塔ノ岳から足を延ばして丹沢山へ
6月4日(日)に、大倉尾根から塔ノ岳を経て丹沢山まで登ってきました。
今回の行程
大倉→雑事場ノ平→天神尾根分岐→金冷シ→塔ノ岳→丹沢山(往復)
コースタイム:8時間0分(山と高原地図)
行動記録
登山口まで
先週に引き続き小田急線に揺られ、渋沢駅で下車。
駅北口から神奈中バスの大倉行きに終点まで乗車します。
この日はボッカ駅伝大会の開催と重なり、トレラン勢多め。
バスの本数は1時間に3~4本と多めですが、行きも帰りも満員でした。
大倉~塔ノ岳
大倉バス停横にはビジターセンターがあり、登山届の記入台兼投函箱もあるので、ここで登山届を出しておきます。
登山道の入り口へは、道標に従って車道を10分ほど。
舗装路が終わるとゆるやかな登りが始まります。
前日の大雨のせいか、道に水が流れていたり、ひどくぬかるんでいたりする箇所もありました。
そして歩き始めてから20分足らずで地面にヒルを発見(写真は自粛)。
やっぱりいるんですね…。
ザックから食卓塩を取り出そうと思ったものの、この日の登山道はレース参加者やら中高年の団体やらトレラン勢やらでカオスだったのでスルー。
とりあえず歩を進めます。
大倉尾根はその長さから俗に「バカ尾根」とも呼ばれ、その名のとおり延々と登りが続きます。(馬鹿にできないほどの長さ、ただ単調に長い等諸説あるもよう)
花立山荘の前後で視界が開けるまでは、正直景色も単調(ずっと樹林帯)であまり面白味はありません。
緩急付けながら現れる登り坂を黙々と進みます。
天神尾根の分岐を過ぎ、花立山荘の手前あたりで2回目の休憩。
たびたび登場する木の階段の急登が地味にダメージを与えてきます。
そして大倉バス停を出てから約2時間半で塔ノ岳に到着。
下界は晴れ~薄曇りだったのに山頂は360度全方位真っ白。
塔ノ岳~丹沢山
塔ノ岳山頂で10分ほど休憩し、続いては丹沢山へ。
往復している間にガスが晴れてくれると良いのですが(結局、この期待は見事に裏切られます)…。
塔ノ岳(1491m)と丹沢山(1567m)の標高差は、山頂同士で比べると100mもありませんが、登山道自体は途中2つの小ピークを越えるので、予想以上にアップダウンがあります。
塔ノ岳から先は明らかに登山者が少なくなり、登山道からの景色もぐっと山深くなります。
ツツジはさすがに終わっていましたが、足元には山野草が咲いていました。
塔ノ岳から歩くこと1時間弱で丹沢山頂に着きました。
山頂の周囲は木が多く塔ノ岳ほどの展望はないものの、広くて休憩には最適です。
丹沢山~塔ノ岳~大倉
丹沢山頂で昼食を取り、下山開始。
大倉登山口までもと来た道をとんぼ返りします。
ピストンなので当たり前ですが、登った分下るし、下った分登ります。
塔ノ岳手前の登り返しはなかなか足に来ました。
2時間半ぶりに塔ノ岳に再登頂したものの、相変わらず視界は真っ白。
10分ほど待ってもガスが晴れる気配はなく、山頂を後にしました。
ここから先は、ひたすらバカ尾根を下るのみ。
膝へのダメージが順調に蓄積されます。
下っても下っても終わらない坂道や階段に、こんなとこよく登ったなあと数時間前の自分に感心します。
塔ノ岳山頂を出てから約1時間半で車道の入口まで戻ってきました。
長かった…。
そして、塔ノ岳山頂から2時間弱で大倉バス停に到着しました。
バカ尾根は登りより下りのほうが肉体的にも精神的にもつらいということを学習しました。
歩行時間
8:45大倉バス停発
9:35一本松(10分休憩)
10:35花立山荘下(10分休憩)
11:15塔ノ岳(15分休憩)
12:05丹沢山頂着
12:40 発
13:40塔ノ岳(10分休憩)
14:00金冷シ
14:05花立山荘
14:25堀山の家
14:50一本松(10分休憩)
15:30大倉バス停
おまけ
小田急線の丹沢・大山フリーパスBを使うと、新宿から大倉バス停まで単純往復でもお得になります。(新宿→渋沢まで片道692円、渋沢→大倉まで同210円のところ、フリーパスだと新宿から往復+フリーエリア付きで1,560円)
帰りのバスでスマホのフリーパス画面を運転手さんに見せている人がいて、初めてその存在を知りました。(時すでに遅し)
次回このエリアに来るときは利用したいと思います。