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ほうせきさがし型ソウブレイズに至るまでの全記録

割引あり

エネ過多デッキに魅せられてしまったプレイヤーの皆さん、こんにちは。
ソウブレイザーになってしまった なつ です。

2024/10/26、超電ブレイカー環境のシティリーグで4勝2敗TOP16という結果でしたが、ソウブレイズについてnoteを書こうと思います。
ソウブレイズデッキが発展し、全ソウブレイザーの助けになればと思います。


◇デッキリスト

まずソウブレイズデッキとはどういうデッキか詳しく解説していきます。

ソウブレイズex

エネルギーをいっぱいトラッシュしてわざ「しんえんほむら」で大ダメージを狙うデッキです。




デッキリストをどうぞ。

魂のブレイズ

カード種別を分散をして相互の連鎖でデッキが回ることを考えて調整しています。
テツノイバラ対面でも安心設計。

◇採用・不採用カード

主要カードについての解説です。

〇採用カード

イキリンコ2枚目

エネルギーを大量にトラッシュするため、ほとんどの試合で特性イキリテイクを使用します。
1枚だと10%の確率でサイド落ちします。
安定させたいので2枚目を採用しました。

2枚採用でのサイド落ちの確率
0枚サイド落ちの確率 80.85%
1枚サイド落ちの確率 18.31%
2枚サイド落ちの確率 0.85%

スピンロトム

ファンコール使うの忘れがち

非エクアタッカーとしての採用です。
仮想敵はヒトカゲ、ドラメシヤ、ポッポ、ヨマワル、ピィです。
条件付きですが1エネ70ダメージは非エクたねポケモンを倒すには十分です。
デッキの性質上、先行は強いですが後攻はパワーがありません。
後攻からサイドを取れるなら1-2-3のサイド進行が可能なためゲームプランの幅が広がります。
(この構築では後1とつげきランディングできる確率は高くないのであくまでサブプランとします)

2進化ポケモンに対してエネトラッシュ数12枚の270ダメージのしんえんほむらしか使えなかった次のターンにスピンロトムで返せます。

ミミッキュ対策で採用している場合もありますが、何デッキのミミッキュを想定するのかによって対策は変わると思います。
サーナイトのミミッキュを見るなら他の対策カードのほうが強いです。(デッキリストの変遷に記載)
カビゴンLOにはこのカードではミミッキュ対策とは言えないです。
ミミッキュって200種類あんねん。

ヨルノズク(特性ほうせきさがし)

逃げエネ1で偉い

デッキ構築をするうえで最後まで悩んだ枠にホーホー・ヨルノズクを採用しました。
直前の構築ではトレッキングシューズの枠でした。

2枚のトレーナーズを確定サーチできれば大抵の要求は満たせると考えて採用しました。
ターンごとの目標はいずれか2択になります。
①エネルギーをトラッシュして大火力でポケモンを倒す
②ベンチポケモンを呼んで倒す(エネ不足や育成中ベンチアタッカー潰し)
ヨルノズクはこの2つの課題を柔軟に解決できるカードではないかと仮説を立てました。

ヨルノズク採用のメリット
・トレーナーズを確定サーチでき選択肢が多い
・序盤から終盤までどのタイミングでも使える
・スピンロトムの特性ファンコールで上下2枚を確定で手札に加えることができボール系カードを使わず展開できる

持ってくる2枚の組み合わせを例に挙げます。

2枚の組合せ例
・博士の研究+ポケストップ
 ⇒とにかく山札を掘るプラン
・大地の器+大地の器
 ⇒山札のエネを抜き、元から持っているゼイユ博士でトラッシュ
・大地の器+ハイパーボール
 ⇒エネトラッシュとポケモンの展開
・ボスの指令+大地の器
 ⇒裏呼びしながら足りない打点補助
・ボスの指令+ともだちてちょう
 ⇒ボスの指令使用後、再使用の準備
・ともだちてちょう+ポケギア
 ⇒サポ回収しながらサーチ
・ブライア+α(タンカetc)
 ⇒リーサル

状況に応じて組み合わせを変えることができる点が強みです。

ベンチの展開状況と相手盤面と相談にはなりますが、スピンロトムの特性ファンコールから2枚手札に加えることができるため2ターン目に特性ほうせきさがしを使うハードルは低いです。
地味に山札圧縮にもなります。

ただ、場にテラスタルのポケモンがいないと特性が使えない点をデメリットに感じた方も多いと思います、私も同じことを考えました。
ですが考え方を少し変えてみました。
2ターン目以降ソウブレイズexが盤面にいないのならサイドを進めることができないないため負けでは?
このデッキにはファントムダイブ、トライフロスト、カースドボムのような盤面破壊で圧倒したり、捲る手段はありません。
使うと分かりますがソウブレイズデッキの上振れ時のパワーは低いです。
「テラスタルがいないと特性使えないじゃん」以前にソウブレイズに進化できないその手札ではそもそも負けていると割り切ることにしました。

俺のソウブレイズは盤面にいるから宝石探しは使えるんだよ!!!
という強気な気持ちで行きます。
デッキが回ったときに、より勝ちに近づけるカードと考えてみました。

序盤展開できる前提で構築を組んでいるので、失速する中盤2ターン目以降に理想行動をするために2枠使用しました。

ともだちてちょう

デッキを回すために手札をトラッシュすることが多く、ボス・ブライアを手札にキープできないので採用しました。

ブライア

サイド1-2-3進行のゲームプランを取りやすく、非エク系デッキへの勝ち筋にもなるため採用しました。
全デッキの中で最もブライアを使いやすいのではないでしょうか。
レガシーエネルギーでサイド調整をしやすいです。

レガシーエネルギー

ルギアの次に強く使える

サイド進行をずらすため採用しました。
このカードのおかげで実質的な非エク盤面を作れる点が強みです。

〇不採用カード

なかよしポフィン

縦引きでカルボウを引けるため不採用です。
全ポケモンに触れるボール系カードを優先しました。

ネストボール4枚目

縦引きでカルボウを引けるため不採用です。
(枠があれば入れたい)

パーフェクトミキサー

デッキがパーフェクトミキサーの役割を持っていると考え不採用。
エネルギーを大量に落としたい対面以外では価値が高くないと考えました。

ジェットエネルギー4枚目

中盤から終盤に大地の器で持って来れる炎エネルギーが無く、エネルギーを15枚トラッシュできないということがあり、安定させるために基本炎エネルギーを増やしました。
ジェットエネルギーはサーチ手段が無く終盤まで山札に残りやすいため注意が必要です。

ジュペッタ/ペリッパー

サポートを持ってくるだけでは解決しないことが多い思い不採用としました。
ジュペッタは盤面から消えてくれるため盤面コントロールをしやすいと思います。

キチキギスex

レガシー付きソウブレイズと非エク盤面にしてサイド調整を行い、最後にブライアをぶち込みたいのに邪魔なため不採用。
タンカから即回収して3ドローできるのは強いので採用しても良いと思います。
(序盤が大事なためイキリンコ優先)

パルキアVSTAR

宗教の違いで不採用にしました。
結局、パルキアとゲッコウガが強いだけな気がして、それはソウブレイズに入れる意味があるのかと考えました。

ザマゼンタV

レガシー付きソウブレイズと非エク盤面にして(以下省略
ゼイユ+イキリテイクまでしてさらに手札トラッシュまではしなくていいかなと思い不採用です。
逃げエネ重いのめんどくさい。

◇回し方

【デッキコード】x88c4D-YNayd4-xa4G88

初ターンの基本行動
①イキリンコを盤面に出す
②グッズを使う/ポケモンをベンチに出す
③ゼイユ(博士の研究)を使う
④グッズを使う/ポケモンをベンチに出す
⑤特性イキリテイクを使う
⑥かがやくゲッコウガを盤面に出す
⑦特性かくしふだを使う
⑧ポケストップを使う

ポケストップを最後にした理由はソウブレイズexや夜のタンカをゼイユ、イキリテイク前に引き込む確率を下げたいためです。
例外として盤面展開ができておらずゼイユ、イキリテイクを使う前の手札に夜のタンカが複数枚ある場合はポケストップを先に使用する場合もあります。

2ターン目以降の山札を引く手段は、状況次第で使用順が変わります。
主に2パターンの行動を目指します。
エネを大量トラッシュし攻撃打点を上げる
②ボスの指令を引く

なぜボスの指令を使いたいかというと、2ターン目にエネを15枚トラッシュする要求はかなり高く、先2で進化したリザ、ドラパを倒せないからです。
また、ライコやドラゴのようなたねex,VSTAR軸のデッキ対面で、非エクをバトル場でターンを返されたときでもこちら側はサイド2を進めたいからです。

エネを大量トラッシュし攻撃打点を上げたい場合の行動順
①ポケストップ
 ⇒山札にエネが多い状況でポケストップでエネ落とす
 ⇒サポート使用前に大地の器を使いたい
②ゼイユ・博士の研究
 ⇒大地の器で手札に加えたエネをトラッシュするため
③かくしふだ
 ⇒サポート使用後のエネトラッシュ手段

ボスの指令を引きたい場合の選択肢
サポートを手札に加えることができる行動
・ポケギア
・かくしふだ
・ほうせきさがし(確定サーチ)

サポートを直接手札に加えることができない行動
・ポケストップ
⇒ハイボ、タンカ、ポケギアからボスに到達する可能性がある

ボスの指令を引きたい場合は、上記の中からの組み合わせになると思いますがあまりにも分岐が多いため、ケーススタディで考えてみましょう。

1ターン目に理想の行動をした想定
・サイド6枚
・初手手札+ドロー8枚
・ゼイユ5枚
・イキリテイク6枚
・ボール系2枚
・かくしふだ2枚

これで残りの山札は30枚くらいの感覚です。
ここまで回ると1ターン目にエネが7枚くらいトラッシュすると思うので、2ターン目はベンチのサイド2枚取れるポケモンを呼び出して倒したい場面になったとします。

残り山札、サイド落ち、手札の状況、トラッシュのカード状況から最適解を考えますが、重要になるのはポケストップを回すかどうかだと思います。
これは結果論になりがちなのでなんとも言えません。
何が正解なのでしょうか。

???「まぁ、とりあえず最初にポケストップ回そうか」

自分「え、順番警察に怒られるよ?」

???「このデッキにはアクセルしかないんだよぉぉぉ」

自分「うおおおおおお」(IQ3になる掛け声)(ボスの指令が落ちる音)

はい、確率を計算します。

ポケストップを回したときにボスの指令が落ちる確率
条件
・山札のボスの指令2枚
・残り山札30枚
・3枚ドロー
ボスの指令が1枚落ちる確率⇒19.31%
ボスの指令が2枚落ちる確率⇒0.69%

ポケストップを回したときにボスの指令が落ちる確率
条件
・山札のボスの指令1枚
・残り山札30枚
・3枚ドロー
ボスの指令が1枚落ちる確率⇒10.00%

ボスの指令が落ちる確率を高いと思いましたか?
それとも低いと思いましたか?

低い確率だと思った皆さん、ソウブレイズを握りましょう。
(ちなみに私はソウブレイズ適正がありません)

回すか回さないかはあなた次第です。

◇各対面のプラン

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