旗と紙飛行機と私(2回目の「WE R!」)
もう開催期間は終わりましたが、先日5/15、終了前に滑り込みで2回目に行ってきました。
1回目に訪れたのは3月中旬で、まだ11thの音源やMVの公開前。公開後もう一度行きたいなと思っていました。
自分用に整理した意味合いが強いですが、気付きをまとめてみました。
*そうそうさん、なめたけさんをはじめとした皆様のnote、そして本信光理さんのXのポストを読ませていただき、今回は「旗と紙飛行機」に着目して見るぞと、行く前から決めていました。(特に上記お三方には、解釈に多分に影響を受けております。ご容赦ください)
おかげで、今回の訪問は「展示会を鑑賞したなぁ」という充実感がありました。刺激をいただいた皆さまに感謝です。
旗と飛行機の意味するところ
旗の意味:メンバー「一人ひとり」が考える、日向坂というグループのありたい姿。
↓
旗は、ずっと個人が持っていたものなので、メンバー個人が形作るものと考えました。
(最後に改めて記述)
紙飛行機の意味:「グループ」としての自己概念。
↓
みんなで1体の紙飛行機を飛ばすので、メンバー個人というより、グループとして操縦するものと考えました。
第1章 突然の旅人
旗の重なり。リレーのバトンのよう。
旗を持たない方の手も何かを握るような形をしている。
年表でグループの歴史が始まると同時に、パネルの四期生から旗が先輩に渡されていく。
一期生からではなく、四期生から始まっているのは、新参者がグループに新たな原体験をもたらしたからでは。
もう片方の手で握っているのは、当時の先輩たちの思いか。姿は見えないが思いを馳せているように見える。
第2章 向かい風の挑戦者
章の最後で紙飛行機が現れた。
向かい風を走ることで相対的に大きな風を受け、紙飛行機を飛ばせる気流を生み出した。
グループの自己概念=持ち味や自分達らしさが定まり、グループとしての叶えたい夢を乗せて飛ばせる準備ができた。
第3章 上昇気流の少女たち
紙飛行機が投げられた。
みんな思い思いのポーズをしつつ旗を持つ。一人ひとり想いを持って、改名スタート。
しかし紙飛行機は、手元から離れて高度を上げどんどん大きく。手の届かないところへ昇っていったことを表しているのでは。
第4章 頂きのヒル・クライム
旗を大きく掲げドームの上で誇示するメンバーと、向かい側から見つめるメンバー。向かい側のメンバーの手に旗は無い。
ドームはグループとしての目標となった。
実体のある自分達らしさではなく、「ドームを目指す自分たちは、こうあるべき」に替わっていたのでは。
コロナの中でのすれ違いも一因に違いない。
紙飛行機はドームを最後に視界から消えた。
第5章 未来を見つけにいく人
パネルの手は何も握っていない、握る形すらしていない。苦悩の姿勢。
展示空間は曲がりくねった狭い道、暗い。
第6章 WE R!日向坂46
ひらほーが四期生の象徴として紙飛行機をキャッチ。
「他から与えられた」自己概念ではなく、新参者を通して、「自分達で掘り起こした」ことの重要性。
「こうあるべき」ではなく「こうありたい」。個人的には新参者の円陣の掛け声にすべてが集約されていると思う。
先輩たちも新参者に触れることで、グループの自己概念として改めて共通認識化。
紙飛行機をキャッチしたあと、旗を持つ四期生は前をしっかり見ている。どんどん大きくなり、存在感を増していく。
最後に一人ひとりが持っていた旗を投げて、、、実物の旗を読むことで、私たちはそこに書かれていた内容を知ることとなる。
改めて、旗の意味を考えてみます
展示ゾーン最後、メンバー一人ひとりの手書きの旗が刺さっています。
それまで手に持っていた旗の裏側に、何が書かれていたかここでわかります。少し抜粋しておきます。
これを見るに、ディレクターはメンバーに、旗の裏に何を書いて欲しいと依頼したのでしょうか?
・・・私ならこう考えます。
「あなたが考える、日向坂というグループのありたい姿はどのようなものですか?」
旗に書かれていた言葉には、グループのありようを語るフレーズが多いように思いました。
それは、一人ひとりのグループに対する思いが言語化されたものだと思います。
展示内のパネルはこの旗を持っていたんだと思うと、パネルの写真がみな愛おしくなってきました。
おわりに
タイトルの「旗と紙飛行機と私」は、ただなんとなく「部屋とYシャツと私」が頭に浮かんだからで、、、深い意味はありません。
また、会場の中では、旗と紙飛行機を持つメンバーをずーっと眺めては、何度も行ったり来たりしていましたので、挙動不審だったかもしれません。スタッフさんの目線を感じつつ、、、でもじっくり見られてよかったです。