あなたの好きな色は?
好きな色は何?と中学生の娘に聞かれました。
それは愚問だという価値観で生きてきたのですが、それについては人それぞれの価値観でよいという価値観で生きているので、そのような悟りを開いた賢者のように答えるつもりが、「好きな色というか、よく選ぶ色は秋みたいにくすんだ緑とか黄色とか茶色とかの色やね。あ、グレーもやわ。あ、そういえば、パステルカラーは絶対選ばんわ。似合わんから。」とボリューミーかつ具体的に答えてしまいました。「好きな色を問うのは愚だと感じているワタシ」という自惚れは破壊され、より自分に似合う色を選択しようとする卑しき自惚れが露呈してしまいました。
娘は、「わかる。」と言っていました。
わかって本当によかったです。
わかりにくかったと思います。
それでも娘がわかって、本当によかったです。
そんなこんなで、どうでもいいことはどうでもいいとして。
グレーってええやん。って気がつきました。
グレーでええやんって。ナイスチョティスタント。何にも属さない感じが、誰にでも似合いそうな感じが、なんかええ感じやんって、気がつきました。ええ感じの色はグレーなんやんって、今、燃え上がってきました。
燃ゆるは、オレンジみたいな赤。語感は、お遍路みたいな旅と似てますね。
ほら、そんな愚問のせいでこうなりますやんと思わなくもないのですが、それはそうと、グレーはええ感じやんと感じたので、また誰かに好きな色は何?と聞かれたら、「好きな色というか、よく選ぶ色は秋みたいにくすんだ緑とか黄色とか茶色とかの色やね。。あ、そういえば、パステルカラーは絶対選ばんわ。似合わんから。でも、グレーは好きやわ。」
と答えて好きな色を問うた人をきっぱり満足させられる人になりたいというか、