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東工大大学院建築学系に外部受験する人向け受験までの流れ・過去問・勉強ノート配布!

はじめに

東工大の院に外部から合格することができたのでそこまでの経緯と、自分が勉強した内容・方法などについて記したいと思います。自分自身、情報共有できる仲間が少なく、情報戦の部分でかなり苦労しましたので、そういう人のために役立つ記事にしたいと思います。

3年生の時点で院に行ったほうが将来、収入や仕事内容などで有利だと漠然と考えていて就活は全くやっていませんでした。この時点で大学受験の時にダメだった東工大をもう一度目指したいと考えていました。

TOEICについて

自分はGPAが足りず、内部進学ができないことがわかっていたのでToeicは早い段階から手をつけていました。Toeicは最初に何も勉強しないで受けた時は600点ちょいでしたが、勉強すると目に見えて効果が出るのでモチベーションに繋がりやすいです。12月に785点をとり、そこでよしとしました。600点くらいで及第点、700点くらいでちょっと有利、750点で満点扱いにしてくれるみたいな噂があります。とりあえず高いに越したことはないです。将来就活にも使えるのでモチベを上げていきましょう。

過去問の入手

春休みに入る前に、東工大の院試を受けると言っていた友達と三人でネットで売っている過去問と解答を割り勘で買いました。(研究室見学に行って先輩から貰えば無料だし、なんなら対策方法などもついてきたりするので見学に行くことを強くお勧めします。)メルカリで買って1万円ほどだったかと思います。ちなみに一回、高すぎて少しでも安いとこで買おうと思って8千円で売っているサイトを見つけ、そこで購入したら詐欺だったということがありました。。気をつけてください。。

春休みの勉強

春休み中は西洋建築史をルーズリーフにまとめたのと、構造力学の演習をしました。東工大では建築史は建築物や人物名などを説明する形式であることはわかっていたのでそのことを念頭に置いてルーズリーフにまとめていましたが、途中から教科書の写しのようになってきてしまって勉強の成果はあまり得られませんでした。

ここら辺でより効率的に勉強する必要があると考えを改め、Notionを活用して勉強することにしました。

notionとは、メモやタスク管理、Wiki、データベースなどさまざまな機能を一元的に使うことができるクラウド型の万能アプリのことです。


Notionでの勉強

Notionで勉強するメリットは
①スマホ、IPad、PC上でデータを共有でき、すべてのデータを持ち歩けるということ
②Toggleと呼ばれる機能を用いることで勉強している全体像を把握しながら細部まで勉強できること
③データを書き出したり、共有が楽なこと
スケジュールを管理しやすいこと
⑤ネット上の画像を用いることで効果的に学習できること
⑥今まで学習した内容を問題形式にすることで自分だけの問題集が作れること
などなど、挙げるとキリがありません。
結果的にNotionを利用して大正解だったと思います。
このときのデータを配布しますのでぜひ購入してみてください。東工大受験に特化して各科目をまとめたものと即日設計の練習例、東工大と明治大の過去問研究や過去問も付随します。(詳しくはページ下部で説明します!)

4月ごろ

4月に入る前に院試までの学習計画を立てましたが、新学期が始まり、研究室に配属されて自分の研究内容を決めるのに手こずったり、設計の授業をとらなければならず、これがかなり大変だったこともあり計画通りには全然進みませんでした。ゼミ会議の時はあまり発言する必要がなかったのでみんなが設計の授業のための内職をしたりする中、自分も西洋建築史をNotionで整理していきました。この段階では配属された研究室で何を研究するかも行き詰まっていたので東工大の大学院で何を研究したいのかも決まっていませんでした。ただ、悩みまくって自己分析をやったので興味の方向は、確信はないけどだんだんとわかってきました。

5月ごろ

5月になって設計の授業も終わり、やらなきゃいけないことが研究室会議くらいになったので院試の勉強をがっつりしていきました。7月の半ばに自分の大学の院試があり、そこでの科目に合わせて建築史と建築構法、建築計画を中心に勉強しました。6月の頭には願書を出す必要があるので、5月の最初の方は研究室をよく調べていました。本当はもっともっと早い段階で調べておくべきものだとは思います。。ここで初めて教授とメールでコンタクトを取り、全体のオンライン説明会の後の研究室ごとの説明会に参加したりしながら研究室を絞り、5月の半ばに見学に行きました。かなり滑り込みだったと思います。

研究室見学

見学の際は2時間くらいかけて先生と一対一でお話をしました。(もちろん研究室によって対応は様々です。)研究室でやっていることの説明を聞いたり、自分のやりたいことを話したりしました。先生の論文などをある程度読んでみたり、自分のやりたい研究について少し練るなどをしてから臨みました。(といってもこの段階では全然まとまってなくて先生からするとよくわからん奴だったと思います)
それでも自分の話を聞いてくれてこうしたらいいんじゃないかとかうちの研究室だとこういうことができますよと先生に親切に説明して頂き、研究室を決定しました。ただ、このときに研究室の出入り口付近でお話ししたので、帰るときに先生に出口まで来ていただいてしまい、研究室の先輩と連絡先を交換できずそのまま帰ることになってしまいました。みなさんはなんとかして先輩と連絡先を交換しましょう!!

6・7月(明治の大学院に向けて)

この時期はNotionでの勉強法もかなり定まっていたので学校の図書館でいろいろな教科書を並べて見ながら勉強をしていきました。私は東工大のほかに7月後半に明治大学の大学院も受験したので、まずはそちらの対策を中心にしていきました。(Notionでの勉強ノートには明治の対策も載っているのでぜひ参考にしてみてください。)
具体的な科目で言うと、建築構法・建築史・意匠論(・建築計画)を勉強しました。正直東工大よりもクセが強く、授業を受けていないとなかなか厳しい問題も出るので外部からの対策は結構難しいかなと思います。どちらかというと狭く深く出題され、東工大の浅く広く出題するタイプとは少し異なるので一緒に受ける相性はあまりよくないかもしれないです笑
自分の研究室での小論文の進捗も生まなければならなかったので大変でした。

7月後半から8月の院試まで

この時期は夏休みに入り、6・7月にできていなかった都市計画・建築計画・構造力学・即日設計の対策をしていきました。
建築計画、構造力学に関しては少しだけ手を付けていましたが、都市計画、即日設計は全くやっていなかったので結構大変でした。とくに即日設計で受験する場合、即日設計が7割ともいわれているので過去の合格者の練習例を見てみてこのレベルに到達できそうかどうか自分で判断すること、そして早めに練習することが大切だと思います。
自分は筆記科目の対策が全然終わらず、最後1週間ちょいくらいで即日の練習をしてなんとか仕上げたのですが、1か月まるまる即日の対策に捧げる人も結構いるらしいのでそのときの実力にもよりますがしっかり練習しましょう。あとは当日ゲーです。即日に関しては別の記事を上げる予定なのでそちらを参照してください!

筆記試験当日

この日の出来は正直最悪でした!筆記が終わった時点ではもう本当に受かってる感じがしませんでした。7割くらいはとるつもりで臨みましたが5割とれたかな。。くらいの手ごたえでした。外部からだとアウェー感あるのかなと思っていましたが、その心配は無用でした。
ブルーな気持ちのまま即日のイメージを膨らませながら昼食をとり、即日へ臨みました。従来の即日設計では家などの単純なものが多かったのですが、近年では特殊な出題がされる傾向にあり、自分が受けた時はビルのファサード部分のみの課題でした。最初30分くらいは何も思い浮かばずめちゃくちゃ焦りました。ある程度の案で妥協しながら一応完成させましたが全然自信がなく、大学を出るころには東工大に最後のお別れを告げました(笑)。というのも自分は一番前の席で周りがどのくらいのクオリティだったのかわからず、隣の人のめちゃくちゃ書き込んだケント紙を見て萎えてました。ただ今思い返すと何で即日受けたんだろうっていうくらい全く着彩してない人とかしょぼいなっていう人も意外といたので、単純に隣の人がレベチだったんだと思います。

面接

面接はスーツをピシッと着て臨みました。この研究室を志望した理由を最初に1分間(だったと思います。もしかしたら30秒かも。)話すよう指定され、その後に先生たちから質問を受けるという形でした。志望する研究室の教授がメインで、ほかの先生からも2,3個質問があったと思います。わりと和やかな雰囲気で進み、大きな失態もなく終えれました。1つだけ、大学院で研究に関すること以外で頑張りたいことは?という質問があり、深読みしすぎた結果質問の意図がわからず15秒くらい黙り込んでしまいましたが。自分の場合は他に、なんでそんな質問するの?という質問がありましたが、雑談に近いような質問だったので変な人じゃないかっていうのを試しただけだったのかもしれません。
面接時間自体は2分くらいで、たくさんの教授に囲まれて威圧感はありますが「落としてやるぞ」というような面接ではないと感じました。

こんな自分が合格できた二つの理由

ここまで読んでいただいた方はお分かりかもしれませんが、私は結構スタートからすべてが遅れていました。早めに対策したものはTOEICくらいで研究室見学も勉強も全部ギリギリでした。そんな自分でも合格できたのには二つの理由があると思います。

1つ目は研究室選びです。私が志望した研究室はわりと最近できた研究室で、倍率が低かったのかもしれません。自分としては内容的に一番やりたいことだったのですごくラッキーなことでした。意匠系の研究室なんかは見学日にいくと見学者が10人以上いたりするらしく倍率は高そうでした。他に見学者が多いと流れで先輩と連絡先交換して過去問などの情報をもらえたりするので見学には行くべきです!

2つ目はNotionを用いたことです。自分は暗記は大の苦手でしたがNotionで整理していくことで頭の中も整理されましたし、ネットの画像を拾ってくることでイメージ暗記を行うことができました。時間がない中でどのように効率的に勉強できるかはとても大事なことです。私はNotionを使い始めてから勉強法を確立するまで1か月ほどかかりましたが、私のデータをもとにさらにわかりやすく自分だけのNotionの勉強法を確立できるともっと効率的に学習ができるとおもいます!

終わりに(Notionでの勉強データと過去問データの配布)

気づけば4500文字を越える文量になってしまいました。。ここまで読んでくれた方、どうもありがとうございます。これから東工大院試を受ける方を少しでも手助けできたのなら幸いです!
Notionを使った勉強法や自己管理方法などについて受験生の方に役立つような記事をこれから作っていこうと思いますので是非フォローよろしくお願いします!

↓ notionのデータ配布ページ(ご購入いただいた方ありがとうございます!何かあればコメントまでお願いします<(_ _)>)

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