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知床旅行記1



「食は知床にあり」



この言葉をご存知でしょうか。

道産子には馴染み深いフレーズで小さいころからテレビを通して脳と体に刷り込まれてきた言葉です。


ただ知床は北海道の東の果て、簡単にいうと一番右っ側にある都市です。なので左側の民はほとんどの人が行ったことがない場所です。(※百恵ちゃん調べ)


北海道の中でも割と中央らへんにある百恵ちゃんの地元からの移動時間を調べてみると車で高速を使って約5時間、電車とバスを乗り継いで8時間半ほど、歩いて3日だそうです。

相当アクティブな気持ちが降ってくるかだいぶ病んでる時にしか行かなさそうなところです。



知床はヒグマの生息地として有名です。


東京に出てきてからというもの「やっぱり北海道出身だし熊みたことあるの?」と聞かれるたびにまるで非道民のような気持ちになっていた百恵ちゃんは最近“ならば熊を見ればいいじゃない”という危険な思想に陥っていました。

そしてあることに気が付いたのです。


地元から知床に行くより東京から知床に行く方が断然楽だということに。


ということで毎年行っていた離島への回復の旅を今年は知床旅行に切り替えました。

さよなら南国。久しぶり北国。

ちなみにワタクシ田渕百恵は旅行に関してのみ計画段階からかなり練り込むタイプです。
そのため数ヶ月以上前から計画をはじめます。
早朝の便で現地に向かい、夜の遅い便で帰ってくるまでミッチミチに予定をぶち込みます。
もちろん雨天の場合のプランBも用意しておきます。

今回も例外なくミッチミチにプランを練りこみました。その結果なかなかよい旅になったのでご紹介していきたいと思います。


1日目

前日お酒を飲んでいましたが朝4時に起きて7時発の飛行機にのりました。

フライトは1時間半ほど。たどり着いたのは女満別空港。

レンタカーを受け取りドライブをしながら斜里町のウトロという街へ向かいます。
北海道の道は広くて車通りも少ないので久しぶりの運転でも割と大丈夫です。

途中あげいもという北海道でも何故か道の駅や峠でしか見かけないソウルフードを食べました。

あげいも(摩周湖で食べたやつだけど)

じゃがいもに衣をつけて揚げたと思われるこの食べ物が結構うまいのです。ほどよく甘くてサクサクしっとり。


ウトロまでは女満別空港から1時間半ほどで到着します。途中寄り道したのと頻尿のせいで2時間くらいはかかったと思います。

道中、『天に続く道』といわれている道を逆走します。

バックミラーから見えた天に続く道はとても綺麗でしたがめんどくさいので車は停めずそのまま通過しました。


ウトロに着いてからはまずは腹ごしらえ。1時間前にあげいもを食べたとは思えないスピードで海鮮丼をたいらげました。お店は『かにや』というところ。本当はウトロ漁協婦人部食堂というお店に行きたかったのですが並んでいて断念。かにやは同じくらいの評価なのに少し離れているせいかすいていたのでおすすめです。

4食丼(カニ、いくら、ウニ、サーモン)

幸せ。しばらく続いていた胃痛からの解放。
4000円で得られる幸福。

海鮮丼は酢飯派でしたがご飯もありだなって宗派を変えられそうになるほどおいしかったです。


13時からはゴジラ岩観光の知床観光船にのって知床岬ツアーに参加しました。

ゴジラ岩
なんとかの滝
絶壁と知床連山


その後ツアー中ルシャ湾に到達したときに幸運にもヒグマの親子の散歩を見かけることができました。望遠鏡で見てやっと見れるくらい遠かったけど悠々自適に過ごすヒグマかわいかったです。(見るのに夢中で写真ない。見たい人はググって。)

これで今回の目的の一つの「やっぱり北海道出身の人は熊みたことあるの?」の質問に真顔で「ねぇよ。」と言っていたのが「あるよ。」と、答えられるようになりました。


しかしここで風が強くなり船長判断によりツアー終了。

帰ってきたら行けなかった分のお金が返金されました。手厚い。船長のお話も楽しかったしまた今度リベンジしたいです。


ゴジラ岩観光に歩いて行くまでの帰りに近くにあった鹿屋?さんで

鹿の骨を買いました。
まるで修学旅行生の買い物。

お値段はなんと1100円!
安い!

エゾシカの角は5月6月になるとポロっと取れるらしく結構山に落ちてるらしいです。

老後は鹿の角を売って細々と生活したいと思います。


ゴジラ岩観光からホテルまでは歩いて3分ほど。

1日目に泊まるのは今回の旅の目玉のひとつ『北こぶし』というホテルです。

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