タコピーの原罪 11話を読み終えての考察
タコピーは2022年のまりなちゃんと会っていた!?という衝撃が走ったタコピーの原罪11話。
Twitterなどでたくさんの考察が出ていますが、私なりの考察をさせていただきます。
2022年のまりなちゃんが生きている世界線。(おそらく最初に存在した世界)そこでは、果たしてしずかちゃんは過去に自殺しているのか…?それはとても重要な気がします。
私は「しずかちゃんは生きている」という気がしてなりません。
ここからはまりなちゃん目線の時系列予想です。
2022年、高校生のまりなちゃんは母親との2人暮らし。心を閉ざした母とは意識疎通もままならない状態。
小学生の頃にまりなちゃんの両親は離婚。(名字は変えなかった)その後間もなく、父親としずかちゃんの母親が再婚。金銭的には安定したしずかちゃんは、衣服に関しては整った生活となった。外見が整ったしずかちゃんは異性へ魅力を存分に振りまいて、まりなちゃんにイジメの報復を開始。
立場が逆転して孤独となり、ひとりぼっちのまま高校生となったまりなちゃん。そこに(本当に)初めて地球に降り立ったタコピーが現れる。
タコピーのハッピー道具でもまりなちゃんが幸せになることはなく、ハッピーにさせたいタコピーはハッピー星にまりなちゃんを連れて行く。
そこでまりなちゃんは大ハッピー時計を使って過去のしずかちゃんに復讐したいと伝えるが、タコピーはなんらかの掟に反するため、できないと伝えた。(その際、まりなちゃんはしずかちゃんと同じような目線をタコピーへ向けた)
まりなちゃんはタコピーの目を盗んで大ハッピー時計を使い、過去の地球へタイムスリップする。それを追いかけようとしたタコピーは、時間軸を間違えてまりなちゃんより少し過去にタイムスリップしてしまい、しかも何らかのトラブルで地球での記憶を失った。(掟を破ったタコピーは星へ帰れなくなった)
大ハッピー時計は過去に自分が存在する場合は、その中身と入れ替わる仕組みだった。
まりなちゃんは2話ラスト時点へ、タイムスリップした。まりなの母親はまだ指輪をしていたが、離婚を決心した夜だった。窓の外へ異形のものを見るようなまりなちゃんの描写。あの瞬間、実はハッピー時計の力で高校生のまりなちゃんと入れ替わっていた。
3話でのまりなちゃんは学校で、しずかちゃんをいじめることもなく、おとなしく様子をうかがっているようだった。そしてその夜に表れた本性は、元よりもさらに凶悪になっていた。(入れ替わりの複線)
タイムリープでタコピーが何度やり直しても、まりなちゃんがチャッピーを見つけたのは、まりなちゃんもハッピーカメラを使っていたから。まりなちゃんが上手くチャッピーを探し出せないときは、ハッピーカメラでタイムリープして、必ずチャッピーを見つけ直す‥といういたちごっこ状態を繰り返していた。
チャッピーが保健所に連れて行かれたあと、4話でまりなちゃんとしずかちゃんが対峙したときのセリフ。
「パパはママにまた指輪を買ってあげるはず、見ず知らずの商売女なんかじゃなく」
ここ、すごく違和感ありませんか?ママが指輪を無くした描写なんてなかったのに。つまり、未来に両親が離婚し、父がしずかちゃんの母と再婚しているのを知っているからこその言葉だったとすると、辻褄合いませんか?
しずかちゃんを自殺に追い込めば、自分が孤独になることはないはず。そんな憎しみの感情をぶつける、まりなちゃん。
そこでまさかの、タコピーからの反撃。お花ピンをつけていなかったタコピーの姿を見たまりなちゃんの絶望たるや、どんな心中だったのだろう。
なんで…私をハッピーにするって言ってた生物が私を…?
あまりにやばすぎますね。
でもでも、もし2016年のタコピーがしすかちゃんに殴られたことで記憶を取り戻して、まりなちゃんがハッピーカメラを使った可能性に気付いたら…。亡くなったまりなちゃんの家からハッピーカメラと写真を見つけ出して、壮大な仲直りのための新たなタイムリープの旅へ!っていうハッピーエンドにはならないでしょうか??ほとんど私の願望ですが。
…なんて、つたなく書いていきましたが、タイザン5先生はいつも考察を上回っているので、まるで見当違いかもしれません。
思いのままに書きなぐった拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。