四月中席 後半 初日@池袋演芸場(2022/04/16)【寄席編#1】
こんばんは。飯山大五郎です。
桶川での神田伯山独演会終演後、湘南新宿ラインに飛び乗り、池袋演芸場へ行ってきました。柳亭小痴楽師匠が池袋初主任とのことで、翌日朝早起きの予定をフル無視して向かいました。
会場へ着くと、「立見です」との札が出ているではありませんか。実は池袋演芸場に来るのはこの日が初めてでして、様子がわからないだけに引き返すか迷いましたが、意を決して突入。
客席前まで行ってみると、ん?暑い…人口密度がいつもより高い(らしい)ことに加え、エアコンの調子が悪かったようで、入るなり滝のような汗…タオルで汗を拭いながら楽しんできました。講談編同様、見出しの演者さんは敬称略といたしますこと、ご了承くださいませ。
○ 「替り目」 三遊亭遊雀
寄席で遊雀師匠を拝見すると、熊の皮をよく聞くのですが、今日は替り目。酔っ払いの描写がよく似合う。というか、呑んでらっしゃるのか?と思うくらい呂律の回らなさとか、表情とか実に見事。
○ 「粗忽長屋」柳亭楽輔
小痴楽師匠の師匠、楽輔師匠が仲入り。人だかりの中に入り切った後から話が始まりました。昨日からの行き倒れをみて、今日会った人だとは普通思わないと思うけど、八五郎は思っちゃうんだねえ。
〈お仲入り〉
休憩です笑(15分ほど)
○ 発泡スチロール芸 できたくん
できたくん先生、初めて拝見しました。紙切りの発泡スチロール版、といった感じ。切っている時、変な空気が流れるのは仕方ないのですが、パンパンの池袋でやるの大変だろうなあ…なんて思ったり。
○ 「清水次郎長伝 石松三十石船」 玉川太福・玉川みね子
太福先生は清水次郎長伝 石松三十石船。太福先生の古典は何だかんだ初めて聞くかも。名前が出てこないことにやきもきする石松の姿が可愛らしい。自分のことを褒められないのはテンション下がりますよねえ。
○ 「片棒」 立川談幸
談幸師匠は片棒。倹約家であった談志師匠の内弟子だったことで、ものすごく説得力がある片棒になっている気がします。お囃子の描写が素敵。トントンとテンポよく進んでいく感じ、いいなあ。
○ 漫才 宮田陽・昇
ヒザは陽・昇先生。めちゃくちゃ大好きでして。「皆さん位置大丈夫でしょうか?」という台詞を聞くとニヤニヤしてしまいます。日本地図の件は飽きない限り続けてほしいなあ。
○ 「天災」 柳亭小痴楽
主任の小痴楽師匠は天災を。何事も天災だと思えば許せるもんだ、という、今後生きて行く上で大切なことを教わりました。小痴楽師匠のやる江戸っ子の勢いの良さが心地いいのですよね。
この日のゲスト、桂二葉さんの高座を聞けなかったのは残念でしたが、またいつかの機会に行ければいいな。
それではまた。
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