ぎりぎりの3.14
バレンタインはあんなに大々的なのに、ホワイトデーは急に規模縮小されるのなんでだろう。
この間デパートのお菓子売り場にも行ったのに、ホワイトデーのwの字もなかった。よって全然忘れていた。
お休みを満喫するために温泉に行って夜22時過ぎ、郵便受けの中に不在票と好きな人の名前と宅配ボックスの番号。種類が食品になっていてホワイトデーだと気がついた。
早く開けたい気持ちと緊張が戦う間数分寝かせたが、報告せねば!と覚悟を決めダンボールを開けると袋が二つ。
好きな人の誕生日に数で勝負した私への仕返しかもしれない、わくわくして仕方ない。今度は、何を選んでくれたのか知りたい気持ちと、開けてしまったら終わってしまう勿体なさが戦い始める。
「緊張するから代わりに開けに来てくれない?」とかなんとかわけわからないこと言いながら、右にあった紙袋を開けたらなんと箱がふたつ出てきた。
………
…詰んだ……
袋が2つの時点でどきどきだったのに箱も2つ出てきて、中身が分からないものが3つに増えた。
詰んだ。嬉しすぎで身動きが取れなくなった。3つも選んでくれたの?私のために?私のことを考えて?
愛だ、愛しか感じない。私の鈍感な愛センサーが初めての愛過多にエラーを起こしている。(何を言っているのか自分でもわからないが要は好きだということ)
結局10分かけて開封した。大好きなピスタチオのショコラと可愛い色の紅茶と可愛い名前のお洒落なはちみつだった。お洒落なはちみつなんて初めて見た。センスもよければ準備もいい。これだけでお茶会ができちゃう。
そして紅茶の袋の下からメッセージカードが出てきた。日頃の感謝と愛情を込めてくれたらしい。
ここで何度目かの「あ、愛〜!!」という独り言と、うるうると涙が出てきた。
ぼけーっと眺めていたら1時間経っていて、食べようか迷ったが今日はもう十分幸せを感じられたので明日のお楽しみにした。
会えない分、彼がどんな気持ちで選んでくれたのか、そこにどんな思いが詰まっているのか、痛いほど伝わるし感じ取ろうとするのが遠距離恋愛の醍醐味だと思う。
前回の記事のもやもやとしていた気持ち、全部どこかに行っちゃった。
明日は食べながら実況中継しよう。幸せをありがとう。
ハッピーホワイトデー。