Leicaに興味がなかった私がM11を買った理由
実は少し前になりますが、Leica銀座店でM11を購入して帰ってきました。
少し安価な車が買えるのと同等価格のカメラを手にした時には興奮して手がブルブル震えてたと思います(笑)
そもそも1年前までLeicaのカメラに全く興味がなく、「高いカメラ」ってイメージだけでした。昔、少しだけ高いスマホを買った時にカメラが「Leica監修」だったくらいしか接点はありませんでした。
そんな私がなんでそんな超高級カメラを購入したか。少しだけ書いてみます。
きっかけ
多分一生持つことはないだろうなと思っていたLeica、なんで買ったのかですよね。
先に結論を言ってしまうと、憧れていたフォトグラファーさんの多くがLeicaを使って写真を撮っていて。純粋にそれを真似したいと思ったからです。
単純な憧れです。はい。
特に澤村洋兵さん、高橋伸哉さん、西田航さん、この3人の方が使っていることを知り、YouTubeで動画を拝見し、「こんな写真を撮ってみたい!!」と思ったのが特に影響大きかったです。
その後、特に澤村さんがメンバーのキョウトボーイズのYouTubeでみなさんがLeicaを持って楽しそうにフォトウォークをするのを観て、「楽しみながら綺麗な写真を撮りたい」と思い、購入に踏み切りました。
それまでは
「影の描写」「空気まで写す」「緑が映える」「しっとりとした質感」…
(きっともっとLeicaを形容する言葉は世の中にたくさんあるんだと思いますが)写真を見ても理解できていなかったです。経験浅かったんですよね、全部私のせい。
長年写真をのんびり楽しみながら写真を撮ってきてただけの私、その言葉をようやく理解することになったのが今年だったんです。
それまでは、本当に趣味でしか写真を撮っていなくて。昨年からそれが大きく変化して、仕事としても写真を撮り始めたのが大きかったと思います。
写真は年間で撮っても数百枚程度だったのに、昨年は何枚撮ったか分からないくらい写真を撮りました。
経験が浅かった時に見えていなった色の深みや質感にやっと気付いたのかもしれません。きっと気がするだけだと思うけど。
それを実現できるカメラとしてLeicaが最適だと気づきました。
趣味として楽しめるカメラを
先ほどもちらっと話しましたが、最近は仕事で写真を撮る機会が増えてきています。
仕事で撮る写真と趣味として撮る写真の違いは、仕事は失敗出来ない、ってとこかなと思います。ざっくりですが。
決められた時間内で、確実に形として残る写真を提供する事が求められるので、確実性重視で撮影をします。
そうすると、遊びができないんですよね。
だから趣味の時は、「今日は35ミリ縛りで撮ってみよう」「シャッタースピードをゆっくり目で撮ったらどうなるかな」とか、ちょっとワクワクに全振りしながら写真を楽しみたいな、と。
仕事の時にはある程度セオリーの設定や構図で撮って、趣味の時には色々な設定に試行錯誤しながら楽しみたいな、と。
LeicaのM11を手にした時に「なんだこの不便なカメラは」と感じました。
今まで使っていたカメラよりボタンの数は少ないし、ピントを合わせる方法もレンジファインダーを覗いてしたりと。ピントが合ってるのかよく分からず最初は撮ってました。今も厳密にいうと合ってるかどうか不明です(笑)
でもその不便さが窮屈で嫌かと言われたら、全くそんな事がなくて。むしろ、「不便、めっちゃいいじゃん」と思ってます。
咄嗟の撮影には向かないかもしれませんが、設定を色々と考えて、構図もウロウロして考えて、タイミングを見計らっての撮影、めっちゃ楽しいです。遊び心をくすぐられますね。
LeicaのM11を手にしてからの日常
購入してからの日常も変わった気がします。
手に入れたからヒーロー戦隊の変身みたいに写真の撮影技術が劇的にあがった!!!とかはないですけど、気持ちの面で変化がありました。
写真を撮る、ってことがより生活の一部に感じるようになりました。
カメラがかさばらないので、ちょっと持ち出す事が苦に感じません。ちょっと買い物に出かける、って時にでも持ち出してます。
それで日常のふとした一コマを撮ったりして楽しめるようになってます。
あとは、今までLeicaのカメラに触れた事がない身近な人にも積極的にカメラを触ってもらってます。
これは自慢とかではなく、たまたま私が持ってるので、折角だから触って楽しんで欲しいって気持ちからそうしてます。触れることで何か感じてもらえると嬉しいな、って気持ちで「どうぞどうぞ」って渡してます。
これは昔、カメラに触れさせてくれた先輩の行動を真似してるだけなんです。その経験があったので、私は今カメラを持って撮影を楽しめてるので。周りまわって誰かの人生のちょっとしたきっかけになれば良いなと。
おかげで、まだ購入してから短期間ですけど、いろんな仲間に触れてもらえる事ができました。
本当のきっかけかもしれない
カメラは写真を撮るための道具だと思ってます。「どうした?何当たり前のことを言ってるんだ?」と言われるかもしれません。
ごもっともなんですが、もっと突っ込んだ言い方をすると、カメラを買って満足するんじゃなくて、カメラは自分が撮りたい写真を撮るための手段だと思ってます、と言いたかったんです。すみません、言葉にするの下手くそなんです。
「自分が撮りたいと思ってる写真を形にするにはどうする→それを実現するカメラを用意する→理想を実現する」
のために色々と調べて行き着いたカメラがLeicaでした。
もう若くない私。いつかは、と思ってる期間がもったいなく感じてしまい、思い切って購入しました。悩んでる暇があったら、なるべく早くLeicaに触れたい。そうしたら何か変化があるかもしれない。
だから時間を優先にして思い切りました。いや、でも、いざ買うぞってなった時もドキドキしましたが。
さいごに
せっかく手元に来てくれたカメラなので、ずっと手元にいてもらえるように大切にしようと思ってます。
これからどんな写真が撮れるのかな、とワクワクしながら今日もカメラをぶら下げて出かけてみます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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