![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/29383437/rectangle_large_type_2_7bff55f73d50de88a13eb4f2e4c99b56.png?width=1200)
2020 J1リーグ第2節マリノス VS浦和レッズ プレビュー前編(事象編)
Jリーグ Is Come Back!
いろんな人のいろんな思いを抱えて、『フットボール』が、『サッカー』が、そう『Jリーグ』が帰ってきた。
今は、その事実だけを喜びたい。お久しぶりです。Bunです。
J1再開初戦の相手は、『浦和レッズ』。アウェイでの試合です。
浦和の分析対象となった試合は、開幕戦の湘南ベルマーレ戦と、FC町田ゼルビアとのトレーニングマッチですが、さて、どんなチームになっているか.事象編としてまとめてみました。
あまりにも久しぶりなので、事象編?って方もいると思いますが、ただ直近の試合で起きている事をピックアップしているだけです。試合の予想記事は後編で書くため、以下の様な形式になります。
【今シーズンのプレビューの形式】
①前編(事象編)の掲載(対象試合の一つ前に行われるマリノス&対戦相手の試合終了後、出来るだけ早く掲載)
↓
②自由に放論 名称:みんなのプレビュー? 一番最後の詳細記載。
↓
③後編(予想編)の掲載(試合前日の夜)
それでは、改めまして事象編に行ってみましょう。
浦和レッズの事象
<攻撃時244ベース>
・SHとSBは同時に同一のレーンには立たない様にしている。偽SBもやります。インナーラップもやります。
これは、山ちゃんがインタビューで明かしてくれているので、チームとしての約束事です。
・『2-4』の形をベースにビルドアップ。まだ慣れていない。それは、ビルドアップの形が多様な事も一因。相手の状況を見て、『2-4』を『2-3-1』や、『3-2-1』等に変化させて、ビルドアップ開始。
・前線はもともといる4枚に1or2枚を加えて、相手最終ラインに対しての数的優位を目指す。
・中盤の人数が少ないという事もあるが、基本的には早めに縦に行こうという意識がある。そのため、真ん中での勝負は少なく、サイド偏重か45番レオナルドへのシンプルなロングボールが攻撃パターン。
・最初から前線に4+1枚を並べており、段階的なビルドアップが出来ないので、なかなか良い形で数的優位の前線にボールを入れられない。ビルドアップで捕まる事も多い。
・ただ、ビルドアップが手詰まる事をよく理解していて、前線はビルドアップ隊を助けに降りてくる。この時、付いてきたマークの裏を狙っている。特にSB裏、そして興梠がレオナルドにスペースメイクした箇所を使うことが多い。この点は、組織としてしっかり共有されている。
<ボールを奪われたら>
・ゾーン3では即時ボール奪回を目指す。
・真ん中がいない&前がかりになっているので、それ以外で失うなら、即ピンチ。まずはブロック形成を目指す。
<守備時442>ゾーンブロックで人につく守備
・ゾーン2でブロックを形成。44ブロックのゾーンディフェンスの考え方だが、ボールのないところでも人に付く守備のため、釣られる。
2トップは中央封鎖。中央封鎖の意味がなければボールチェック。
・ブロックは横幅圧縮のため、サイドにボールが出た時には逆サイドが空く。
ブロック幅は、中央にボールがあれば、ブロックがペナルティエリア幅に入る狭さ。
・また、3バック時代の守備の影響が強く、その考えのまま4バックで横の選手との距離が遠くなると、3バックの守備半径ではカバー出来ないポケットが出来てしまっている。
これに山中の、クロスへの対応が不得手な特徴も相まって、サイドからのクロスがそのままピンチになっている。
・最後にマリノスにとって気になるプレスに関して。ブロック形成後に、サイドにボールが出る(2トップの中央封鎖を回避しようとする)と距離を詰めてきてプレスを開始する。前方当てはめ型。前後分断が起きやすい。
<ボールを奪ったら>
・まずはレオナルドの状態が良ければファーストターゲットにする。
・次にSBの裏を狙えるかを考える。
・ダメなら遅攻へ。
浦和レッズ サマリーマップ
では、ここまでをまとめた浦和レッズのサマリーマップです。
町田とのトレーニングマッチから時間も経っていますので、ビルドアップは醸成されてくるかもしれません。もう少し前線にスムーズに届けられる様になっていると厄介。プレスも、当てはめるタイミングはより的確になるでしょう。ただ、前後分断を直すのは、まだ難しい印象。
最後の崩しに関しては、数的優位で押し切るスタンスなので、浦和としては選手のマッチングによって最適解を探す事になりそうです。
以上が、私が見た浦和レッズです。
山中は守備では確かに穴になるのですが、この攻撃では、かなり核になる選手だと思います。
守備的にくるか、攻撃的にくるか、哲学を貫くか、マリノスに合わせてくるか、あなたはどう思いますか?
という事で、事前に開幕戦やトレーニングマッチを見て分析する際には、本事象編を参考にしていただければと思います。試合前日にアップする後編では、この前編を基に話をしていきます。
プレビュー後編に向けて(毎回同じ文章です)
是非、Twitter上でコメつきのリプとか、『#マリノスみんなのプレビュー』でつぶやいていただけると、引用して後編に活用させていただきます。引用されたくない方は、言っていただければ引用しません。
私が見えていなかったり、間違っていたかもしれない今までのプレビューから、多くの方の力を使って、より深層に辿り着こうという主旨もございますので、参加型と言えば参加型です。楽しくやりましょう。
という事で、後編(予想編)でまたお会いしましょう。