第一種運転免許と第二種運転免許の違いとは
一般に普通自動車免許と呼ばれるのは、第一種運転免許のことです。そのため履歴書などに資格の名称を書く場合は、普通自動車第一種運転免許と記すのが正式になります。第一種運転免許とは、公道を走るために必要な運転免許です。第二種運転免許は、公道を営利目的で旅客を乗せて走行するために必要な免許です。普通自動車免許以外にも、乗車定員によって、中型や大型の免許が必要になる場合があります。たとえば乗車定員が11人以上29人以下、車両総重量7500kg以上11000kg未満、最大積載量は4500kg以上6500kg未満の自動車は、中型自動車第二種運転免許が必要になります。中型の第二種運転免許をもっていると、マイクロバスや観光バスなどの運転手をすることができます。大型自動車第二種運転免許を取得すると、大型観光バスや路線バスの運転手をすることができます。他にも大型特殊自動車第二種運転免許やけん引二種運転免許を取得すると、ユニック車やタンクローリーにトレーラーなどの運転ができます。
人を乗せて運転するものでも、幼稚園や会社の送迎バスなどの運転手は、第二種運転免許を必要としません。なぜなら移動することが目的で利益を得ていないからです。サービスの一環である送迎には、第二種運搬免許は必要ありません。他にも運転代行の随伴車はお客さんを乗せて運転することができないため、随伴車の運転手は第二種運転免許をもっていなくても運転が可能です。