【ガールズバー体験入店3】丁寧なのに怖いボーイ
面接
3店舗目は1,2店舗目とは駅を変えてみた。今度の地域は私でも知ってるような夜が有名な繁華街で、目的の店舗に行くまでの間にビカビカ光る無料案内所があったり、真っ黒のスーツを着たキャッチがたくさん立ってたり、結構怖かった。いざ着いたと思ったら古い雑居ビルで、まあガルバなんて大体そんなもんなんだってもう分かってきてたけど、女子ウケのいい綺麗なレストランにしかいかない私にはやっぱりなかなか抵抗があった。
でも、そんな外観とは打って変わって店内はかなりキレイで、シャンデリアとかあったりして、今までいった2店舗とは全然違った。
「こんにちはー」って呼びかけたら、中から30代くらいの中途半端に禿げたおじさんがでてきた。この人が副店長だった。
ご丁寧にカラオケルームに案内してくれて、お茶まで出してくれた。なんか胡散臭いくらいに腰が低くて、逆に不気味だった。ライアーゲームの福永とかも最初めっちゃ人がいいじゃん。あんな感じ。あと関係ないけどめっちゃ口臭かった。千鳥のノブが大悟の息匂って「口が腐っとる!」っていうやつあるよね?ドリンクの説明聞きながらずっとノブの声が脳内再生されてた。
求人サイトに「オープンしたばかりだから女の子もみんな仲良し!」と書いてあったけど、もうオープンして4年くらいたっていた。
面接のときに書く紙に希望時給ってあったから求人サイトにでかでかと書かれていた金額を書いておいたらすごいびっくりされて半分以下の金額が告げられた。そもそも「エリア内最高時給」って書いてあった気がしたけど、求人サイトの嘘は夜の世界かなり顕著だった。
夜の世界ってどこに怖い人の影があるのかわからないし、ごねたらなんか怖いことあるかもしれないし、頑張って交渉成功したとしても数百円上がるだけだろうし、とか考えたらもう飲み込むしかないよね。
入店
駅を変えたからか店がいいのか、お客さんの質がすごい良い感じがした。でもそれも含め、良くも悪くもなく。特筆すべき事項もなし。
面接のときには出会わなかった男の人がいて、その人が店長だった。副店長は腰が低くて胡散臭かったけど、店長は普通に優しかった。体入の時わりと暇で立ってたら「座って待ってていいんだからね」って声かけてくれた。その感じが夜の世界の人とは思えなくてなんか拍子抜けした。
でも、あとから気づいたんだけど多分一番怖い人ってそれさえも隠して普段は温厚にしてるんだよね。映画とかでもヤクザのトップって普段温厚にみえるあの感じ。直接怖いことをされたわけじゃないんだけど、なんとなくそういう雰囲気を感じた。
そして、このあと2店舗行って、結局このお店に本入店することにした。散々書いたけどいいところもいっぱいあったからね。おもんないからわざわざ書かないけど。
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