【小説】無駄なものはないと言うじゃない?
悠太は、普通にムラムラしている少年。
その目的を達成したいが、悟られちゃいけぬ。
気づかれちゃマイナスに働くからと、平常を装っている。
目的を持って実行していれば、そんな性質があれば、青春からこじらせることなく、正社員になるのも遅れず、離婚が見える結婚なぞ避けられたろうに。
中2の今日放課後に、クラスのムラっとした女子、愛子とお互いに需要が合っているのに。
こじんまりとした地元農協の店先のマルタに2人登って、お話してたとさ。
理屈じゃなく行動していれば、後は野となれで。
当時の悠太は、この日のことを「度胸がなかった話」として、お蔵入りしてたものですから。
これじゃあ、現代の一見無意味な度胸の無い1日を過ごしている中年男も救われないでしょう。
悠太少年も、消化できないもの。
農協の外トイレがボットンで、何十年後かに、コロナを拭き取るペーパーとして大活躍するケツ拭きが当時、中にあったのだけれど。
この便所も含めて、当時のこの話を物語といたしましょう。
目的達成することが全てでない。
過去の悠太が現在にタイムスリップしてきて、言っております。