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来るならば【来来亭】
新年明けましておめでとうございます。
2025年の火蓋が切って落とされました。
どんな一年になるのでしょうか。
まあ俺次第か。
2025年は30歳を迎える年。
周りは結婚、子育て、マイホーム。
出世に転職、起業する人も。
素晴らしい。1ミクロンの皮肉もなく尊敬します。
自分としてはまだ満足のいく結果は出せてません。
しかし!
数少ない俺のファンよ、心配することなかれ。
根拠はないけど、大丈夫や。
何にせよ、愉快痛快にやりてえもんです。
なにとぞ〜。(CV:IKKOさん)
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セカンドシーズン
この"チェーン店を深淵を覗く"シリーズは
この記事をもってセカンドシーズンとします。
いわゆる2(ツー)です。2期です。
映画・ドラマ・小説・アニメ。
色んな作品の2というものは
厳しい評価を受けることもしばしばです。
ターミネーターは成功?
バックトゥーザフューチャーは失敗?
SASUKEは2ndステージから?
新人王の2年目の成績?
1が好調・好評であればあるほど
2というものにのしかかる重圧は増えるものです。
ちなみにシリーズ名もバージョンアップ。
"チェーン店の深淵を覗き込む"と銘打ちました。
特に内容の変更はごぜえません。
これはごく一部の人民にしか伝わりませんが
カナート洛北が阪急洛北スクエアになった、
みたいなことです。ほぼ前のまんまです。
さあ、そんなセカンドシーズンのいわば1話です。
情熱だけは抜かずにいきましょう。
今回は来来亭に行きます。
来来亭について
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黄色い看板が食欲を掻き立てる、
ラーメン専門チェーン店です。
その歴史の始まりは1993年。
滋賀県野洲市に1号店が誕生します。
元々、京都・深草に存在したラーメン店で、
経営不振だったものを実業家が引き継ぎ、
現在の来来亭の創業に至りました。
本店・本社共に滋賀県であるにも関わらず、
メインプッシュするのが京都風醤油ラーメンなのは
この起源に由来すると考えられます。
2000年代は関西や中国地方を中心に展開し
人気が定着すると、2011年には東京進出、
その後も全国へと羽を伸ばし、
現在では国内250店舗を数えています。
ラーメンの特徴としては前述したように
「京都風醤油ラーメン」を宣誓しており、いわゆる、
あっさり鶏がらスープの背脂チャッチャ系。
麺の硬さ、醤油の濃さ、背脂の量、一味の有無、
ネギの量、チャーシューの赤身・脂身など
カスタマイズの自由度が高いのも、
来来亭"ならでは"的ポイントです。
出陣
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今回は車での参戦です。
と言いますのも、京都市内にある来来亭は
駐車場のあるロードサイド店がほとんど。
意外と街中には存在しません。
したらいいのに。俺が行くのに。
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太陽がエナドリでもぶち込んだのか、
この日は1月とは思えないポカポカ陽気。
カーシェアで借りたワゴンRを
走らせること15分ほど。到着です。
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この店舗は黄色い看板ではありませんでしたが、
それでも存在感はグンバツ。
今回訪れるのは、来来亭 四条葛野大路店です。
ロック
店内入り口には巨大メニューがありました。
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バンクシーもこれ描いたら?
アイツのLINE知っている人いたら言うといて。
店員さんの案内に従ってテーブルに着席し、
タッチパネルで注文です。
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もう美術館だぜ!!
煌めく定食メニューがズラッと並びます。
定番のチャーハンや餃子から
アジフライ、豚キムチ、ミンチカツなど
その日の気分によって選べる素晴らしい配慮。
配慮オブザイヤーです。
就活する時は来来亭がオフィスの近くにある
企業を志望することにしましょう。
ちなみに就活の予定はもちろんありません。
注文しようと各ページを眺めますが、
目移りしまくり。
来来亭の王道のラーメン以外のメニュー、
冷麺や担々麺が美味しいことを、
僕は知っています。
熟考の末、1つの答えに辿り着きました。
今回僕が注文するのは...
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ガッツリB定食!!!
導き出した答えです。
この時僕は万有引力の法則を発見した
あの時のアイザックと
同じ顔をしていたことでしょう。
僕レベルになるとニュートンも
ファーストネームで呼びます。
彼も酔っ払うと僕のことを
「Hey,my bro.」と呼びますから。
そして"ガッツリ定食"という名前が良いです。
やはり人は正直さに惹かれるものですね。
ラーメン+唐揚げ+チャーハンですよ?
盆と正月とクリスマスが一気に来ます。
信長、秀吉、家康の戦国三英傑です。
SiM×coldrain×HEY-SMITHの
TRIPLE AXEです。
ラーメンは今回初めてこってりを選択しました。
神様にフェイントをかけました。
きっと神様は僕が王道の普通のラーメンを
選ぶと思っていたことでしょう。
甘いぜっ。
カスタマイズは以下の通り。
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麺の硬さ:硬め
濃さ:濃いめ
背脂:ふつう
ネギ:ふつう
一味唐辛子:ふつう
チャーシュー:ふつう
我ながら完璧です。
そして来来亭名物"葱"をトッピングしました。
かつての後輩が
「"葱"って漢字好きですわカッコよくないすか」
と言ってたのを思い出しました。
確かにいい漢字です。
なお僕が1番好きな漢字は
"尻"です。
2位が"獺"、3位は"喋"ですかね。
これをどう捉えるかは貴方の"感じ"方次第です。
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同行してくれた彼女は味玉ラーメン。
まさか来来亭で背脂を抜く人がいるとは…。
勇気ある決断に慄きました。自由です。
自由ということはロックです。
というわけで注文完了です。
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いくらでも待ちまんがな。
逆光よ
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待ち時間に豊富なその卓上調味料を撮りましたが
信じられないぐらい逆光でした。
スポットライトは
華のある場所に寄せ付けられると言います。
お天道様も素敵なお店は照らしたくなるんですね。
まさに日の目を浴びてるわけです。
まあ俺に寄せ付けられた可能性も
捨て切れませんが。
バカ言ってる間に店員さんが来ました。
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第五研究所の地下にあった
錬成陣とそっくりだ…!!
賢者チャーハンです。
みんなで国土錬成陣作ろう。
食べる前から香る焦がし醤油の匂いが
俺の強欲を早くも満たしていきます。
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天空の城じゃん!
うんまそ。脳内に火花が散ります。
線香花火のフィナーレみたいな音が。
少し話が逸れますが…
線香花火って手持ち花火やる時絶対最後にやるし、ほんで絶対誰が最後まで火種残せるかやろうぜ!ってなるけどあれレース制じゃなくてタイムアタック制の方が良くない?同時にスタート切れなくない?
聞いてくれてありがとう。忘れてください。
彼女のラーメンも到着しました。
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こんなありのままの姿
見たことねえ!
エルサもびっくりです。
と、こんな例えの補足が薄いのは、
僕がアナ雪を見ていないからでしょうか。
観た方がいいですかね、「雪の女王のアナ」。
背脂を抜くだけでなく、
辛いものが苦手なのに一味は抜かず、
さらには"辛もやし"をトッピングをしています。
自由です。ロックです。
考え方チバユウスケ。(尊敬してるからこその敬称略)
忘れてんじゃねえよ!とアイツもやってきました。
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「キャラーゲじゃん!」
リアルにこの声出ました。標準語にもなるて。
全員揃いました。
音響さん、出囃子お願いします。
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初めて10-FEET生で見た時
こんな気持ちやったなぁ…。
実在するんや…!っていう感情ね。
それでは堪能します。プースーから。
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DNPS!
"ドンピシャ"と読みます。
今作った、
流行らせたいけど恐らく流行らないであろう
オリジナルネットミームです。
うんまぁ。
初めて食べるこってり。
普通に醤油豚骨スープとしての
クオリティが高いです。
味はガツンと濃いめでも、
飲み口にさっぱり感がある。
来来亭の強みはこってりとて変わりません。
麺もいきます。
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DNAが叫ぶ美味いヤツ。
細麺最高。
硬めにすることによって
さらにコシが増したように感じます。
スープともよく絡むので箸が止まりません。
冷めないうちにチャーハンも。
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パラッパラッパー!
絶妙な炒め加減に感動して
昔のプレステみたいになっちゃいました。
中毒性すら感じるしっかり味にシャキシャキネギ。
スープとの相性も良いので
ラーメンとピストンできます。
どんなスタイルのチャーハンが好きかは
それぞれですが、
これが上位にランクインすることは
間違いないでしょう。
ファミマもおにぎりにするぐらいですから。
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唐揚げはいわゆる王道系。
誰でも好きになれる味です。
ちな無料でマヨれます。迷わずマヨりましょう。
無我夢中で食べ進めます。
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葱と肉と麺と汁で合従軍を結成。
一気に食べると爆旨でした。
やっぱこのトッピング、マジでオススメです。
彼女の方のロックなラーメンも一口頂きましたが、
背脂抜きのおかげか、鶏ガラの旨みがバチバチ。
シン・ライライテイとして映画化出来そうです。
庵野監督に相談することにしましょう。
アイツのLINE...もうええか。
来来亭は清濁どちらも至高。
ご馳走様でした。
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くじ引きました。
またすぐ行こうっと。
俺の人生に地獄はない
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大嫌いな理論があります。
「地獄を見ておくべきである」
これめーーーーっちゃ嫌いです。
「お前はまだ地獄を見てない」とか、
「地獄を味わったからアイツは強いんだぞ」とか。
ふざけないで頂きたい。
1年間で休みが2日間しかなかったあの年も、
好きだった彼女にバチクソに浮気されたあの日も、
自分の実力のなさに吐き気すら催したあの時も、
絶対に地獄じゃない。
燻りながらも輝いていた。
負けながらも踏ん張った。
泣きたかったからこそ笑った。
そんな素晴らしかったあの時間を、
地獄とかいうクソみたいな言葉で
まとめないで頂きたい。
下向いてるから底を見てしまうのよ。
いつか幸せをこの手に掴む日が来るならば。
上を向いて栄光に目掛けて走るだけ。
俺と君の素晴らしき日々に
地獄なんか1秒もないよ。
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来る日も来る日も。
来来亭公式HP▼
次回予告
次回は…牛の角を取りに行きます。
お楽しみに。