutubeで生き残れるでしょう。しかし、何の戦略なしに狙うのは非常に厳しい時代になっていると思います。今一度、自分の動画と投稿するサイトの特徴を吟味して自分なりのマーケティングをしてみるといいんじゃないかなと思います。
おまけ ~動画編集におすすめなソフト~
中でも、Video Studioは実際に使っていて、iPhoneのように直感的に操作できるのでおすすめです。Adobeは高いです。いいソフトなんですけどね。
では、また。