超攻撃的エンターテインメントの幕が上がる。2020 J1リーグ第1節マリノスVSガンバ大阪 プレビュー後編(予想編)
すでに、開幕に向けて私の心はウキウキです。
有村架純と浜辺美波ばりに、『チケット?』『ヨシ!』『カメラ?』『ヨシ!』『マフラー?』『ヨシ!』『ポーチ?』『ヨシ!』
なんて、やったり、やらなかったり。
今年も、最高のエンターテインメントをみんなで体験できるのですよ。
しかも3連休!俺は違うけど。うん、開幕戦は冒頭で特に書く事がない!
思う事はあっても、嫌な話には触れないぜ。全力で楽しもうじゃないか。
では、プレビュー後編(予想編)です。
基本、自分が長ったらしく書いた文章を読む事はあまりないのですが、読んでみたよ私の昨年のガンバ戦のプレビュー。
うわ、何この細かい人!気持ち悪っ!ってなりました。
とは言え、結構参考になると思ってしまい、昨年の自分に現時点で完敗しています。ガンバの本質は継続されているので、今読み返しても、これだけで充分足りてしまうかもしれません。
そして、プレビュー前編はこちら。昨年プレビューにおける導入部分でもありますので、併せて読んで頂けると良いかと。面倒な方は後編だけでも大丈夫。
スタメン予想
という事で、スタメン予想はこちら。
マリノスは、ACLシドニーFC戦から、左WGにエリキ、GKにパギの変更と予想。
ガンバ大阪は、アンカーは矢島。井手口と倉田のIHでしょう。
ガンバ大阪 サマリーマップと所感
ガンバの試合を見ていて出ていた事象を1枚にまとめています。前編を見ていない方は、こちらだけでも見ていただけると良いかと。
サマリーマップを書いていて、去年からのガンバの上積みと感じたのは、即時奪回と前への意識でしょうか。恒様がそう言ってもいるわけで。
しかし、その他にはあまり見つける事が出来ませんでした。でも、去年出来ていなかった連動したプレスは、WBくらいまでは出来ています。しかし、まだ遠慮がちなCB。
確かに前線は脅威ですし、コンビネーションが嵌まれば個の力は絶大でしょう。
やりたい事は、去年の吹田開幕でマリノスが見せたような、人が入れ替わり、相手を混乱させる攻めなのかなぁ。と感じましたが、あれにはいくつかの条件が必要なので、やはり個人任せと見えてしまいがちです。
その条件の1つであるポジショニングが、遠藤が投入された事で良くなり、流動性が増したのは言わずもがな。
判断の早さとか、位置取りの正確さとかは練度が低く、ルヴァンの後半でテンポを落とした柏レイソル相手であれば、ボールを持ちながら考える時間がありましたが、はてさて時間怪盗のマリノス相手ではどうか。怪盗マリノスは『Take your Heart』より『Take your Time』しちゃいたい。
また、ガンバ大阪はプレスへの弱さも露呈しているので、即時奪回とプレスを仕合う展開であるならば、負けられないポイントです。
さて、後編では『#マリノスみんなのプレビュー』に反応していただいた方の内容と私の予想を混ぜて紹介していく形式をとるのですが、いやぁ最高です。何がって?そんなもの、皆の意見が聞けるって事に決まって・・・
無茶苦茶サボれる!
そんな『#マリノスみんなのプレビュー』の中でも、個別に紹介したいものが!
参るぞ参るぞ。
マリノスみんなのプレビュー ※これは紹介したい!
初観戦の方でも分かりやすい!試合のポイントを押さえたハチさんプレビュー
なんと!『マリノスユースとそのまわり』のハチさんが!プレビューを!
ガンバ戦は、試合を見るポイントを3つに絞って、ご新規の方でも簡単に読めて試合を楽しめるプレビューを書かれています。あの人とあの人のマッチアップは見ものですよね~。
我がマリノスについては君たちの知識で十分こと足りるだろう。
— ハチ🇫🇷蹴球犬 (@hachhing) February 22, 2020
それにサッカーは相対的なものであるため記事内容の比重は相手寄りに。
以上を踏まえ、明日のリーグ開幕戦に向けてプレビュー書いてみました。
って事で強い気持ちで公開します。https://t.co/9xBo7Vg999#マリノスみんなのプレビュー
直接リンクならこちらから
マリノスのユースを見に行く方なら、ハチさんの活動を知らない人なんていないのではないだろうか。ハチさんの『マリノスユースとそのまわり』はこちら。観戦数が凄いのです。
これを読んだ君も、ユースを見に来ないかい?
という事で、本題へ進みます。
ガンバ大阪の攻撃を防ぐには
ガンバ大阪のビルドアップの機能不全を起こすには、やはりプレスです。幸いな事に、ガンバの3142とマリノスのフォーメーションの噛み合わせは良いので、ってロッドさんもおっしゃっています。
ガンバのボール保持時の陣形は3-1-4-2。フォーメーション図を見るとわかるけど、マリノスの4-2-1-3とガッチリ噛み合う。
— ロッド (@TricoGunner10) February 21, 2020
なので、プレスはこの上なくかけやすいんじゃないかと。
2トップの宇佐美と小野瀬は背が低くパワーがあるわけではないので、ボールを蹴らせたら回収できるだろう。 pic.twitter.com/PUtn3tY4ft
しかし、ビルドアップ不全によって気を付けねばならない事が生まれるとも思っていまして、それはビルドアップの出口になる前線6枚への対応です。
まず、降りていく2IHには、つき過ぎない方がよいでしょう。
これは、食いついてプレスを完遂するという方法もありますが、ビルドアップが上手くいかないと、ガンバはロングボールが多くなります。
仮にこの時、ガンバの2CFも降りてきて、マリノスの2CBが食いつくと、開けたスペースをWBが狙ってきます。
要は、オフサイドトラップ破りですね。パギが対応するというイメージもありますが、危険なの事に代わりはありません。この形が一番気を付ける部分です。そのため、出来れば食いつき過ぎずステイしたい。
でもマリノスは、白組を『出過ぎの刑』に処し、側面のお目付け役に、旗を右手で上げ申せと策を練るのでしょうな。(Byすえひろがりず)
後はしっかりと丁寧に潰していけば、ガンバはビルドアップでのミスが出てきますので、自然と攻守の切り替えでチャンスを生み出せる状況にあるでしょう。
また、個人能力の高いチームではあるので、CFやWBにボールが納まって、押し込まれる事も普通に出てくると思います。
この時に気を付けるべきは、上がってきているガンバのハーフディフェンダーやアンカーよりも先に、セカンドボールを拾う事。
マルコスやテル、喜田、タカはそこを意識して守らないといけません。
ここを押さえれば、カウンターを狙えるようになります。
大事な事
・前からしっかりプレス。
・出来れば降りていく選手に付き過ぎない。
・付いて行くなら『出過ぎの刑』ならぬ『出過ぎの計』を成功させる。
・押し込まれても、セカンドボールを意識したポジショニングを。
ガンバ大阪の守備を破るには
守備は532ですが、まず、ガンバは強めにプレスをかけてくると思います。ガンバの選手達も宣言してるし。
ゼロックスでの前半神戸の様なイメージを持って、試合の入りから来るでしょう。神戸は5枚でマリノスのビルドアップ隊6枚を封鎖しに来ましたが、ガンバはWBを入れた6枚で来ると思われます。フォーメーションの噛み合わせの良さは、プレスをかける双方にとってポジティブに反映されます。
あれ?でも、ガンバCB3枚はマリノスWGにはお付き合いしなさそう。という事は、WGにボールを届けられればチャンスです。GKからWGを直接狙うのもアリですが、試合をコントロールしているとは言えません。だからこんな風に間で受けさせたいよねと・・・
これはシンプルなパターンですが、相手が付いてこれなくなるまで、動き直しの連続が求められます。これが出来れば、プレスを回避して容易に崩せるでしょう。
まぁ、あまり動かなくても、マリノスの判断とパスのスピードだけで、ガンバのプレスを躱せる可能性ももちろんありますけど、それは驕り。
しっかりと相手を動かしたい。それがリスクを下げます。
続いて、プレスを躱せればブロックに移行してくれますが、前編で書いた様にWBが釣れます。昨年の様に、マリノスのWGがWBをピン留めしてとなるならば、エリキが絞る特性は有効になるかもしれません。
ちゃんと、ルヴァンの様にWBが釣れるならば、私の去年のプレビューや、今節プレビュー前編、そしてロッドさんのツイートの中にもあった通りWBの裏を狙えば良いのです。
#マリノスみんなのプレビュー
— ロッド (@TricoGunner10) February 21, 2020
ガンバのボール非保持時の陣形は5-3-2。このシステムにおいて突くべきポイントは3-2ユニットの脇のスペース。
ここを起点にボールを運びたい。
Bunさん曰く、WBが食いついて前に出てくる傾向があるようなので、WBを引きずり出してその裏のスペースを使いたいところ。 pic.twitter.com/gY3sk35AoL
WBの裏を取れれば、ガンバの最終ラインはボールウォッチャーでもあるので、4バック化したガンバ最終ラインのサイドの選手を連れ出して、そのままクロスでも大丈夫ですし、いつも通り、ハーフスペースを一回経由して丁寧に崩す狙いもそのまま活きるでしょう。
また、せっかくガンバの中盤3枚ブロックは、ボールサイドにスライドをして、逆サイドを空けてくれるので、左右に振り回していれば、3枚の間はスライドが追い付かず広がってくれるでしょう。
こうなれば、ガンバのバイタルエリアを使える様になるので、前への意識が強い最終ラインを逆手に、その裏を突ければゴールを奪えるでしょう。
三度ロッドさんのツイートからですが、
安易な偽SBは禁物。
— ロッド (@TricoGunner10) February 21, 2020
図のように中央に人が集まりすぎる現象が起きると、ガンバとしては非常に守りやすい。停滞したゼロックスの神戸戦前半の二の舞になりかねないので、やめるように。
黄色い印をつけた大外レーンをうまく使いたい。
マリノスのSBのポジショニングには注目! pic.twitter.com/e1jZpQqaBE
この崩しを完遂させるためには、ゼロックスの様に偽SBを安易にやらない事という指摘をされています。もし、この様になっていたら、試合中に皆で、『志村、外!外!』と言ってあげましょう。志村いませんけど。
ACL見ている限りでは、大丈夫かなと思います。
まぁとにかくこれです。
網を揺らすのじゃ、揺らすのじゃ。秘技『網揺らし』(Byすえひろがりず 本日2回目)。
大事な事
・プレスを丁寧に回避
・WBの裏を突け。ピン留めしちゃったら、WGの絞りが有効。エリキ活躍?
・ガンバ中盤3枚を左右にぶん回せ!
最後に
気付いたら、去年と守備と攻撃の構成が逆になってしまいました。
次回から直します。
追記①:hiroさんが作ってくれたぜ!確かに、エリキの癖を考えると、守備時にこうなりますね。攻撃時は前述の通り。
基本的には前回対戦と同じ。ただ、前への意識は監督コメントからも高くなっているはず。
— ヒロ@hiro17 (@hiro121720_yfm) February 22, 2020
ポイントはエリキ。彼は恐らく内側に寄るはずなので、ガンバのビルドアップルートは大体右になるはず。攻撃面でも内側に入るとブンちゃん捕まるので、これがどうなるかかなぁ。 https://t.co/giH4Uj6dLO pic.twitter.com/y2mDS4yTJT
追記②:akiraさんも!
時間的に組み込む構成を考えるのが難しいので、紹介だけですが。
ハイプレスをしない守備の考察!面白い!
これ出来ると、守備の引き出しが凄い増えるんだけどね。
Bunさんのプレビューを読む限り、ガンバのやり方は昨季を踏襲したものが予想される。ならばマリノスは「昨季と同じように」試合を進めようとすると逆手に取られる可能性がある #マリノスみんなのプレビュー
— akira (@akiras21_) February 22, 2020
直近2試合でも見せていた「昨季と同じマリノス」は…
— akira (@akiras21_) February 22, 2020
▼ハイプレス
▼ハイライン
▼即時奪回
▼パスワークの崩し
大きくこのへんが特徴的#マリノスみんなのプレビュー
ガンバに「後方からのビルドアップを助けようとして中盤が下りてくる」傾向があるとすれば、マリノスは
— akira (@akiras21_) February 22, 2020
▼序盤は敢えてハイプレスを仕掛けない
▼パスコースを切る+マンマーク気味の対応
▼相手サイドアタッカーより2トップ警戒
こういうことを仕掛けても面白いかもね#マリノスみんなのプレビュー
こっちがボールを持ってるときは「どれだけ惹きつけられるか」かなぁ。近寄ってこないなら攻め続ける。サイドチェンジしまくって、相手の視線を左右に振り続ける。シドニー戦で見たようなやつ。振り回す。とにかく振り回す #マリノスみんなのプレビュー
— akira (@akiras21_) February 22, 2020
少なくとも2点差がつくまではこんな感じなのかなぁ。ガンバの試合をちゃんと観てないから想像でしか語れないけど、大枠は「自分たちのサッカーをする」ことだと思うよ。裏のスペースよりボール1個分のバスコースを逃さないことが最初のカギになるかもしれないな #マリノスみんなのプレビュー
— akira (@akiras21_) February 22, 2020
と攻撃時に振り回すのは、もうその通りだと思います。
という事で、お送りしてきた後編。みんなのプレビューに参加いただいた方、ありがとうございました。ごめんmasaさんの入れられなかった・・・。
前編の冒頭にも書きましたが、今シーズンは特にスタートダッシュが大事です。ACLと同じ様に、勝利を挙げて連勝街道を突き進みたい。
スタグルも堪能したいし、選手紹介の新映像とキャッチフレーズも楽しみ。
いよいよ開幕、どなたさまも『超攻撃的エンターテインメント』に、お越しあれ~。
ここまで読んでいただいた方、読後に何かのアクションを行っていただいた方に感謝いたします。