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ありがとうの気持ち。

7月に入ってすぐのこと。
朝、着替えながら「なんかダルいし眠い…」と長男。

寝付きの良い長男は、朝はスパッと起きる。
朝に「眠い」と訴えることは滅多にない。

身体を触ってみると、
う〜ん、少し熱いかも。

熱を測ると37.2℃
はい、微熱。
目もとろんとしてる。
熱が上がってはいけないので学校はお休みすることに。

慣れないプールも始まって疲れてるかな?
この猛暑のせいもあるだろう。

長男は「あーー、皆勤じゃなくなるぅ〜」と残念そうだけど、朝ごはんにバナナだけ食べて「寝てくる」と寝室へ。
やっぱり調子悪いんだ。

次女は「長男くんと遊ぶから起こしてくるね!」と無邪気に寝室へと駆け出す。
いやいやいや、待てーぃ!
勘違いしている次女を急いで止め丁寧に説明。それでも行きたがるので、冷えピタや保冷剤、飲み物を持って寝室へ。

まだ眠っていなかったから次女と一緒に看病。
おでこに冷えピタを貼る。
「冷た〜い!気持ちいい。ありがとう」
保冷剤を渡して冷やす場所を教える。
「わかった、ありがとう」
カーテンを閉める。
「あ、暗い方が寝れるわ。ありがとう」
飲み物を渡す。
「おいしい、ありがとう」
なにかあったら呼んでね、おやすみと言う。
「ありがとう、おやすみ」

やること成すこと全てに
長男から「ありがとう」が返ってくる。
しんどいのにきちんとお礼を言う人。

1時間半ほど寝て起きてきた。
喜ぶ次女。いや、だから体調悪いのよ。

微熱のまま変わらず。
お昼も食べられそうと言うので、少しでも栄養を取れたら…と、具を入れたお粥を作る。

「あ〜美味しい、染み渡るぅ〜。給食食べたかったけど、これも美味しいわ。ありがとう」と、本当に美味しそうに食べる長男。
高熱にならなかったから、お粥も食べられて良かった。

「まだちょっと眠いかも」と言うので、嬉しそうな次女と一緒にお昼寝。
夜には平熱、元気になった。

夜、寝る前に「ママ、今日看病してくれてありがとね」と言われた。
嘔吐とかした訳ではないし、看病ってほどの看病はしていない。

普段から「ありがとう」や「ごめん」をきちんと言える子だけど、一段と「ありがとう」が溢れていた。
そんなにお礼を言わなくても良いよ…と思ってしまうほど、感謝の気持ちを伝えてくれた長男でした。



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