#3 指定校推薦で大学に入学した話①
「指定校推薦」
皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか?
プラスとマイナス。どちらのイメージもあると思います。
私は指定校推薦で大学に入学しました。
今、このnoteを読んでいる方は指定校推薦に関心があると思うので、私の実体験について書いていきたいです。
高校について
高校は県立の普通科。
いわゆる普通の高校でした。
偏差値も高すぎず、低すぎず。
そのため、学生は国公立から専門学校とそれぞれが自分に合った進路選択をしました。
確か、浪人は少なかったかのように思えます。
先生は受験やそれぞれの進路に手厚く向き合ってくれていました。
昔は今よりもより偏差値が高かった高校だったのでその名残で指定校推薦の枠をいくつか持っていました。
聞いた話ですが、指定校推薦のために高校を受験した子もいたそうです。
高校時代の成績
指定校推薦で大学に行ったと言うと最初から狙っていたかのように思われると思います。
しかし、実際は違います。
高校一年生の頃から東進衛生予備校に通って一般入試に向けた対策をしていました。
最初は東京の私立大学を志望していました。
当時はマスコミ業界に興味を持っていたので漠然と高学歴になりたいと考えていました。
加えて、一人暮らしをしてみたかったので県外の大学を志望してました。
私の通っていた東進はテスト期間はテスト勉強をメインにさせてくれました。
校舎によっては全く東進の教材以外の勉強をさせてくれなかったりするらしいですね。
東進時代の話もどこかで書きたいです。
そのおかげもあり、私の成績は学年320人中の10番代から20位くらいでした。
当時は自分って結構頭いいのでは?と調子に乗っていましたが、今考えると先生がきちんと勉強すればある程度取れるテストを作ってくれていたように思います。
指定校推薦という可能性
さて、なぜ一般入試を見据えていた私が指定校推薦に可能性を見出したのか。
それは、高2の3学期の三者面談がきっかけでした。
当時の担任は進路指導部のM先生。
M先生は当時3年目の若手の数学の先生でした。雰囲気はほんわかした感じでした。
M先生はこんなことを言ってくれました。
「内申良いから指定校とか考えてないの?」
私は自分に指定校推薦という道があることにここで初めて気がつきました。
そこで私が今通っている大学名を出したらいけるんじゃない、と言ってもらいました。
進路指導部の言葉は強いです。
母親も指定校取れたら良いね、と言い出したこともあり私はここで指定校を視野に入れて勉強を始めました。
焦りの中での進路選択
高校3年生。
高2までは和気藹々のムードだった高校も受験一色へ変化しました。
当時の第一希望だった東京の私大は河合はDで東進ではE判定。記述模試でC判定。
これにはだいぶメンタルにきていました。
本当に自分の行きたい大学ってなんだろう
自分だけ上手く行かない気がする。
このことばかり考えていました。
一学期の後半にはクラスメイトの三分の一が自己推薦の用意を始めたり専門学校の子は合格をし始めたりしていました。
これにはかなり焦りました。
周囲は進路に向けて早くから行動していました
そんな中で私は自分の行きたいことに真剣に向き合った結果、なんでも幅広く学びたいと思うようになりました。
そこで総合政策学部という道が見えてきました。
さらに別に東京じゃなくても関西もいいな、と思うようになりました。
担任のN先生に相談をしました。
N先生は学年主任の強面の先生。
N先生はこんなことを言ってくれました。
「ルートとして一般受験が王道だとしたら指定校や自己推薦は分かれ道かもしれない。だけど、少しでも合格の可能性を上げたいんだったらその選択肢もありだと思う。だって、推薦を使えるのは三年間頑張ってきたから」
ここでだいぶ指定校推薦に気持ちが偏るようになりました。
とはいえ、指定校推薦の条件が掲示されるのは9月でした。
つまり、夏休みの時点ではまだまだ一般入試を受ける可能性が残されていました。
夏休みは東進に通い、大学の過去問を解いていました。
私立志望だったので国公立志望の友人と比べたら量は少なかったと思いますがそれでも大変でした。
東進生にはおなじみの高速基礎マスター(高マス)で日本史と英語の単語をやって過去問解いて見直してノートにまとめて毎日が終わりました。
そして、9月の後半。
運命の指定校推薦の条件発表の日がやってきました。
今回はここまでにして次回に続きます。
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