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レビュー 22/23 リーグアン 第3節 リヨン×トロワ

こんにちは。今回は8月20日に行われた、22/23 リーグアン 第3節 リヨン×トロワ の試合のレビューをやっていきます。



この試合の両チームのスタメン

白:リヨン 青:トロワ

リヨンは前節は敵地ロリアンのスタジアムのピッチコンディションが良好ではないとして、延期扱いに。1週間分このトロワ戦に向けて十分な準備が出来ました。



早いうちに得点して耐えれなかった前半と耐えた後半

リヨンは開幕戦同様、4−2−4の超攻撃的な立ち位置で攻撃を展開しました。すると開始3分に相手のミスからラカゼットが決めてまたもや早い時間に先手を取りました。

リヨンの攻撃時

開幕戦では開始22分で2点リードを取るも、31分に退場者を出して前半のうちに1点差にされて苦しみました。この試合同様、早い時間に先手を取ることができましたが、そのまま良い流れのまま前半を終えることができるかどうかという点に注目が集まりました。

前回の反省をもとに、ウィングがしっかりと中盤を絞って、時にはトップのラカゼットまでもが深い位置での守備に貢献していました。得点後も自由に動くパケタやポジションを変えるラカゼットを中心に攻撃を組み立てていました。

このまま前半を無失点で終えることができるかと思われた、38分にまたもやPKを献上してしまい、同点に追いつかれてしまいます。徐々に試合をうまくコントロールしていた中で悔やまれる失点でした。

後半は立ち上がりからエンジン全開。47分にPKを献上してしまったタグリアフィコがミスを返上する勝ち越し弾を決めると、2分後にはショートカウンターからテテがこぼれ球を押し込みました。

この3点目はまさにリヨンが理想とする形で、前線の4人で相手のバックスにプレッシャーをかけ、高い位置で奪って前線の攻撃的な4人でフィニッシュまでもっていくという形が実った得点だったと思います。

また開始早々にリードを取ることになったリヨン。その後もボックス内に侵入されるピンチを招くも最終局面で踏ん張ることができました。

そのディフェンスの頑張りが報われる形で、75分にはテテがドリブル突破からとどめの4点目を決めました。

開幕戦は自分達の良い流れのまま試合をコントロールすることが課題として見受けられましたが、今節は前半は追いつかれてしまったものの、後半にしっかりギアを上げて突き放すことができました。よりチーム全体でゲームを支配することができるようになると今シーズンは上位に返り咲くことができるかもしれません。



中盤をあえてコンパクトに しかし攻撃のアイディアに乏しかったトロワ

相手が前線に攻撃的な選手を4人並べてきたのに対して、リヨンは5バックの選手があまり形を崩さずに2列目の選手たちをコンパクトにして守る形をとっていました。

守備では最初のミス以外はきっちり守ることができましたが、攻撃は前線のウグボがポストプレーで縦パスをもらってもそこからの攻撃がなかなか生み出されず。

相手が前線に攻撃的な選手を並べていることからのディフェンスのリスクを考慮して5バックの陣形をなるべく崩さずに少ない人数で攻撃することを狙いとしていましたが、攻撃にかける人数が少なすぎたために攻撃のアイディア不足でした。

前半は個人突破でPKを獲得して同点にすることができましたが、後半に入ると開始早々に立て続けに失点を重ねる事態に。CKを中心に何度かチャンスを迎えますが、それも決めきれず。

相手の粘り強い守備に阻まれ、得点することができないまま終盤にダメ押し弾を決められ勝負あり。相手の方がこの試合に向けて有利な条件が揃っていたとはいえ、立ち上がりに失点を繰り返してはなす術がありません。また、この試合のシュート数はわずか4本で、枠内の1本はPKによるもの。攻撃の形と共に、今一度チームでブレーク後の戦い方を模索する必要があります。



8月20日 4時00分 22/23 リーグアン 第3節 リヨン×トロワ

会場:パルク・オリンピック・リヨン

得点(アシスト): 3分 ラカゼット 39分 タルデュー 47分 タグリアフィコ(テテ) 49分 テテ

ポゼッション率: リヨン67%  トロワ 33%

総シュート数(枠内): リヨン 16本(8本)  トロワ 4本(1本)

パス本数(成功率): リヨン 747本(89%)  トロワ 374本(82%)


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