北海道に住んでみた
突然のチャンス到来
コロナ禍でリモートワークとなって、在宅勤務を続けていました
通勤時間が睡眠時間となり、家での食事はヘルシーで良いことばかりでした。
なんとなく仕事がルーティンとなり、人との会話が最小限となり、なんか、つまんねーと思う日々を過ごしておりました。
そこに、北海道のとある自治体に地域活性化起業人制度(要は一般企業からの人材派遣)を利用していきませんか?という会社からの依頼があり、思い切って立候補!
第一候補だった営業のおねいさんは、田舎なんかいきたくねーと拒否、ということで、繰り上がり当選
お住まい
急に決まった引越しはバタバタとして、そもそも住むところが決まっていない、(この辺は会社の不手際で、もっと早くなんとかなったと思う)
民間のワンルームマンションなんてもんは存在しない田舎町
役場の住宅があてがわれたけど、2年以上放置されていて、前住民の残置物にあふれた部屋は、カビとなんか知らない不快な臭い、床や壁も得体のしれないシミがあり、トイレは悪臭を放っていて公衆便所の臭い、風呂は入る気がしないくらい汚く掃除できるレベルではないし、水道管は破裂していた。
最低限のリフォームといいつつ、水道管のみ修復されて、あとの清掃は自分でやるしかなかったので、ちかくのホームセンターで洗剤やブラシ・雑巾でゴシゴシとひたすら繰り返しやるしかなかった
すごい大変だった、残念ながらあんまりキレイにならなかったから
4部屋あるけど、2部屋は使わない
押入れと台所の収納はニオイが改善されず諦めた
風呂の浴槽には入らずシャワーのみ利用(冬ツライ)
なんとか不快なく住めるようになるには1ヶ月かかった
住めるようになった理由は、決してキレイになった訳ではなく、オレが臭いに慣れただけだった
エアコンが無い
北海道も例外なく温暖化の影響をうけていた、赴任した8月は暑かった^^;
引越しして、エアコン購入しようと試みたが、手頃な価格のエアコンは、売り切れていて高額なものを購入したとしても工事の日程はお盆過ぎだった
お盆過ぎるとエアコンが不要になると言われて、意味ねー状況
ひたすら熱帯夜に苦しむ日々だった
キリギリス来襲
家の周りでキリギリスが大発生した
原因は不明だが、オレの家の周りの庭やその辺の畑だけに大発生
止めている車とか網戸に張り付いている
北海道の古い住宅だからエアコンがなく、網戸で窓をあけるしかなかった
網戸が平行四辺形に湾曲していて、隙間からキリギリスがわらわらと入ってくる
夜寝てると「パサパサ」羽音で目を覚ますときがあった
最悪だったのは、首にビタッと止まって起きたこともあって、なんとか入らないように蚊取り線香を炊いたけど、効果なし
光に集まるので、豆電球のみで暮らしていた
とても惨めな思いをした
謎の早起き
朝6:40に目の前の小学校から町内放送が爆音でスピーカーより流れる
やれ交流会をするだとか、ご当地ナンバーのデザインのアンケート募集とか朝に放送する必要が全くない内容だった、
7:30に起きれば間に合うのに、なぜ、微妙な早起きしなければならないのか、理不尽に腹がたった、狩猟免許を取得してライフルでスピーカーを撃ち抜きたい欲求にかられた
エアコンがあれば、窓が閉められるのにイライラした
とにかく、すったもんだの北海道生活はスタートした