小1の壁に絶望したワーママが心穏やかな生活を目指してセルフ働き方改革した話
私は保育園児1人を育てながら、理学療法士として1日7時間×週5日のパートタイムで働いてきました。
保育園の間は問題無く生活できますが(全国の保育園の先生方、本当にありがとうございます)
子供が4歳を過ぎ、小学校進学が現実に迫ってきたとき
タイムスケジュール的に無理じゃない……???
と不安になりました。
家族で心穏やかに生活していくため、私が考えたことや実践した結果を記録します。
小学生の預け先、調べてみたら
*学童*
うちの小学校の学童は
・小学校から600m
・経路は交通量も交差点も多い
・学童の職員の送迎無し
・長期休みの預かり時間は9:00-18:00
この道を1人で歩かせるぐらいだったら帰宅した方がいいんじゃない?と思う場所にあります。
そして長期休みの間、学童に送ってから出勤すると大幅に遅刻します。
長期休みの間だけパートの時間を変えたいなんて融通がきく職場じゃありません。
送迎をファミリーサポートに依頼することもできますが
・人を指定できない
・柔軟な時間の対応は難しい
・予約が取れるか分からない
と、毎日安心して出勤するには程遠い状態。
実際に使ってみたという先輩ママも、使いづらくてリピートはしないと言っていました。
サポーターさんにも急な用事や体調不良だってあるでしょうから、「預け先を確保した」とは思えないですよね。
*学童以外*
学童の他に、小学校でそのまま居残りできる制度もあります。
不安点は、見守りしてくれるのがボランティアの地域高齢者さんであること。
複数の先輩ママに聞いたところ、
・戦前の考え方を押し付けてきて子供が嫌がった
・プログラムがあるわけではなく、ただ教室にいるだけなので子供は暇でしょうがない
嘘だと言ってほしい。
なんとも不安な噂しかありません。
もちろん実際に行ってみないと分からないのは承知していますが、安心して子供を預けるのは難しそうな印象です……。
教室で過ごすのに一番いいのは読書かなと思いますが、毎日何時間も読める子に育つとも限りません。
子供が突然「もう嫌」って言ってきたら……
急に預け先を変えるのも大変だし、
その時は仕事に迷惑かかるだろうし、
何より嫌なところに子供を行かせるのは私も嫌です。
その可能性があると思うと不安が拭えません。
* * *
働くなら子供を預けないと……
でも安心できる預け先がない……
でも勤務時間を減らしたら収入が減るし、2人目を授かった後に保育園に入れるのにも不利……
どこをみても不安しかない。
子供が小学生になるのは八方ふさがりの「恐怖」でした。
しかし小学生は目の前!
何もしない訳にはいきません。
他にどんな選択肢があるか書き出し、具体的に検討していくことにしました。
選択肢1つ目 民間の学童
民間学童は小学校から送迎バスつきで利用時間も長く、きっちりサポートしてくれる大人がいて安心です。
それだけ手厚ければもちろん、利用料だけで月7~8万円。
習い事を追加するとプラス1~2万円。
合計、月10万円。
働いている意味が無くなる出費です。
「仕事を変えずに預け先を変える」は経済的な理由で却下となりました。
選択肢2つ目 パートを減らして副業をする
不安定な預け先を気にするストレスも、経済的なストレスも、両方克服する方法を考えました。
「パートの勤務時間を減らして、自分が動ける時間を増やす。パート収入が減る分は副業で稼ぐ」
という作戦です。
稼ぎは必要ですが、副業のために家族の時間がなくなっては本末転倒です。
深夜のコンビニや居酒屋にバイトに行くのではなく、
家族の生活時間以外に自宅で仕事ができる「Webライター」に挑戦することにしました。
普通は勤務時間が減ると保育園の預かり時間も短くなってしまいますが、
私は開業届を出して個人事業主になったので
「会社員の労働+個人事業の労働」でフルタイム8時間労働です。(むしろ10時間以上…?笑)
問題無く保育標準時間で預かっていただけます。(全国の保育園の先生方、本当にありがとうございます)
会社員で安定した収入もあるし、時間の自由も増える。
2人目を授かっても、一番高いランクで保育園に申請できる。
これは最強の働き方じゃないか?
と思ったのも束の間。
この作戦は心の問題で失敗します。
* * *
副業の作業時間のメインは早朝3:40-6:30でした。
しかし、我が子は超甘えん坊なうえ、早朝に覚醒することが多い子です。
早朝にうっすら目覚めたとき、隣に私がいないと
泣きながら「おかあさ~ん、きて~~」と絶叫が聞こえてきます。
そんなときはもちろん仕事になりません。
一度寝かしつけてもまたすぐ起きてしまうので、母の添い寝が必須になります。
数か月続けると子供も慣れてきたのか、朝呼ばれなくなったな~と調子に乗って仕事できるようになりました。
ある日、「もうお仕事は提出したし、明日はゆっくり寝てようかな~」と言ったら
子「じゃあ、あしたはぼくがおきるまでねててくれるの?」
と私の脚にすがりつきながらキラキラした目で見上げる顔をみて
こんなにさみしがらせていたのか……
言わなかっただけで、我慢してたんだな……
と、心にグサっと突き刺さりました。
* * *
料理代行を頼んだ時にも(私は料理が苦手で、子供によく「おいしくない」と言われています)
私「作ってもらったから今夜は美味しいお料理があるよ」
子「じゃあ、きょうは、じゅんびしなくていい?あそべる?」
なんと……
いつも保育園から帰ってきたら「あそぼ~」って誘ってくれても「晩ごはんの準備しないといけないから!」って断っちゃってるもんね……
美味しいご飯じゃなくて私と遊ぶことを求めていたんだ……
ごめんね息子……
少しでも副業を進めようとスマホやパソコンばかり見ていて、しっかり遊んであげられていなかったし
夫の家事負担を増やしていると自覚もあったので、私の心が限界になりました。
副業のお仕事をいただいたと夫に報告するにも後ろめたさを感じるようになったのです。
この生活のまま売上が増えても、私の家族にとって幸せじゃない。
家族がいる時には副業を封印するとか、徹底的な効率化や外注化を進めて
家庭と両立する副業ママさんもいることは知っていましたが、私にそのパワーは残っていませんでした。
選択肢3つ目 在宅フリーランス
たどり着いたのが在宅フリーランスという働き方です。
もともと本業は時間の融通がきかないことをはじめ、働きにくさを感じていました。
その職場で無事にやり過ごすために使っていた精神力と労働力があるなら、
ライター業のために使った方が仕事の質も人脈も売上も伸びていくと思いました。
夫は会社員で収入は安定しているし、今から1年ぐらい私が無収入でも生活できるぐらいの生活防衛資金が貯まっています。
子供が1人で移動できる年齢になるまでの数年間、フリーランスに挑戦してもいいんじゃないかと腹をくくることができました。
子供と一緒に寝起きして、日中はライターとして仕事し、お迎えに行った後はお母さん業に集中する。
そんな一日が理想です。
パソコンでの作業が日中にできると分かっているなら、早朝は子供に添い寝しながらスマホでできることだけやればいい。
これでもう子供の半身が私の上に乗ってても、ドキドキしながらそーーーーっと降ろす必要はありません。
通勤や始業までのタイムロスがなくなるので、稼働時間もパートの就業時間より増える計算です。
あとは自分がどれだけ頑張るかだけ!
こうして退職を決意し、Xにも復帰しました。副業開始後にライターアカウントを作ったはいいものの、全然使っていなかったのです。
するとなんと、取材ライターの渡辺まりこさんが個別サポート事業のモニターを募集しているというではありませんか。
運命を感じるタイミングの良さでした。
まりこさんと、個別サポート「ゼロフラッグ」のみなさんに出会えたことに本当に感謝しています。
「母はフリーランスで仕事する!!」
これが2023年の我が家の結論となりました。
2024年はフリーランスの取材ライターにフルコミット!
「働き方を変える」という選択を、正解にしていきます🔥