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アタッキングフットボールの証明 2020 J1リーグ第19節マリノス VS柏レイソル プレビュー後編
※本稿は前編を見ていなくても楽しめるように作られた前後分断プレビューです。
連勝は嬉しい。
でも本音を言うとね。目標は『勝ち続ける』なので、まったく満足はしてません。もっと上へ。
上位に勝ててないなど言われますが、それらのチームに対して、マリノスは成長の途上にあって歯が立たない相手であっただろうか・・・否!
もう少し自分達の力に自信をもって良いと思います。まぁ、勝ち続けないと自信を得られない事もあるだろうからね。。
だから、『勝ち続ける』事が大事。
どんな相手だろうと倒せると思えるために。
サポーターのその自信が、選手に責任を与え、常勝への道を確固たるものにする助けになるでしょう。
そして、次の対戦相手は柏レイソル。
うーんと、ネルシーニョは・・・いまさら説明がいるかな?
みんな知ってるでしょうしね。特段の目新しさはないと思いますが、とりあえず書き始めたいなと。
1,【ネルシーニョは本当に戦術家か?】
非常に難しいテーマです。
少し自分の整理の意味を含めて、羅列してみる事で取っ掛かりを作れたらと思います。
まず、現存する選手のタイプを分析し、もっとも良いバランスを構築する。攻撃的でも守備的でもなく、相手の良さを消し、その中で自分たちの良さとは何かを考え、陣容を決める。
それに付随する学も持っている監督らしい監督。
戦術眼がある監督というよりも、選手の個性を正しく理解し、チーム状況に伴った適切なポジションで使う人という印象です。だから選手交代で変化を生める。でも、変化させなきゃいけないという事は、上手くいってないという事の裏返しでもある。
つまり、嵌まれば強いのですが、嵌まらなかったり水が合わなければ結果はあまりでない。むしろ、結果が出ない事もサッカーやってりゃあるんだよという割り切りもあり、サッカーを人生として捉えている。
試合で結果を出す事で監督としての契約も勝ち取れるし、選手の自信にもなる。成功体験でしか得られない事こそ貴重。ここを長い監督経験で理解をしているので、基本は勝つことにこだわる。
必然、戦力的に難しければ現実的な戦い方を選択し、自分達の強みになる選手の特徴を使った攻撃に絞る。
攻撃に特化したり、守備に特化したりする事を、最初からは絶対にやらない。
なぜなら、相手の良さを消して、自分達の強みを活かす事をしたいので、常にそれが実現できるバランスを作る。
スペースを使う&埋めるにこだわる傾向が強い。
ここら辺が戦術的な要素か。
以上!
簡単に言えば、戦術家というほど尖っていないし、とてもクラシカルにやるべき事をやる人という印象です。選手に考えさせる余白を、敢えて作ってもいるし、モチベーターでもある。
反対に言えば、システムや戦術で実力以上のチームを作るという事はあまりしない。とてもリアリストだなと思います。
2,【相手を掴まえ&前へ前へ】
今回もミラーゲームです。今の柏はタイトルの通り、相手を捕まえ&前へ前へというチームです。オルンガを昨年から中心にしてますから、かなりシンプルです。
では、サマリーマップの要素の中で、マリノス相手に何をしてくるか?という事ですが、まぁ、2通りだと思います。
①後ろのスペースを消し人を捕まえつつ、前3枚でカウンター。
②前からマンツーマンプレスをして、ショートカウンター。
これだけ。
①はスペースを使いたいマリノス相手だからこそ、自陣でのスペースを消し、ハイラインのマリノスの背後を狙う。攻守において威力が際立つやり方です。
②は仙台もやって来ましたが、ずっとこれをやる事は出来ないので、やっても最初の15分かなと見ています。ただ強度はより高いので、恐さはかなりあります。
という事で、①だけでくるか、①+②で来るか。
カップ戦が控えている事を含めると・・・分からん!全く分からん!
せっかくなので、カップ戦もありますし、大した量ではないので両方書きましょう。
①後ろのスペースを消し人を捕まえつつ、前3枚でカウンターの場合
541が基本ブロックになります。スペースを消すのでこの配置で対面を捕まえます。
で、問題は人に付くので、引き出せばいいのですが、相手のローテーションには守備もローテーションし、しっかりスペースを埋めてきます。
堅牢です。
ボールを奪ったらシンプルに前へ前へ。オルンガの1トップは威力が下がっているので、ひょっとすると攻撃時だけ2トップ型にして、トップ下に江坂を置くかもしれません。
②前からマンツーマンプレスをして、ショートカウンターの場合
こちらは、仙台がやってきたものと同じ形になります。WBまでは前に出てくると思いますので、CHも釣れば完全な前後分断の出来上がり。
じゃあ、これをどう攻略するかですね。
3, 【柏レイソルをどう攻略するよ】
①後ろのスペースを消し人を捕まえつつ、前3枚でカウンターの場合
とにかく、引かれると守備が堅いです。スペース無くなりますからね。
ではどうするか。単純です。
守備のローテーションのスピードを上回る速さで動くか、1対1で引きちぎるか。まぁ、そういう意味では分かりやすい攻略ですね。
堅牢だからこそ、それを崩すのはマリノス足る証明になります。
カウンターに対しては、マリノスでいうサントスがやられたら嫌な事をする事が求められます。ポストプレーが出来ない様に、3バックが対応する事です。
これはozaさんのメモ型プレビューに書いてあるので、後程。
そして、カウンターでの一の矢を防げると、WBとCHが参加して押し込んできますが、これはマリノスのカウンターのチャンスでもあるので、オルンガへの道と江坂&呉屋の動きに注意しつつボールを奪いに行きたい所です。
今ならサイドを振られても問題はないでしょう。
②前からマンツーマンプレスをして、ショートカウンターの場合
こちらは前後分断をしますので、仙台戦同様の対応で良いです。
これ以外にも、鳥栖戦から引き続いて行っているビルドアップの工夫を使えますし、マルコスにおりてもらって囮にして、CHの裏抜けも狙いたいです。
これでマルコスに柏CBがついて来なければ、ビルドアップは数的優位になります。
どんな方法にせよ、何回か無効化出来ればハイプレスはしなくなります。
マンツーマンをマリノスにやったらリスキーだ。とどれだけ思わせるかがポイントです。まぁ、ハイプレスそのものが永続的にはやれないので、マリノス側としたら、簡単に前に蹴る割り切りは必要だと思いますし、そこは仙台戦でも出来てきているので、まぁ見てみましょう。
4,【マリノスみんなのプレビュー】
今回も書かれています。ozaさんのメモ型プレビュー。
20/9/27 柏レイソル VS 横浜F・マリノス(プレビュー)
— ozamendi (@ozamendi) September 25, 2020
✅自分のプレビューがよくわからない
✅どこにもあるような普通のメモ型よ
✅だけど何かをしてみたい
仙台戦に続きミラーゲームの予感!?
ジュニサン休みもエジガル復帰で輝くかファンタスティック三色◯◯✨#マリノスみんなのプレビュー pic.twitter.com/qyWj6cJkLa
前段で書いた様に、柏3トップへの対応方法が書かれています。
是非読んで見てください。詳細書かない様にしたので。
5,【最後に】
さて、スタメンです。
いや、もう分らん。マリノスは希望ですね。サントスはいないので、エジガルが来たら嬉しい。というか、君が必要だ!
シャドーは変えないでしょう。
そして、小池。古巣絶対○○マンになって欲しい。
柏は、戸嶋を左右どちらに置いてサイド制圧しようとするかなのですが・・・左かな。勘です。
クリスティアーノが来ませんように。
カップ戦で来そうな気もするけど。
という事で、お送りしてきた後編。みんなのプレビューに参加いただいた方、ありがとうございました。
文中にも書きましたが、硬い守備だからこそ、それをぶっ壊すのがアタッキングフットボールの証明です。3バックが守備的?誰に言ってるんだ?
やってやろうじゃないの。
ここまで読んでいただいた方、読後に何かのアクションを行っていただいた方に感謝いたします。