『慮る』こと
私の人生のキーワード、
それは人の気持ちを『慮る』ことです。
この『慮る』、私はこの記事を書く時に、変換して初めて漢字を知りました。笑
読み方は『おもんぱかる』です。
…誤字じゃないですよ!笑
聞き馴染みがあるのは『おもんばかる』の方かなと思いますが、それは何世紀も前の読み方。現在は半濁点の『ぱ』の方が一般的だそうです。
『慮る』には「周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。」(デジタル大辞林より)という意味があります。
周りを見ていてよく気がつくとか、気配りができるとか、そう言う意味ではありません。
簡単に言えば、なぜこの人はこう言う行動をとったのか、この人は今どんな気持ちでこの言葉を言ったのかなど、他人の心の内を深く考えることだと思います。
私が『慮る』ことを意識しはじめたきっかけは職場のお手洗いでの出来事でした。新年早々お手洗いの話ですみません…。笑
満室のお手洗い、空いた個室に入ると、トイレットペーパーが使い切ったままでした。
ある人は
「使い切ったのにそのままにしておくなんてありえない。」と言いました。
一方ある人は
「満室だから急いで出てきてくれたのかも。それとも人を待たせて焦っていたのかな?」思いました。
きっとこの後、心穏やかに、他人にも自分にも優しさを持って過ごせるのは後者の人だと思います。
人を『慮る』ことができる人、それは他人にも自分にも優しくできる人ではないでしょうか。
ただ、『慮りすぎる』と自分の身動きが取れなくなってしまうこともあるのでほどほどに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)