2024.8.17 サマソニ2024 肝食べ放題行きたい
初ヘッドライナーとしてManeskinが発表された時ソッコーでプラチナチケットを手配した。
2022年に初めて彼らを観てどハマりし、2023年の単独も行って今年も来日公演に行けることが嬉しかった。
会社で音楽の話は滅多にしないけど、数人の同僚とはManeskinの話題で盛り上がることができる。今年もサマソニ楽しみだねと世間話をしていると、BONEZがラインナップに追加され、PACIFICのトリであることが発表された。
BONEZ観れない。
サマソニに行くモチベーションは年に1度観れるか、もう一生出会えないかもしれない海外アーティストを観ることにある。そもそもManeskinを観るためにチケット取った。今年は単独ないし。
加えて男鹿のBONEZ最高だったし、もうBONEZがフェスのアクトをやり切るところは見た。今年のベストアクトは間違いなく男鹿であるはずだ。という確信もあった。
結局BONEZを観た。
当日14時に腹を括った。と言いたいところだけど、始まるまでめちゃくちゃウダウダ言ってた。このときは自分の選択が正しいと信じられなかった。
いや、全然腹括ってない。悩むことが辛くて解放されたくて友達が観に行くほうに着いていくことを脳死で決めたが正しい表現だと思う。
私は何かを選択するとき割と即決できるタイプだから久しぶりにこんなにウダウダした。選択に自分の心が乗ってないから当たり前なんだけど、腹を括った宣言しておいて、とぼとぼマリンに戻るのはとてもカッコ悪いからウダウダいいながらPACIFICにいた。
この時一緒にいてくれた友達には本当に申し訳ないことをした。
自分の態度を正当化するわけじゃないけどそのくらいManeskinを観たかった。
良いライブ、やばいライブというのはメンバーが出てきたときの空気で分かる。
特定のバンドのライブに何度も行く人はわかると思う。
サマソニのBONEZはそれがわからないぐらい私が集中できていなかった。
4. We are The BONEZが始まる時、後ろのモニターにシングルのジャケットが映し出され、つよぽんが真ん中に出てきた。
これは幕張のSUNTOWNの時と同じやり方で、BONEZのライブをこれまで見てきたならあれでうぉー!!!とならない人はいないのではないか。
ライブの定番曲で何百回と繰り返し聞こうと、つよぽんが真ん中に立ってスタンバイする、曲が始まる前のあの瞬間は友達と顔を見合わせずにはいられない。
この辺りで私の気持ちがBONEZに持って行かれた。
5.New Originalではもう私がおかしくなってた。
ジェシーは客と1対1で向き合う瞬間がめちゃくちゃあるボーカリストだけど、
サマソニでこのステージを選んで、このフレーズを一緒に歌えたときが本当に嬉しかった。
私は右のブロックで見ていたけど、右のブロックのお前らは好きに楽しんでくれとか言って、ジェシーが左側の客席のブロックに降りてWODの真ん中で煽りまくっていた。
今思えば左のブロックに移動して馬鹿騒ぎすればよかったんけど、当時はもう圧倒されており、今間違いなくとんでもないライブに立ち会っている!!という事実を知覚するだけでキャパオーバーだった。
このサプライズで左側の客は全員ヤバくなってた。
6.LIFE
もともと好きな曲だけど、幕張のSUNTOWNを経て本曲は多くのファンにとっても特別な曲になったと思う。(noteって客観的なこと書かなきゃって外向けの態度になってこういう文になるけど、全ての文章の主語は「私」だし多くのファンにとって特別な曲であってほしい願望のニュアンスが強い)
(私にとっての特別になった)LIFEで、ジェシーがフリースタイルした。
今日のステージがヤバいことはBONEZ側が最も理解しており、BONEZを見にここに集まったお前らを俺たちが食らわせてやるよ、カマしてやる みたいな気概が飛んできた。
フリースタイルの内容まで書けたら良かったけど、もうここで私は心がいっぱいいっぱいで思い出せない。
今年7年ぶりにRIZE見たとき、BONEZは綺麗にラッピングされたプレゼントみたいだと言ったが、その感覚が合っていることを裏付けるショーがサマソニだった。
人生を幸福度高くうまいこと生きていくには、大なり小なりの人生における選択を後から自力で正解していく力が必要だけど、この日私がBONEZを見ると決めた選択は、私ではなくBONEZが正解にしてくれた。
ここに見にきた全員の選択を正解にするために、一生懸命、心のこもったライブをしてくれた。まじで4人が輝いてた。これを感じ取れる感性を持ってて私もまだ終わってないかもと思った。
アツい、ヤバい、すごい、みたいな言葉で表せるライブはたくさんあるけど、今回のサマソニのステージは今まで見たライブとは別物だった。
「フロアが空いてて、ジェシーが客席に降りてきてくれたライブ」ではない。このライブを見た人同士だけは多くを語らずとも「あの日はやばかったよね」だけで言語化できない全てを共有できる。
サマソニの翌週、RIZEのポップアップショップでTシャツに家紋を刷ってもらったのだが、私の顔を見た瞬間、ジェシーは「サマソニやばかったね」と言った。
10年くらいBONEZを見ているけど、こんな気持ちになったライブは初めてだった。長年見てきたバンドのライブで、今回のような全く新しい体験をすることってそうあるんだろうか。
47AREASの横浜、幕張のSUNTOWN、男鹿、2024年は本数こそ少ないものの凄まじいライブが多すぎる。
もう抜かれるキモが残っていない。