乱獲初心者育成プロジェクト第二回
引き続き乱獲初心者育成プロジェクトの第二回ということで乱獲をするなら知っておきたい知識について話したいと思います。
前回が寄せと回収だったので今回は索敵と破壊です!乱獲は常に破壊と寄せで出来ていると言っても過言ではないのでターン意識というのも磨くためにも今回は関係性にも少し触れつつやっていこうと思います。
それでは本文へどうぞ!
【索敵と破壊をしよう】
前回も冒頭で話しましたが、寄せよりも破壊のほうが大切です。乱獲上手い人は耐えて寄るものだけを納品してると思われるかもですが、そうではありません。全て破壊して回収するのが乱獲の最終地点です。
◆復習:そもそも納品までの流れは?
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①オオモノを見つける
②オオモノを寄せる
③オオモノを倒す
④金イクラを拾う
⑤納品する
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復習です。サモランは常に「⑤納品する」が目標なので、それまでの①~④はそこへたどり着く道順にしか過ぎません。この一連の動きがどれだけ味方と共有できて、かつ足並み揃えられるのかが肝心です。
◆意味ある破壊
「なぜそのオオモノを倒したのか」
最初にこんな一言を言われて困ってしまう人が多いと思います。破壊する理由なんて特に考えたこと無かったという人がほとんどだからです。
「何も考えずに寄せ、何も考えずに破壊」
これをやめるところに成長する幅があります。その第一歩が「なぜ破壊するのか寄せをするのか」という問いを自分に投げかけるところです。
野良で前に出て破壊しようとする味方に初動カモンを押す方に出会うことがたまにあるのですが、だれかが前に出て破壊している場面で後ろに居るだけ人と、一緒に拾う人では大きな差があります。
「寄せれないなら破壊して投げる」
「寄せれると思ったらしっかり寄せ」
これが基本中の基本です。理由も含めてきっちり解説していきます。
①効率のいい破壊
「全体の納品が早く進む破壊」
これが効率のいい破壊の正体になります。なぜこの言葉にまとめられるかというと何度も説明している通り、乱獲は回収できるイクラの数を増やすことが目標です。
一体のオオモノをよっぽど回収できない場所ではない限り、寄せる必要というのは薄いです。
「破壊が遅れる=納品する時間が減る」
破壊さえ終わっていればあとは投げるだけになります。味方が破壊したら投げるしかありません。これはさっきの野良での話もそうです。
ただ遠くで破壊しすぎで回収が間に合わなくなるという人もいると思います。そのパターンはおそらく回収まで考えていないことがほとんどなので、もう少し寄せるオオモノと破壊のラインについて説明しましょう。
【どのオオモノを寄せるのか簡易説明】
:通常干潮
①タワー、カタパ、ハシラ、テッキュウ
⇒倒すだけで納品中の負担を減らせる。人数をかけて回収するのが基本。ただ回収リスク高め(湧き位置から必然的に近くなる)なので単体なら耐えも視野に入れたい。決して放置したいわけではない。
②ナベブタ、バクダン、コウモリ、ヘビ
⇒寄る場面は最低でもイクラ投げ一投範囲以内ににきっちり寄せたい。このオオモノが多いなら一気に寄せてコンテナで破壊できたら熱い。単体なら破壊して投げる方がいい時が多い。ヘビは特に破壊してもいいオオモノに入る。
③テッパン、モグラ、ダイバー
⇒きっちりコンテナ横に寄せる。これを外で破壊しないようにしたい。
:満潮
①タワー、カタパ、ハシラ、ヘビ
⇒この四体が暴れていると納品が進まないので早めに処理したい。
②ナベブタ、バクダン、コウモリ
⇒寄るならコンテナ付近まで寄せたい。慣れないうちはすぐに破壊してすぐに投げるまでセットと覚えよう。
③テッパン、モグラ、ダイバー
⇒通常、干潮同様にコンテナに寄せられるので寄せて倒したい。満潮の場合は他のオオモノと雑魚シャケと合わさると十分に脅威。
このように寄せられるオオモノは寄せて破壊というのが基本です。遠くで破壊して回収が難しいイクラが散らばっていると伸びません。
①と③は破壊のラインがイメージつきやすいのですが、②がイメージつきにくいなと個人的に思うので、そこを詳しく解説していきます。
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🟢コンテナ横付近
🔷イクラ投げ一投範囲
🟧回収が難しい場所
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🟢は直接納品が基本になる場所で俗に言うウマイクラの範囲です。🔷は投げれば一発で納品が確実な範囲。段差があったりするので投げをすると回収が早いです。🟧は前回も少し触れたマズイクラと呼ばれるものになります。回収が困難になりがちです。
それでは以下の問題について考えてもらいたいと思います。
Q.バクダンを①~③の中でどこで止めて破壊するのが効率がいい回収に繋げられるでしょう。
①コンテナ近く
②通路中腹あたり
③湧いた位置
答えは…②です。理由としては…
◯ラインを下げすぎずに前に居る⇨次害悪が湧いたとしても対処しやすい
◯味方のラインを過度に下げない⇨コンテナで納品できる時間が長くなる
◯少し寄せられる⇨湧きが次寄るとしても寄せられる
◯射程が短くても倒せる⇨処理が遅れずに投げへの移行が早い
③は回収が困難なため良くないのは分かると思います。
しかし①が駄目なのは中には前回寄せで高台とかで破壊するなみたいなこと言ってたじゃんという方も居ると思うので補足しましょう。
Q.どの位置のバクダンが一番コンテナに寄せにくいでしょうか。
A左のバクダン
B右のバクダン
C正面のバクダン
答えは…Bの右のバクダンです。先程も述べましたが、Bをコンテナに寄せるためにはコンテナ横に立っていると右高台で反応して止まります。しかも寄せても少し移動した程度ではコンテナのウマイクラにまではなりません。
右のバクダンをコンテナの広場に下ろすにはこの青線の経路をたどります。しかしオレンジの範囲はすでに一投範囲に入っていてどれだけ丁寧に誘導したところで距離的なものは変わりません。
※赤色は一投範囲外。オレンジは一投範囲(塗られている場所はイカロールで入れられる)。
いかがだったでしょうか。寄せられないなら破壊という理由について少しは理解が深まっていたら幸いです。では次は寄せについて発展的な考え方を持っていきましょう。
②片側破壊、片側寄せ
ここで片側破壊、片側寄せについて触れます。勘のいい人は気づくかもですが、右側のバクダン、ナベブタのコンテナ寄せがムニエールは基本的に厳しいので破壊して投げます。
反対に正面と左なら寄せが簡単です。ということは右側を中腹破壊してイクラ投げをしていると左側を寄せられるんじゃないか?となるシーンが発生します。
この破壊して投げたら寄るじゃん!現象はしっかり覚えておきましょう。ここで変に前に出て止めると納品数を減らします。
加えてよく両サイドを寄せようとする人、破壊しようとする人がいるのですがそれもよくありません。「納品している時間が減るから」です。
どちらかを破壊して投げていれば反対は回収が終わり、反対の寄せを待つだけになります。コンテナに寄せているタイミングはただの待ち時間に過ぎませんが、それを投げの時間に出来るなら反対側のオオモノをわざとコンテナ一投範囲で破壊して投げて待つという選択肢があるのです。
少しステージ変わりますがすじこで例を…
先ほど紹介した下のリストの②、③のオオモノも反対も寄るときは破壊して投げることで、待ち時間を有効活用できる!ということです。
発展内容:コウモリをしっかり誘導する
③寄せて破壊
寄るものを過度に寄せると逆に納品の効率が下がります。ムニエールのシーンを振り返ってみましょう。
このままだと右側にテッパンが流れて、バクダンも左下あたり、ナベブタはコンテナ後ろの通路あたりに来てしまいます。これを阻止するには止める役というのが必要になるわけです。
まずはテッパンを触れて止めて、ナベブタがテッパンを潰せる位置に来るまで待って入るタイミングで止めましょう。そしてバクダンが入るタイミングでナベブタを潰します。
これをするとイクラが固まるので回収が簡単になります。散らばったイクラを回収するには投げ方を変えなくてはならないので練度も必要ですし効率もよくありません。加えて左通路は雑魚が溜まりやすいのであまり通路にイクラを生成したくないです。
※下の🟧で塗られた場所は危険地帯。
これをするためにはコンテナにいる人は寄るか寄らないかを左を見て確認して寄せれそうなら右側に移動しなくてはいけません。そしてナベブタを自ら止めて破壊するまでがセットです。
ここまで話せば寄せて破壊(寄せ、止め、破壊)の重要性について理解してもらえたでしょうか。仕事を分散させずに人数を常にかけられるような盤面を維持するのがランダムな湧きに対処していく上で大切です。
破壊しやすいように寄せて一人で破壊可能にすることで破壊にかける人数が減り、投げれる人が増えたりします。
◆索敵はいつするの?
ところで今回は破壊と索敵に触れるという話をしましたが、実は今までの話で前提的に触れてきました。例えば、先程の発展内容。ムニエール干潮でコウモリが飛んでくるシーンも、正面と左のコウモリの索敵、正面のテッパン、バクダン、ナベブタの索敵が出来ないと寄せて破壊は出来ません。
他にもムニエールの左は反応しやすいので別方向の湧きが終わったなと思ったら少し振り向いたりするのは大切ですね。前回の記事にも書きましたが正面のバクダンは高台に立って誘導出来るので暇なら高台に立って正面を索敵したりしたいですね。
慣れないうちは作業の暇なタイミングごとに索敵という癖をつければ十分です。
例えば寄せのタイミングで反対を見たり、ナベブタバクダンを絶対に止めない意識ですね。コンテナに居るときはダイバー、テッパン、モグラを基本的に索敵しつつ、倒した時に外を見ましょう。
詳しいやり方は、また別の機会に書こうと思います。
~最後に~
少し前回よりも長くなってしまいましたが、破壊に触れつつ寄せとのターン意識的なところに触れてみました!ムニエールを前回同様扱いましたが、いかがだったでしょうか?次回は内容未定ですが、また乱獲する上で知っておきたいことについて解説します。