240210漁師と妻とピアノ

昨夜、NHK EテレでETV特集「漁師と妻とピアノ」というドキュメンタリーをやってました。確か、数週間前民放で話題になっていた佐賀市のノリ漁師・徳永義昭さん(52歳でピアノを始め、現在63歳)がピアニスト・フジ子ヘミングの「ラ・カンパネラ」に感激して、10年の間毎日8~10時間練習してフジ子ヘミングも驚くような「ラ・カンパネラ」を演奏、ついにヘミング氏のコンサートの前座で演奏するまでになったという話。なぜ音楽と無縁だった漁師がそこまで?と思っていた疑問がこのドキュメンタリーを見て腑に落ちた。感動するので興味のある方は是非ご覧ください。時折、徳永さんのさりげない佐賀弁の語りが人柄の良さを物語っています。なお、「ラ・カンパネラ」は難曲中の難曲だそうです。

以下はネタバレ注意!!!(腑に落ちた理由を書いてます)

  1. 徳永さんの父親は徳永さんがピアノの猛特訓をし始めた年から3年後亡くなった⇒徳永さんを「ラ・カンパネラ」に駆り立てたのはもちろんフジ子・ヘミングさんへの尊敬と「ラ・カンパネラ」への情熱に加えて、亡くなった父が傍で聞いてくれているという亡き父への「愛」があったから。
    1 徳永さんの奥様はピアノ講師で、常にグランドピアノが家にあり、何があっても寄り添ってくれていたこと。ここにもふたりのさりげない「愛」があった。

  2. 徳永さんはピアノを始める前は30年間、毎日8時間パチンコで勝つためにパチンコ屋の椅子に座り続けていてピアノの練習も苦にならない素地があった。

  3. そして佐賀のノリ漁は最近不漁が続き、個々の漁師も存続の危機を感じていること⇒これも徳永さんのピアノへの没頭に駆り立てた理由のひとつかも。

徳永さんを見ていて、いくつになっても「愛」があれば何事をも成し遂げられることを強く感じました。
#徳永義昭 #ラカンパネラ #漁師ピアニスト

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