【エッセイ】実はさ、、、
【読み終える時間】2分程度
えっ、、、
友人がケガをした。大学1年の夏だった。
友人は既に働いていて、仕事で
ケガをしたようだ。
それが原因で、しばらく仕事を休むことに。
彼はすごい真面目なやつで、
休職中も勉強を欠かさなかった。
僕は大学が後期になり、
全休ができて時間があった。
「平日あそぼーぜ」
「いいよ」
そんなやり取りから、彼が休職の間
毎週遊んだ。
キャンプ、ゲーム、カラオケ。
高校の時、コロナで失った青春を
取り戻すように楽しんだ。
その瞬間はただ楽しかった。
ありがとう
彼のケガも回復し、仕事に復帰した。
僕は後期が終了し、冬休みでたくさん
バイトをした。
その後も彼とは、地元のイツメンで交流が
あり頻繁に会っていた。
1年くらい過ぎた。
「ケガして1年たつなー」
サウナ帰りに彼がつぶやいた。
僕もその頃を思い出しながら、
「あの時はめっちゃ遊んだよなw」
「そうそう、お前には感謝してる」
「なんでよw」
僕はなぜ感謝されたのか疑問だった。
「お前が連れ出してくれなかったら、家で病んでた気がするw」
たしかに。
僕はそんなつもりはなかった。
最初は元気付けたくて遊んでた気持ち
もあった。
だけど、次第に楽しい感情に動かされるまま
時間を過ごしていた。
「俺もありがとな。大学で友達少ないから、楽しかった。」
実は僕も彼に救われていた。
新生活に慣れず、大学という環境にも
いまだ、適応できずにいた。
彼と過ごす時間は、笑いが絶えなかった。
今でも交流は続いている。
なんでも話せるし、素でいれる。
冗談もバカ笑いも、共に過ごしてきた。
「ありがとな」
今度会ったら改めて伝えよう。
出会えたこと、共に過ごせたこと。
当たり前じゃないんよな。
友を大切にしよう。
自戒の念をこめて。
よりみち
この記事を読んでもらってるのも、なにかの縁。
ぜひ、ほかの記事も読んでみては。
それでは