ヒゲ脱毛をするか否か
何を隠そう、ゲイ30代の僕はヒゲ脱毛済みである。
脱毛のメリット
とにかくヒゲそりの時間が無くなったことは大きい。いまはマスク生活のため、ヒゲをちゃんと剃らない人もいるかもしれない。僕はお堅めの職場で、わりと身だしなみを求められる環境だったことも大きかった。
なにより、朝ギリギリまで寝ていたい僕にとって、朝の5分は普段の30分くらい貴重な時間。とにもかくにも、そんな毎日の5分が不要になったことも、めちゃくちゃ大きい。
費用対効果
僕の場合は、鼻下、ほほ、あご、あごした、費用は15万程度だった(約2年間、数ヶ月に一回のペースで、施術は30分程度)。
個人的な調べではクリニックの医療脱毛の方が効果的で、エステなどの美容脱毛はおすすめしない。高い費用を払うのだから、確実な効果をとりにいくべきと思う。
さて、これからの人生においてひげ剃りかける時間はどのくらいだろう?
1日5分ヒゲ剃りに時間をかけているとしよう。平日のみとして月に約20回とする。月にかける時間は100分。一年間では、1200分になる。
僕は30代で脱毛をしたので、仮に脱毛しなかった場合は、65歳まで働いたとすると、残り約35年間。35年間で、42000分(700時間)。
つまり、約30日(一カ月)。
ヒゲ剃りだけで、1ヶ月間
あくまで僕の場合だが、単純計算で、人生にヒゲ剃りだけに1ヶ月も時間を費やすことになる(一カ月間、ただずっとヒゲ剃りだけをしていると想像したら、僕はちょっとゾッとした)。
計算上では65歳までなので、もっと長生きすると考えればさらに伸びる。一回5分以上かけている人であれば、もっと必要時間は伸びるだろう。
そして、電動シェーバーを使う人は、刃の交換や、電気代などの、ランニングコストもわりと馬鹿にならない。
肌荒れがなくなる
僕はそこまでひげ剃りで肌荒れはしにくいほうだったが、ヒゲが濃いひとほど、その可能性は高くなるらしい。ヒゲを剃るたびに、微細な傷をつけることになる。ときには炎症したり、血が出るくらい切ってしまったり、皮膚が薄い人は徐々にと赤黒くなって、酷いと色素沈着してしまうという。
そんな心配は一切なくなる。
ジョリジョリ感
正直これはどうでもいいと言えばいいのだが、例えばキスをするときや、パパが子供に頬ずりするとき、ヒゲが濃い人のジョリジョリ感は耐え難いものがあるそうだ。
とくに、肌の薄い女性や、肌が柔らかい子供にとっては、おろしがねレベルで凶器なんだそう。
スキンシップをするとき、相手のことを考えると喜ばれるだろう。
僕自身も、スベスベの男性とのキスほうが、断然嬉しい。
脱毛のデメリット
ちなみにゲイには、短髪、ヒゲありの男性がその象徴とされている分類がある(イカニモ系というらしい)。
ヒゲ=男性らしさ、ワイルドさの象徴で、より男として男が好きという形を表す意味で好かれるのかもしれない(たぶん)。
ストレート男性でも、ヒゲをデザインしてファッション的にワイルドさを出し、オシャレを楽しむ方もいるだろう。そんな、メリットが脱毛すると永久に失われることになる。これは悩みどころだ。
ただし、僕の考えでは、ヒゲをファッションでデザインできる人は、必ず清潔感を大切にしていて、ワイルドさが似合うことを理解しているということがあると思う。
ヒゲが似合う人とは
身も蓋もないことをいうが、残念ながら、一言で言ってしまうと、イケメン以外にヒゲは似合いにくい。
しかも、イケメンなら誰でも似合うかというと、そうではない。ヒゲをデザインすることで、ワイルドさが似合う人に限定される。
よく外人はヒゲが似合いやすいのに、なぜ日本人は似合いにくいのか?といわれるが、それは毛が黒いから。黒はそれだけで、主張が強く目立ってしまう色。丁寧に剃っても、ヒゲが元々濃い方は口周りが青く残ってしまうこともある。白人などの毛は目立ちにくいわけだ。
例えば、似合う代表としては、俳優のオダギリジョーさん。これで、アラフィフというから、驚きだ。一般人だと、なんとなく目元にあるクマは不健康そうにみえるものだが、彼の場合はクマ込みで、ワイルドに見えるから不思議だ。
彼はうっすらヒゲを残して、ちゃんと丁寧に整えていることがわかる。
次にアーティストでは、King Gnuの常田大希さん。彼のヒゲがない姿をみたことがない。おそらく彼は童顔なので、ワイルドさを出すために、意図的にヒゲをデザインしているのだろう。ワイルドさを強めるため、オダギリジョーさんよりは濃い目に整えていることがわかる。
イケメンなら似合うのではなく、あくまでワイルドさが似合うことが前提だと思う。
なぜジャニーズ系のイケメンはヒゲを生やさないのか、それは似合いにくいことを理解しているからだと思う。もちろん女性が総じて、ヒゲを好まないからというのもあるだろう。
Hey!Say!JUMPの山田涼介さんはイケメンだが、可愛い、キレイ、そんな中性的な雰囲気な人であって、ヒゲは似合いにくい。彼がヒゲをはやしても、なんとなくチグハグ感があって想像できない。
僕はというと、わりと中性的な見た目であることを自覚している。つまり、ヒゲが似合わないことをよく理解している。将来、ヒゲをデザインすることはなく、オシャレは別のことでするだろうと判断したのだ。
脱毛はどこまでするか
最近の若者は、全身つんつるてんにする人もいるようだ。ゲイ界隈でも、積極的にしているひとも多い。
僕はそこまでする必要はないと判断した。
アンダーヘアまで脱毛することは、旅行で大浴場にいくとか、サウナにいくとか、人の目に晒されるとき、どうしても恥ずかしい。
アンダーヘアがないとあそこが根本から見えて、大きく長く見えると主張する人もいて、それは一理あると考えている。ただし、それはつんつるてんにする必要はなく、アンダーヘアを適度に切って整えれば済む。
ボーボーに生やしっぱなしの人は、是非一度、適度にアンダーヘアを整えてみよう、明らかに清潔感が高まり、あそこが大きく長く見えるという嬉しい実感が湧くはずだ。
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