中学時代
甥っ子が中学を卒業した。
ついこの間生まれたような気がするが、もう高校生になるのか。
弟が、卒業式の写真を送ってくれた。
見ていてビックリしたのは、担任の男性教師が若くて袴姿だったこと。
生徒一人ひとりにメッセージをくれたようで、甥っ子宛のものも一緒に送ってくれた。
名前を呼び捨てで呼んでいた。
私たちの頃には考えられない距離感である。
自分の中学時代を思い出してしまった。
私の担任も、若い男性教師だった。
恐らく彼も、青春らしいことをしてみたかったに違いない。
しかし、私たちは誰一人として、それを許さなかった。
そういう時代だったのかな、とも思う。
シラけていて、熱くなるのはカッコ悪いという雰囲気だった。
苗字ではなく、名前で呼んでこようものなら、全力で拒否したはずだけど、それを察してなのか、そういうこともなかった。
でも、甥っ子みたいな方が、学校生活も楽しかったろうと思う。
私たちみたいに、シラけたり、強がったりしてると、青春らしいこともできなかった。
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