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心の格差【鳥貴族】

10月。
誕生月なので沢山お祝い頂きました。
29歳になりましてね。
ヨーギラスLv.30サナギラスへ進化するので
まだまだこれからといったところでしょう。
僕が使える技といえば、
たいあたり・かみつく・じだんだ・こわいかお
ぐらいです。

気持ちはいつだってバンギラスさ!

ほのお・ひこう


歳月

20代もあと1年。駆け抜ける所存です。
思い返せば20代になる瞬間
衝撃的なものでした。
10年前の10月14日(誕生日前日)の夜。
19歳の僕は、
先輩の送別会&僕のお誕生日会に向かって
バイクで街を走っていました。
ある交差点を直進しようとしたその瞬間…
目の前に鉄の塊。
交差点で車と衝突事故を起こしたのです。
(過失はほぼ車側)
この時点で20歳まであと4時間。
救急車で病院へ運ばれ、簡単な手術を受けました。
幸いにも(?)前歯が2本折れただけだったので
入院の必要などはありませんでした。
バイクは事故現場に置きっぱなしでしたから、
取りに行かなければなりません。
泣く泣く現場に戻ると、ハンドルが壊れていました。
流石に乗って帰ることはできない状態、
JAF様にお電話させていただき
自宅まで運んでもらうことに。

そのレッカー車の助手席で
僕は20歳を迎えました。

前歯が2本無い状態で。
「とんでもない20代が始まったぜ〜!」
なんて思っていると、JAFの運転手さんが一言。
「兄ちゃん、事故には気をつけなアカンで。」
ありがたいお言葉ですが、

その運転手さんも
歯が何本か無かった。

なんでなん。なんで歯抜け2人なん。
どんな20歳の始まりなん。


悲しさ嬉しさが入り混じった、
訳分からんブランドの変な味のジュースみたいな
20歳の誕生日でした。

レッカーされる僕の愛車。

20歳のといえばやはり、お酒の解禁。
前歯が無い口で飲んだ
合法ビールはそれでも美味しかったのです。
その気持ちを取り戻しに行きましょう。

今回は鳥貴族に行きます。


鳥貴族について

"トリキ"の愛称で親しまれている、
大手焼き鳥居酒屋チェーン店です。
創業は1985年。
東大阪は近鉄俊徳道駅前に第1号店が誕生します。
現在も続く「全品均一価格制」
この時点で導入されていました。
徐々に認知度を上げ2005年には東京進出、
2007年には100号店を達成します。
現在では国内600店舗以上を構えており、
数あるチェーン居酒屋の中でも
1位の店舗数となっています。
さらには今年、
社名を「鳥貴族ホールディングス」から
「エターナルホスピタリティグループ」に変更し、
今後の海外展開を見据えているそうです。
"ありもしないストーリーを描いてみせるよ"
っちゅうワケやな。

だけでなく鮮度にもこだわられた
1本1本丁寧に串打ちされた焼き鳥、
迷わずにはいられない逸品メニューの豊富さ、
安心安全な国産食材、均一価格によるお会計、
四方八方よし!
僕ら庶民には「安定のトリキ」
呼ばれることもしばしば。

安い、安心、安全、安定。
4"安"打猛打賞です。
飲食界のシルバースラッガー賞やんか。


キャラを集めて

今回はこのnoteシリーズでは初めての
居酒屋系チェーン店です。
さすがに1人では食べれる量も飲める量も
足らない気がします。

スペシャルゲストを召喚しましょう。


バイト先の後輩〜!

無駄にエモい写真ですね。いわゆる無駄エモです。
地下鉄で寝てるおっさんとかの写真も、
現代技術のフィルターをかけると
どこかエモくなってしまう、あの現象です。

ちなみに左はバンドマン。
よく食べよく飲みます。良い子。
右は現役京大生です。
くら寿司回で怒涛の活躍を見せたヤツです。

「トリキ、あり?」
と依頼すると「あり過ぎ」と即答をくれました。
働きながらバンドを組んだり、
一緒にゲームをしたりしている彼らは
後輩、というより年下の友達という感覚が強いです。
ま、会計払うの俺やけど。俺やけど。

今回訪れたのは鳥貴族 烏丸2号店。

なんか...陽キャラやねえ!

対岸からでも目に留まる素晴らしい外観です。
ちなみに酒場ですから、
酔うキャラでもあるわけです。
(自分!今回!この部分!自信あります!)
(Cv.あばれる君)

鳥貴族は賃料の安い2階地下
店舗を構えてることが多いです。
外からの干渉がなく、僕は好きです。
なんかアジト感あって、
作戦会議みたいな気持ちになりますやんか。

イーサン、ベンジー、ルーサーになったつもりで
乗り込みました。

俺たちだって!人生という名の
不可能なミッションに挑む、
エージェントなんだよ!

(ここ巻頭カラー見開き1ページでお願いします)


宴はたけなわない

それでは入店です。

ところで、店頭の"うぬぼれ中"という看板には
「焼き鳥で世の中を明るくしていこう」
という意味が込められているそうです。
俺とほぼ一緒やね。

階段を上がり、店内を見回すとなんとほぼ満席。
早速、平日の夜を明るくしていました。

僕らはチェーン店とて侮りません。
もちろん予約してあります。

優越感…!

「トリキにもこれあるんや…」と呟いた後輩は
僕が鼻をマイキー蹴りしておいたのでご心配なく。

さあそれでは注文です。
初回のオーダーのみ口頭で、
それ以降はタッチパネル方式になっています。

死角なし。

それぞれのドリンク
スピードメニューを頼みました。
まずはコイツらのおでましです。

煌めき狂ってやがるぜ!

宴の合図〜!

時刻は19時。
オフィス街に位置するこの鳥貴族の周りには、
まだまだ残業している方々がいるんだろうな、
と思いを馳せ…



知るかよ!うんめえ〜!

よく冷えたグラス冷えた酒。
この一杯のために生きてるぅ〜。

後輩2人はメガ金麦、
僕は角ハイボールを選びました。
なんか俺がひよってるみたいですが違うから。
いろいろ飲みたいだけやから。

僕はこの日、朝から夕方までで仕事が2件。
ほど良い疲労感が酒の美味しさを倍増させます。
後輩2人は朝イチから
パチンコ、王将、銭湯という流れだったそうです。
最高の男の休日過ごしとんがな。
お前らが払えよ。

そしてスピードメニュースピーディーに到着。

次元!五右衛門!不二子!

トリキのチャンジャ、北海道産蛸わさび
キャベツ盛り
の3点。
主役であるお酒をルパンとするなら、
彼らはそれを支える有能な仲間いや、
ビジネスパートナーと言えるでしょう。

どれも美味しいです。
ロマンに欠けることはなく、
つまらないものを斬りながらも、
自分に正直ないい女達です。

箸でちょこちょこ摘みながら
ハイボールをチビチビ。
気がつけばグラスは空に。
ええい、次だ!

翠ジンソーダ!

サッパリスッキリなその香りと味わいで
口の中の味のゴチャつきをリセットしてくれる、
優秀なリリーバーです。

そんな中、後輩が一言。

「釜飯、言うておきましょう。」

この序盤にしてご飯ものとは...
なのか、はたまた食いしん坊か。
どちらにしろ断る理由は特にありません。

食べ物をまとめてオーダーしました。

とととととり白湯めん!?!?

釜飯ポテサラとり天
串もんも頼んでるのに!?
序盤に!?なんで!?

「なんでなん?」と聞くと...

「いやぁ、いくでしょう」

とのこと。
ダメです。会話が成立しません。
もう放っておくことにしましょう。
そういや彼は京大の大学院に合格したそうです。
信じ難い。

そんな中、続々と襲来です。
うりゃあっ!

"とり天-梅肉ソース添え"
僕の推しメニュー!
サクサク衣がたまりません。
"かわたれ"
やんちゃ系です、最高。
"ふんわり山芋の鉄板焼き"
こちらも大定番。
写真撮る前に混ぜてもた。
釜飯 Now Loding…
3杯目にして逆に
ビールをチョイスしました。
プレモルポテンシャルえぐ。

ーーーーーおれは…
貴族に生まれて良かった!!!

鳥貴族 ゴア王国店があればサボ
こう言っていたことでしょう。
まさに革命的な美味しさです。
とうとう僕にこれを言わせますか、鳥貴族。

飲んでは食べ、食べては飲み。
取り憑かれたように僕らはゴールへとを進めます。
ゴールなんてないのに。それが若さです。

"北海道 海と大地のポテトサラダ"
君が笑ってくれるなら
僕は悪にでもなる。
"とり白湯めん"
とろっとしたスープは
もはやアテです。
"鳥たれかつ丼の頭"
甘塩っぱいタレに温玉まで。
この気持ちに名前をつけるなら、
それは「ありがとう。」
"とり釜飯"OPEN!
しっかり鶏の旨みが染みてて
マジでレベル高くてびっくりした。

そして今回の個人的MVPがこちら。

これマジでちょうどいい。

本人の主張通り、スッキリしていながら
香り高さも持ち合わせています。
味の濃いアテとの相性が半端なく、飽きがこない。
グビグビ飲めちゃうヤバイヤツでした。

僕は7杯飲みました。


さあまだいきますよ。

"つくねチーズ焼き"
大葉のアクセントも効いた背徳Baby。
"もも貴族焼き(スパイス)"
ハーブが食欲をブーストさせます。
決して、他のテーブルに可愛い子がいるか
探しているわけではありません、決して。

無我夢中で食べ飲み進め、
話にお花畑も咲き誇りました。

僕らはこれでいいんだ。
男3人で、ただバカみたいに語るんだ。
そう思えました。

「ザ・トリキ」なワンショット。

若者男性3人組満腹、
そしてご機嫌に酔ったところで終了です。

ご馳走様でした。

占めて12,210円。
このシリーズ最高額を
友達と共に超えれて嬉しい。
会計を済まして外に出るとこれ。
礼儀正しいのか失礼なのか。
際どいところです。

高く大きく

"俗っぽさを持ち続ける。"

僕が大事にしていることです。
どれだけにいこうが、
所詮、ちっぽけな1つの命であること。
それに変わりはないから。

生活、環境、運、いろんなことに
格差はありますが、残念ながら
人の心に格差などありません。
隣の青く輝いて見えますが、
生きてりゃそれなりにみんな辛い。

とりあえず一緒に呑んでみようや。

貴族庶民も関係ない。
真心
という名のはきっと君にも、僕にも。

全ては心が高く大きく
羽ばたくために。


鳥貴族公式HP▼


次回予告

円が繋ぐ縁を。
お楽しみに。

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