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初めて「小麦アレルギー」を疑った日

こんにちは、luckymeguです

子育てには 様々な失敗が付きものです
今日は16年前の 無知な母の危険な1日を書きます


娘が8か月だったある日
離乳食を始めて2か月のころでしたので いつもの粉ミルクに加えて
「おかゆ」を少量食べさせていました
1日1回 のペースでお昼に食べさせていました

その日は 初めての「パンがゆ」
ベビー用の小さなスプーンで ほんのひとくち

「ううぅ・・・なにこれ?」と言いたそうに 驚いた表情の娘
「パンだよ~おいちくなかったかなぁ びっくりしたねぇ」と私

渋い顔で こちらを見返す娘

初めてすっぱいものを食べた 赤ちゃんが 身震いするように
かわいいだけ の仕草に なんの疑いもなく 
ベビーベットに寝かしつけました

育児日記に 食べた量と時間を記入して 洗い物をしていた時
叫ぶような 激しく泣き出す声がしました
食後30分のことです

あわてて抱き上げると 真っ赤な顔に 大きな耳
そうです、大きな耳です
マギー審司さんが当時やっていた あの 大きな耳
まさに あの耳 が付いているような違和感
パンパンに腫れあがって ひだが消えた大きな耳が
両方のほっぺの横に起き上がっていたのです

驚きと恐怖で混乱しました
「こんなに激しく泣くのは初めてだ!病院に連れて行かないと」

かかりつけの小児科は車で5分の近所にありましたが
その時 午後の1時を過ぎたとこ
午後の3時まで通常診療はなく、予防接種や乳幼児健診の時間です
とても怖いドクターでしたので 外来診療の時間を守らないと叱られました
4才上の息子を診ていただくたびに よく叱られていましたから
「これくらいのことで ビクビクしてるから赤ちゃんが病気になるんだ」
「喘息なんてすぐに治らないんだから毎日来ないでよ」
と毎回言われる 情けない母でした

そのことがあって こんな非常事態にも
「今 電話したら怒られるだろうな」と思いとどまりました

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それから2時間 泣き叫ぶ娘を抱えて
「どうしよう」「どうしよう」と 部屋を歩きまわり
「よしよし 大丈夫だよ」「すぐ治るからね」と抱っこであやし

結果、2時間ほど泣き叫んで 耳の腫れも消え 泣き疲れて眠りました

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冷静に考えたら 行くべきだった
服を開いて 体の様子を見るべきだった
胸の音を聴いて 喘息症状がないか 確認しなくてはいけなかった

食物アレルギーに関する知識がまるで無かった 当時の私は
ジンマシン(耳が腫れたのはおそらくじんましん症状)が気道を圧迫して
呼吸困難で死に至らしめる なんて思いもしなかったんです


頭の中を巡っていた思いはひとつ
「ジンマシンくらいで小児科に電話したら叱られる」


後日、定期受診時に主治医にこのエピソードを恐るおそる相談
             ↓
「添加物じゃないの?生協の食パンで試してみたら?」との返答
             ↓
ビビリな私ですから当然 小麦の除去 を始めました。
自己判断 & 自己流 の危なっかしい除去生活のスタートです


その3か月後 初めての喘息で救急病院に入院し
重度のアレルギー体質であることがわかり、食物アレルギー専門のドクターを紹介していただきました

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娘のアレルギーを誰かに知ってもらう時
無知な親だった当時の自分を相手に重ねます
「知らなくて当たり前」ですから
親の私でさえ 理解するのに時間がかかりましたから

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今日も最後まで読んでくださってありがとうございました^^


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