私の父親はクズでした
ちょっと間が空いちゃいましたね。飽き…じゃなくて、まあいろいろあって落ち込んでいました(SNSなんか見るんじゃなかった)
落ち込んだ原因はいろいろあるんですが、その中の1つがこれ。
お笑いトリオ、ぱーてぃーちゃんの頭脳を担うすがちゃん最高No.1さんのエッセイ。
12歳で一人暮らしを余儀なくされたすがちゃん
の生き様が書かれたこの本は、一つ一つのエピソードがかなり強いのに、胃もたれすることなくサクサクと読めてとても面白かったです。
なかなかディープな出来事なのにすがちゃんのツッコミや書き方で笑いに昇華しており、でも時折心にじんわりとくるせつなさがまたいい味を出しています。
なんでこの本を読んで落ち込んだかというと、昔の事を思い出したからです。
私の父親は
【アル中】【無職】【DV】
というエリートクズ野郎でした。
働きもせず毎晩飲み歩き、帰ってきたら母や祖母を殴り、時には子供達にまで手が及び、家中の壁に穴を開けるハイパーゼネラルウルトラエリートクズ野郎です。
私が小さい頃はこんな感じじゃなかったんですけどね。物凄く短気だったけどちゃんと働いていたし、プールとかキャンプとか遊園地とか温泉とかも連れてってくれたし。
おかしくなっていったのは小学校高学年の時。その頃からお酒を呑んで暴れることが増えていきました。父親が帰ってきそうな時間になったら3階の子供部屋へ行き、明かりをつけずに声を潜め、4人姉弟で震えながら父親が暴れ疲れて眠るのをただひたすら待っていました。
母親が泣きながらもうやめてくれと懇願する声は忘れたくても脳にこびりついて離れないです。
中学1年生の時に「そういえばこいつ働いてなくね?」と気づきました。
ただこの後姉に聞いたところ、「そうだよー」とあっさり返されたので、多分もっと早い段階で無職になっていたんだと思います。
母親は正社員で調理師(いわゆる給食のおばちゃん)で働きながら、夕方から靴屋でパートのかけもちして働いていました。
それでも全然お金は足りません。
同居している祖母(父親の母親)は裁縫の内職?をしながら夜間のパチンコ店清掃のパートをしていました。
ここだけ読むと老体に鞭を打ちながらも懸命に働く強い祖母、という印象を抱きますが実はこの婆もかなりの厄介者。
一言で表すなら
【宗教狂いの男尊女卑BBA】
です。
本当に一癖も二癖もある祖母で、あの父親の母親なだけあります。正直に言おう、嫌いです。
父親があんな人間になったのはこの祖母が原因なような気がする。
何の宗教かは言えませんが働いたお金は全部宗教に注ぎ込んでいたので、当然1円も家にはいれてくれませんでした。
子供達も一番上の姉でもまだ中学生なのでバイトすることもできず、母親の実家からちょくちょく援助を受けていました。
でも足りないですよね。だって父親が働いていないんだから!!!
電気?止められたことあります。テレビで野球観れなくてキレてたけど知らんがな。
ガス?止められたことあります。水で髪の毛洗うとむっちゃ軋みますよ。
学費?滞納してました。先生からよく督促の封筒貰ってました。
食事?すごくお腹空いてたよ。とうとうお米も買えなかったからしばらくすいとんで暮らしていましたよ。
借金?勿論してました。よく電話がかかってきてその対応させられましたよ。1回借金取りから怒鳴られたけど知らんがな。
とまあこんな感じに、本を読んでいたら昔のことを思い出して大層気分が悪くなってしまいました。おえー。
しかもこれまだほんの一部だし。まだまだ書いてないことがいっぱいありますし、なんなら大人になってからもいろいろありました。
でも本を読んだことは後悔していないです。むしろ私の中で決まったというか…。
自分の人生に今一度向き合おうと思い、ちょっと書いていこうかと思います。
大層な事は書けないし正直自己満足でしかないんだろうけど、そしてどこまでやれるのかわからないけど、とりあえずやってみます。
あと父親は世間体をかなり気にするから恥を晒してやるぜ。
もうこんな時間なんで寝ます。