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明日、旅に出てみようか【丸亀製麺】
8月でした。あらした。
ところでダイエットが成功しました。
8月28日にて目標だった数値、-14kgを達成です。
レコーディングダイエットをベースに
運動や食事制限などコツコツやりました。
さすがに褒められて然るべきでしょう。
痩せて、と依頼してきた彼女は
「なんか寂しい」とのこと。
どないやねん。
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度々
今回もうざいメインタイトルで
やらせてもらいました。
と言うのも。
SNSに目をやると旅行の投稿が際立つ季節です。
地元で旧友と杯を交わす者、
国外で新しい文化に触れる者、
その楽しみ方は様々です。
学生時代、YAMAHAドラッグスター250に
跨っては国内を走り回っていた僕。
あの頃は、何もなかった。
何者でもなかった。
だからこそ、その渇きを原動力に動いていました。
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と、まあ下手にカッコつけましたが
そういえば今もまだ何者でもないです。
どうしたもんかねほんと。
話が逸れました。
この夏、僕は仕事が沢山。
ええ、明け暮れたと言っていいでしょう。
スケジュールが埋まっているというのは
この職業柄、感謝しかありません。
しかしながら仕事ばかりしていると
その仕事に差し支える、
という不思議な矛盾も孕んでいます。
ならば簡単な話です。
旅をした気分になるチェーン店行けば良いのです。
今回は丸亀製麺に行きます。
丸亀製麺について
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讃岐うどん専門のチェーン店です。
名前はもちろん香川県丸亀市に由来しますが、
なんと創業は兵庫県、運営も神戸市の会社です。
創業者の父が香川県出身であることから
讃岐うどんの聖地である、
丸亀の名を拝借したそうです。
丸亀市にはほぼ同名且つ老舗である
「丸亀製麺所」という
全く無関係の店が存在していた過去があり、
香川県に進出する際には
地元人の要望を受け「亀坂製麺」という
独自の名前で店を構えていました。
しかし丸亀製麺という名が全国メジャー級となり、
現在は香川県内の店舗も
「丸亀製麺」となっています。
少し過激な表現ですが、実力でねじ伏せたわけです。
とは言っても現在も丸亀市には出店していないこと、
さらには香川県にあるのは高松市の1店舗のみです。
ソウルフードの意地、こちらも確かな実力ですね。
注文から会計までをカウンターを進めながら
行う、いわゆるセルフ方式をとっており、
自由度の高いチェーン店です。
そんな丸亀製麺のキャッチコピーは
"ここのうどんは、生きている。"
それを体現するかのように、
オープンキッチンでは全店舗に派遣されている
麺職人達が製麺をしています。
そのライブ感が味わえるのも
大きな魅力の一つです。
「ライブ感」とか言っとけば、
なんか高尚な批評が
出来ているような気になるので、
みなさんもぜひ多用してみてください。
敵は本能寺にあり
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とある夏の日。
退勤後の彼女と合流の後、
三条通り近辺で買い物を済ませて
目指すは京都市役所。
夕暮れをいっぱいに浴びながら到着です。
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やってきましたのは
丸亀製麺 京都市役所前駅。
「ホテル本能寺」というなんとも
勇気のあるネーミングの1階に位置しています。
そういえば昔このホテルがリニューアルする際、
解体のアルバイトに来たことを思い出しました。
明智光秀を心に宿して、
思いっきりぶっ壊したことを覚えています。
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鬼
![](https://assets.st-note.com/img/1724947391273-pXsODpvzDz.jpg?width=1200)
それでは参りましょう。
入ってすぐ右に目をやると製麺所がありました。
ここがそう、ライブ感を演出しています。
製麺を生で見せることで
ライブ感を感じさせています。
食事におけるライブ感の見本ですね。
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お盆を取り、まずはうどんの注文です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724948128532-JEX7QR5tdQ.jpg?width=1200)
全体的に安いぜ。
仮に、釜揚げうどん並を頼んで
1万円で払うと9660円返ってきます。
返ってき過ぎやろ。ほぼタダですやん。
このnoteシリーズの性質上、
レギュラー系をいきたいところでもありますが、
店の前のメニューに写っていた
あのインパクトが忘れられません。
今回は、
鬼おろし豚しゃぶぶっかけ!並!
こちらをオーダーしました。
鬼、と付くものは強いですから。
鬼塚英吉、鬼舞辻無惨、
鬼束ちひろ、鬼越トマホーク。
どう見ても戦闘力のある人たちばかりです。
目の前で上げられた麺に、色彩鮮やかな盛り付け。
丁寧に作ってくださいました。感謝。
そして丸亀製麺といえばここも楽しいポイント。
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美術館かと思いました。
この天麩羅ロードには、
サクサク&ワクワクが並んでいます。
うどんのサイドキックとして躍動する
丸亀製麺の重要キャラクターたちです。
今回はかしわと半熟卵をセレクト。
かしわ天を取る時、
「大きいの取りたいなあ…」という
邪な気持ちが生まれましたが、
それをかき消すほど全部XLサイズでした。
くーっ!自分が恥ずかしいぜ!
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絶対ええ大学出てはるわ。
同席してくれた彼女のオーダー(右)、
うどんは同じく
鬼おろし豚しゃぶぶっかけ並、
天ぷらはきすと半熟卵でした。
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お会計を済ませて着席です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724951485953-CUsNBl6Bei.jpg?width=1200)
それでは実食…おっと!
危ねえ危ねえ。
食べる前に行くべきところがあります。
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出ました!
「薬味なんぼでも
どうぞゾーン!」
もちろん非公式の呼び方ですあしからず。
ネギ、天かす、生姜やわさびにすりごまなど
豊富に揃えられた薬味が使いたい放題です。
歌い放題、飲み放題と色んな"放題"がありますが
放題ランキングのトップランカーであることは
間違いありません。
では改めて着席しましょう。
ミクスチャー
![](https://assets.st-note.com/img/1724994360142-lanKPT2H3A.jpg?width=1200)
はい、勝ちが確定しました。
見栄え、香りの時点で垂涎MAXモードです。
いざ実食です。
![](https://assets.st-note.com/img/1724994790212-qwL9cK9BY1.jpg?width=1200)
生きてる!!!
俺も!このうどんも!
生きているぞ!!!
大きな声を出してすいやせん。
心が叫びたがってるもんでね。
勢いよく啜ると、
小麦の旨みと香りが口いっぱいに広がります。
熟成された生地から生まれたコシ、
さらには打ち立てならではの喉越し、
どれを取っても最高です。
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ほいでこれ、食感が楽しいです。
ほろほろの茄子、柔らかい豚しゃぶ、
シャキシャキ鬼おろし。
どれも出汁とのペアリングが抜群です。
たまに訪れるゆずの甘さと酸味も
箸に拍車をかけてきます。
何者何様やねんて。
ミクスチャーうどんと呼びましょう。
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さっぱりしていてそれでいて
ガッツリもしている。
本格派で技巧派で個性派です。
天ぷらも楽しみましょう。
かしわは出汁につけても良かったですが
今回は天丼のたれで…!
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上がってんの?下がってんの?
皆ハッキリ言っとけ!
揚がっってーーーる!
脳をキックされました。
基本的にお肉は種類に関わらず、
火を通しすぎるとパサつきます。
胸肉とは思えない柔らかさでジューシー。
味の濃さもちょうどええ。
出汁まで飲んで完食です。
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美味しゅうございました!
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もっと大きなはずの自分を探す
終わりなき旅!
帰ろうと思ったはずなのに
気づけばぶっかけうどん冷の並を
頼んでいました。
本場讃岐でも定番のこちらを
温玉と共に「いかしていただきます。」
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もっともフィジカルで…
もっともプリミティブで…
そして、もっとも
フェティッシュです。
ハリソンも丸亀関係の土地だけは
見逃して欲しいものです。
スタンダードならではの
ダイレクトな美味しさ。
原点回帰、初志貫徹。
丸亀製麺の魂をそこに垣間見ました。
ド堪能。ご馳走様でした。
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もちもちもちもち。
途中
「生きていてよかった」
と心底思うことなんて、そうないです。
むしろ、なんでこんなことが起きるのだろうか、
と思うことの方が圧倒的多数を占めるもので。
人生は旅だ そんなのは嘘だ
俺はどこにも行けないじゃないか
挙げ句の果てには
人生は旅じゃないとさ。
でも、もしかしたら明日、来月、
来年、5年後でもいいから
少しでも思えたとしたら。
どうやらこの旅、
途中でやめるわけにはいかないようですねえ。
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青春ごっこを続けながら。
丸亀製麺公式HP▼
次回予告
次回は...驚愕の肉塊を!
お楽しみに。